舌がんについて

舌にできた口内炎が1ヶ月治らなかったら、それは舌がんかもしれません。
普通の歯科だと対処は難しいので、大きめの病院の歯科口腔外科で見てもらってください。

舌がんとは

舌がんは口腔がんの一種で、舌の部位に悪性腫瘍が発生する病気です。
この疾患は患者の生活に大きな影響を与える可能性があり、早期発見と適切な処置が重要です。
私の場合、ひと月、口内炎が治らなくて、見てもらったら舌がんでした。

舌がんは、がんの中でも珍しく、希少がんです。
舌がん患者の男女比は約2：1と男性に多くみられます。
年間発生率は4000人ぐらい。ちなみに日本人に多い胃がんの人数が約135,000人。

注意
素人が見ても、口内炎と舌がんの見た目の違いは全然わかりません。すぐに医者に見てもらったほうがいいです。今すぐに。

私の舌がん発見の経緯

舌の裏にできた口内炎が、一月治らない。
しかも、めちゃくちゃ痛い。。。

一軒目、普通の歯科
→もっと大きな歯科口腔外科で見てもらってくださいと紹介状をもらいました。

二軒目
→もっと大きな歯科口腔外科で見てもらってくださいと紹介状をもらいました。

三軒目
→細胞診検査、精密検査のCT、MRIの検査
→行った当日、舌に麻酔を打たれて、舌がんの被疑箇所の一部をメスで切り取られ、舌がんか確認のため細胞診断へ。
→4日後ぐらいで、診断が出て舌がん確定
→手術入院と

歯並びは大事

歯が内側に向いていて、舌と歯が機械的に刺激が常に加わると舌がん出来やすくなります。

舌がんになったあとの対処

１，手術で、舌がんを切り取る
私の場合は、ご飯を食べると毎回痛かったので、問答無用で、こちらを選びました。悪いところを早く切って楽になりたかったです。

２，放射線治療
切らなくて良さそうですが、できる病院が限られていて、待ち時間が長い。
待っていたら、ガンが進行するので、こちらを選びませんでした。

手術

手術の前日に入院。
手術前日の夜ご飯が最後。手術当日の朝6時までは、水飲むのはOK。
朝8時ぐらいに、手術用の服に着替える。
男ですが、エコノミー症候群対策用の白いストッキングを履かされます。
その後、看護士さんに帰ってくる用のベッドを持ってきてもらい、手術室へ徒歩で移動。
手術室につくと、麻酔医、手術を執刀する口腔外科医から挨拶をされてます。
その後、手術台へ寝かされます。
ドラマでよく見る、ベッドの上にごっついライトがあるベッドでした。
感覚的には、まな板の上の鯉とはこんな感じなんだなと思いました。。。

全身麻酔は、リラックスのため前日に音楽が選べました。私は、クラシックを希望しました。他には、Jポップなどありました。
その後、麻酔の薬剤投与用の管を血管に刺されて、酸素マスクをされました。その後は、麻酔をされて眠りに入りました。

舌がんの箇所を切り取りですが、こんな感じです。
舌の切り取りの厚さを例えると、みかんの皮ではなく、夏みかんの皮です。
手術時間は1時間でした。
全身麻酔なので、手術中は眠っているため、怖さも、痛くもありませんでした。

手術後

ベッドごと病室に戻っていました。
手術が終わると、看護士さんから声の「〇〇さーん、〇〇さーん」
で、目覚めました。

戻ってきた後の状態は、
酸素マスクをしていました。
そして、鼻の穴から胃へつながる管がテープで固定されていました。舌を切ったので、しばらく口からご飯が食えません。看護士さんから、あと2時間ぐらいは起き上がるなと言われました。
この時は、胃まで管が通っていて、違和感があるため吐き気が急に襲ってきます。
時間があるので、わたしは、映画を見ることにしました。昔の映画、スタンド・バイ・ミーです。リバー・フェニックス、24のキーファ・サザーランドなど、懐かしいなと見ていたのですが、思わぬトラップがありました。昔見てので忘れていたのですが、仕返しのため、ミートパイを食べたあと、ゲロを吐きまくるというシーンがあったのです。危うくもらいゲロしそうでした。。。

このあと、舌を切ったのと鼻から管を通したため、喉に傷ができたのか、ダブルで痛みが来ました。もちろん、痛くて寝られないほどです。我慢せず、痛み止めをもらってください。この時、第2次世界対戦で、メディック、メディックと叫ぶ負傷兵の気持ちが痛いほどわかりました。。。。

手術後のご飯

・施術後の当日
ブドウ糖の点滴のみです。

・手術後の翌日
400mlの栄養剤を鼻の管から、胃に流し込みます。
医師から話を聞きましたが、お腹を壊しやすいようです。
お腹を壊しそうなので、同じ量の水分を取りました。
口から食べずに、胃に流し込むので変な感じでした。
しばらくすると、お腹にガスが溜まり、腹が張ります。
この鼻から栄養剤を取る食事が一週間ぐらいつづく予定です。

結論

口内炎がひと月、治らなかったら、ガンの可能性あり、早めに対処したほうがいいです。
舌がんに限らず、がん細胞は進行するので、放っておくと虫歯のように悪くなります。
発見と対処が遅いと、命に関わり、舌を全部摘出、がんが全身に転移して手遅れになる恐れがあります。

注意一秒、怪我一生。
健康第一です！

人生は一度きりです。
今日も楽しみましょう！😆👍