叱られ役の子供
姉妹の喧嘩は、ほとんど
私が謝る事で決着した。
悪くなくても私が謝る事で
丸く収まるから、
姉はもちろんの事、両親も
それを望んでいたと思う。
その幼い頃からの繰り返しで
姉の「普通」の感覚は
おかしくなったのだと思う。
いつも自分は正しい。
常に自分は悪くない、
出来の悪い妹を、いつも
面倒見てあげている。
いいお姉さん。
中学、高校の私の友人達は
優しいお姉ちゃんがいていいな。
しっぽなの、お姉ちゃんの妹に
なりたい💕と羨ましがった。
世の中の子を持つ親御さん
子育て中のお父さん お母さん。
兄弟げんかで いつも叱られる子
注意される子、怒られる子
それは本当に公平ですか?
内容と現実を精査せずに
誰か1人を怒る事で決着が付く
その判断に、時間短縮したい
大人の甘えはありませんか?
何を言い返しても、
4つ年上でIQの高い姉には
勝てなく私は言い負かされた。
母が1度だけ姉に
「しっぽな に謝りなさい」
と言った事がある。
親が見ていない所で
私に分厚い国語辞書を投げた。
角が私の額、おでこに当たり
軽く出血、その証拠をもとに
お姉ちゃんが やった と
初めて信じてもらえた。
私の言い分が通ったのは、
後にも先にもその1度だけです。
姉に注意する事に慣れない母は
「しっぽなに 謝りなさい」
と言いながら少し笑っていた。
ちゃんと謝るか?確認する事なく
母はすぐ立ち去ってしまった。
その結果、私は姉から
謝られていない。
私が小学校4年頃の出来事。
私の訴えが初めて認められて
しばらく本当に嬉しかった。
けれど、本当の不幸は
それから始まったと思う。
姉はより一層、慎重に
証拠を残さない形で、地味に
嫌がらせする様になったから。
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