歳の数の仕事をしてみたけれど 26歳編

僕は生まれてから今まで暇と言う言葉が嫌いだ。

何かしてたい、あわよくば誰かと時間を共有したいしさらに言えばお金もほしい。
能力がないゆえに時間をお金にかえる人が非正規雇用者になるということを幼い頃から両親から教えられていたこともあり、今思えば両親は避けてほしかったのだろうがそれが非正規雇用者の醍醐味なのではないかと中学生のときから考えていた。
能力はなくても身体があれば暇も潰せて責任も軽くなりお金ももらえてしまう理想の形態なのではとさえ考えていた時期があるくらいだ。

昔話はさておき、今回は社会復帰のために正規雇用を目指し就職活動をしようと考えて今の職場を離れることにした記録と正規雇用へのマイルストーンとして残そうと考えた。
うつ病のダウナー期を越え半ば躁状態の筆走りで書くため、前の二つの投稿とは毛色が変わるかも知れない。

ただ、遍歴を書いていくだけでは携帯のメモ帳と変わらないため、過去に働いたなかで面白かった仕事、働く上でコスパのよかった仕事を書いていこうと思う。
僕のなかではこの先僕を監視する目というのが大切だと考えているため、少しでも周りの人やこれから非正規で働き直そう、少し休もうという人にとって有益な情報を記したい。

まず始めにタイトルにある通り今の職場で26個目の職種についた。もちろん序盤にもある通り非正規雇用なので特殊な技能等は必要のないものばかりなのでなにも誇ることはできない。むしろ16歳から26歳でそんな色々バイトしてどうしたの?という状態であるのを前提として理解してほしい

今までにやった仕事は
コンサートスタッフ、ホテルのクローク、某巨大通販会社の倉庫、お菓子のベルトコンベア包装チェック、メイド喫茶のキッチン、塾講師、調理、バーテンダー、ライブハウススタッフ、スタジオレンタル、コンビニ、運送業、居酒屋、パチンコの打ち子、漫画喫茶の受付などなど飲食接客をメインとした仕事がメインでたまにつまんで変わった仕事を入れるといった形だ。

元来暇が苦手なので予定に隙間があると日雇い募集のサイトなどを使ってピンポイントに予定を埋める日々をここ8年くらい過ごしていた。
大学にも不定期に通ってこそいたが出席というものが採点要項に含まれるものはほとんど履修がかなわなかった。
ただ、他の人とは違う経験をしているというある種の錯覚が僕の感覚を麻痺させていただけということに最近気付けた訳だが、今回はその点については述べない。

上記の中でコスパがいいバイトとして自信をもって言える職業について何個か書いていこうと思う。

このコスパとは賃金と職務内容が働く側に有利に傾いているという意味だ。

塾講師(個人に限る)

税の申告がめんどくさいことを除けばダントツで楽だった。
やり方は大手の個別指導に入り、各家庭に配属されて時期と家庭を見ていけそうな人を見つけたら個人契約に切り替え、即大手を辞めるというやり方だ。
時給も設定した金額(僕は大手の7-8割がけ)を直接もらえるので12月1月だけで1家庭30万弱もらえるところもあった。
あとは生徒が受かったとき凄く綺麗な嬉しい気持ちになることもメリットに含んでも良いかもしれない。

漫画喫茶の受付

業界でもっとも水準が高いであろうお店だったが、実情として働く側にとってはあり得ないほど楽な仕事であった。
汚物に対して耐性があるならば賃金は安いものの、業務中に他の勉強ができるくらいの時間にゆとりのある仕事なのでおすすめしたい。
また、引きこもっていたり、躁鬱の人、社会的活動が苦手な人にとっては接客業なのに客とそこまで会話しなくてよい業種なので強くおすすめしたい。

バーテンダー

僕は銀座と渋谷のお店で3年くらいバーテンダーをしていた。
バーに来る人間というものはいい人も悪い人もたくさんいるけれど皆共通してそれなりに成功していて小金持ちである。少なくとも、僕のお店ではそうだった。そういった裕福な人間とのコネクションは普通のアルバイトで非正規雇用者をしてるうちに築くことは難しいがここではそういう可能性が少しだけ分厚いように感じた。
これは水商売すべてに共通するであろう違う社会階級層との邂逅という魅力だが、それはバーテンダーを薦める理由のひとつとしても強いものがある。

番外編

番外編としてパチンコの打ち子というのが上記のコスパの条件だと出てくるかと思ったのだが、よく思い出すとただの奴隷だったためおすすめは絶対にできない。
どうしてもやりたい人はTwitterで時給付きでいろんな人が募集しているからやってみてください。。

ただ、これらは学生、もしくは社会活動が苦しい人への休憩所としてのコスパなので技能や展望に関して一切責任はとれません。
実際今、僕は何者でもないので。

ちなみに会社が脱税をしているところで働いていると職歴扱いできないようで割と人生苦しい事がわかりました。
最近まで2年半働いてた証明ができない苦しさを誰かに共有したくていつもと全然違う文をかきました。

追伸
先日初めてサポートという通知が来て、なにかわからず困っていたら噂の投げ銭システムであることを知りました。
記事に値段を設けた覚えがなかったため驚いたのですが、少しだけ同情してもらえたような気になりました。
僕をみてこんなクズでも生きていれるということを小さな安堵感として各々受け取っていただければ幸いです、では

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