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生きてるだけで偉いと褒められたい

こんにちは。

X(Twitter)で、うつ病のブラッキーという名前でのんびりブラッキーのぬいぐるみの写真を載せている者です。

私は「境界性パーソナリティ障害」という心の病気を持っており、

それが発端で仕事のストレスに耐えられず
うつ病も抱えてしまい、仕事が出来なくなった事で今は休養中の身となりました。

私はまだ、20代前半。

周りの友達は当たり前のように、毎日バリバリ働いています。

もちろん元職場にも、同じような年頃の同僚が沢山いました。

でも、みんな頑張ってるのに。
みんな同じように、忙しいのも辛いのも耐えてるのに。

私は耐えられませんでした。

心が弱い自分が憎いような、
耐えられてる周りの子が不思議なような、

仕事の事を考えると、暗くてよく分からない感情になります。


そんな私の鬱になった、きっかけのお話。

私は学校卒業から、自動車関係の中小企業で働いていたけど、
有給使えない、労災隠し、残業代貰えない、退職者続出の典型的なブラック企業で、
ついに転職する事になった。

そこは父の勧めで転職する事になった、ある大企業。
父はそこのちょっとした役職付き。

「親のおかげで入れた」とか
「周りから認められてる」思われたくなかった私は、

人一倍真面目に、誰よりも早く仕事を覚えて、誰よりも残って、誰よりも仕事を出来るようにならなくてはいけない。

あの子は真面目だから評価されてるんだよと、言われるために、死にものぐるいで努力したり自己啓発で資格を取ったりして、認めて貰えるように頑張りました。

そして、上に立つ立場にある父に、私のせいで迷惑をかけてはいけない。

そう思って、しんどくても、嫌なこと言われても、笑顔で過ごしました。


入社したてで配属されたのは、ベテランの御局様しかいない現場。
私より15歳以上 上の方しかいない、魔境のような部署。

「若いって良いわね〜」と何かある事に嫌味を言われ、
分からない仕事を振られて、すみませんこれ…と聞きに行っても、
「どうやるんだったかな〜?」と、2時間くらい放置されるようなイジワルな御局様の集団でした。

「これは部署ガチャハズレたな…」と思いつつ、ここで挫けて父に迷惑をかけるのが1番いけないと思っていたので、

とにかく仲良くなれるように、ヨイショしつつ一生懸命仕事を覚えて、たくさんコミュニケーションを取るようにしました。


でも、それと同時に心は壊れていきました。
なんというか、虚無になりました。
「大人」って、こういうものなのかもしれません。

おかげで入社して半年で、同じくらい仕事をこなせるようになったので、
御局様達も「こいつは使える奴」と認定してくれたのか、急に仲良くしてくれるようになりました。

口を聞いてくれなかったリーダーの女性も、急に馴れ馴れしくなったり、他の御局様もご飯に誘ってくれたり。

急に扱いが変わったので、正直気持ち悪いと思いながらも、やっぱり頭に浮かぶのは父の顔。

父に家で
「御局様がイジワルでしんどいんだよね」と、笑って誤魔化しつつ相談していましたが、

父は
「会社はそんなもんだ」と一点張り。

そんな事を毎日言われたら、仕事の話をしたくもなくなるので、

まぁこうして御局様達が私と仲良くしてくれてるという事は、父に迷惑かからない関係を築けたと言う事だろうな、ならまぁ良かったかなと考えるようにしていました。


リーダーはそのうち私を自分の横に置きたがり、成り行きで私が副リーダーのような立ち位置になり、よく一緒に2人で仕事をするようになりました。

そして、私の後輩がちょこちょこと数名入ってくるようになりました。

私は、自分が入社した時にイジワルな周りにしんどい思いをしたので
自分だけでも優しくしようと思い、思いっきり仲良く接するようにしました。

なので後輩のみんなは、すごく慕ってくれて仲良くしてくれました。

ただ、慕ってくれるのは嬉しいのですが、
仕事をなかなか覚えてくれない。

私はキツく言われて傷付いた経験があった故に、後輩にはキツく言えない性格になっていました。

なので、覚えが悪い子でも
何回も同じ事を聞いてくる子でも
仕事をちゃんとしてくれない子でも

根気強く、寄り添って明るく教える事しか出来ませんでした。

時代も時代で、私が入社した時イジワルしてきた人達はいなくなっていたり、パワハラに厳しくなっていたりでリーダーも強く言えずにイライラして、私に当たってくる。
私にだけ口がキツくなり、仕事の内容もしんどいものを振られ、仕事の量は後輩達の2倍。

後輩達はのんびりと仕事をしているけど、のんびり過ぎてこなせない分のしわ寄せが、更に私にくる。

自分の仕事は定時や1時間残業で終わっていても、後輩達の仕事が終わらないので毎日残業と土曜日は休日出勤。

それに甘えて、一向に成長しない後輩達。

入社して1年半で、役職もない私が
中間管理職のような上からも下からも挟まれて1番仕事しなきゃいけないというしんどい立場になってしまいました。

そして、残業も休日出勤も、私がやるのが当たり前でしょ?という空気感になってしまいました。

でもそれは、私の実力不足だ。
私が頑張ればキツく言わなくていいし、
後輩も傷つかなくて済むし、
皆、疲れない。
皆私みたいに泣かずに済むし、仕事も終わる。
私がやればいい。
私が頑張らなきゃ。
私がやらなきゃ。
私が残らなきゃ。

そんな考えでいっぱいでした。

今思えば、もっと後輩に甘えて
「ちょっと私多くてしんどいよ〜一緒に頑張ろ〜」って言ったり、

上司に「もっと仕事の負担減らせませんか?」と、

たくさん相談すればよかったなと後悔。
後輩達は慕ってくれてたのより、私を利用していただけかもしれないね。

でも、やっぱり甘えれないし
私が弱音吐いたり泣くと、上司が父に話したりするのでそういう姿も見せられず、

頑張らなきゃ。
ただ、それだけ考えて毎日仕事していました。


そうして忙しい毎日が過ぎていたある日、

朝アラームを消して仕事の準備をしようとした時、急に「体が動かない…?」となりました。

何か分からないけど、仕事に行けない。

その日は熱が出たと嘘をついて、上司に休みをもらって1日中寝ました。
でも、次の日も動けない。

すごく、プツンと急に切れた感じ。

燃え尽き症候群みたいな、動けない。

すごい心がしんどくて、涙が止まらなくて、会社の事を考えると怖くて、震えるようになりました。

それだけ無意識の疲れや、ストレスが溜まっていた。
そしてそれに耐えれなくなって、体がストップしたんだと思います。

昔から鬱っ気はあり何回か死のうともしてましたが精神科に行ったことは無くて、でもさすがにヤバめ?と思い、メンタルクリニックに行く事にしました。

メンタルクリニックの先生からは、
「境界性パーソナリティ障害」と言われました。

ハッ、としました。

父によく思われようと、父に迷惑をかけないようにと、父の為に動いてた。

父が怖いから。
捨てられるかもしれないから。
認められなきゃいけないから。

それが仕事にも当てはまり、「抗うつ状態」になってます、と言われた。

昔から自傷行為もしてたけど、先生に言われるまでそれが自傷行為だと自分で気付いてなかった。

でもメンタルクリニックに行った事は中々父には言えませんでした。

父は「うつ病は甘え」と思うタイプの人間。

「病院に行くから心の病気になるんだ」
「辛いのもしんどいのも皆いっしょ」
「いつまでそうしてるんだ」

これが口癖、こう言われるのが目に見えてたからです。
そして勇気を出して報告しましたが案の定、この文字を面と向かって言われてしまい、

言われる事は分かってたけど、ポキッと心が折れてついに仕事に行けなくなりました。

2ヶ月休職した後、父が慕っている工場のトップクラスの方と面談することになり、せっかくお偉いさんが私なんかの為に時間割いてくれたのだから有り難い事だよねと思い、
病気の事、仕事の事を相談する事にしました。


「失礼します、お疲れ様です」と面談室に入ってその方の対面の席に座り、

「わざわざお忙しい中すみません、お時間作って下さってありがとうございます。」と伝えました。

「体調はどうなの」と言われたので、

「正直しんどくて、元通り仕事がしたい気持ちは山々ですが、動けないんです。
ごはんも食べれなくなってしまって、10キロ以上痩せました。
夜も寝れなくて、サイレースという眠剤を飲んで何とか寝れるかどうかです…」

と、正直に伝えたところ

「しんどいのは皆そうでしょ、僕だってねれないよ(笑)」とひと笑い。

「データ見たけどえらい休んでるね、これ僕の部下だったら嫌だね〜!(笑)」
「どうすんの、辞めんの?辞めないの?助けて〜って言うなら助けてあげてもいいけど?(笑)」

と、終始ずっと半笑いされました。

鬱の人に言ってはいけない言葉のフルコンボ、もう私の心はグチャグチャです。

私は泣きながら、

「普通の方の寝れないと、私の寝れないは違います…皆しんどいのは一緒かもしれません。
でも、じゃあ、この仕事量の違いはなぜですか?
他の人と、私の仕事の量、違います。このしんどいのは一緒ですか?」

と、声が震えつつ言いました。

でも、「そんなもんだよ(笑)」の一蹴り。
これが大企業のトップか、終わってんなと諦めがつきました。

そして、もう大丈夫です、私辞めます。
と伝え、辞めることになりました。

これよりひどくてしんどい環境の人は山ほどいると思うし、こんなんで鬱になったの?って思われるかもしれない。

でも私は心が弱いから耐えられなかった。

長々と書きましたが、こういう感じで人の心は少しずつ壊れるんだなと思いました。
これが大人なのかな?
だとしたら終わってるし、死にたくもなるよね。

そしてホワイトをうたってる大企業だって、入ってみたら全然やばい人ってたくさん居るんだなと思います。

給料の為に脳死しないと居れないと思う。
だからみんなイジワルで、心がないんだと思う。
なぜ笑って耐えられるのか、不思議です。

私は逃げたけど、私みたいな人種は逃げるのが正解だと思う。
違う部署だけど自殺する人もいた、上司はその人のことバカにしてた。

私的にはいくら福利厚生や給料が良くても、そんな人がいる会社を辞めてよかったと思います。

今はゆっくり休養させてもらってるので、たまにガン病みして希死念慮に襲われてODする程度ですが、とても平和です。
悪夢も毎日見るけど、悪夢みたいな仕事の毎日じゃないから、幸せです。
ブラッキーもいるし。

こんな私の文読んでる人なんていないと思いますが、

もし仕事でしんどかったら、逃げてね。

皆しんどいなんて思わなくていいから、私みたいに仕事なんかで鬱にならないで。

頑張って生きててえらいよ。

こう言いたかっただけ☺️

頭回ってないから変な文でごめんなさい、でも1人でも楽しく過ごせますように。

ブラッキーの中身より。

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