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今頃、異世界転生にはまる

今、夢中になっている漫画があります。
『異世界転生』『悪役令嬢』『乙女ゲームの世界』・・・

いきなりどうしたの?

――自分でもそう思う。
本当に。まさかの。

つい数か月前まで、冷めた目で遠巻きに眺めていた人気のジャンルに、自分がはまるなんて1ミリも思っていなかった。
でも本当に面白いんですよ、異世界転生。こんなことなら流行っていた頃からのっかってればよかった。ああ、解散してから東方神起やスマップを聴きだしてそこから夢中になった過去の私、デジャブ……。今更、誰とも話が合わない、という切なさを何度も経験しているというのに、またやった!

きっかけは、Twitterのプロモーションです。
その漫画はこれでした↓

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「死神」の異名を持つフランス傭兵部隊の隊長「西恭弥」。ミッション中、何者かの裏切りによりアフリカの戦場地にて死亡した…はずだった。 病院で目を覚ました恭弥が鏡を見ると、そこには軟弱な高校生の姿をした自分が映っていた。 ワケも分からぬまま登校した恭弥を待ち構えていたのは、「その体」をイジメていた不良たちだった…。最強の男が乗り移った少年の爽快バトルアクション!

たぶんこちらの漫画から『転生』がキーワードになったのかな、見ているページに異世界モノが表示されるようになったのです。なにげなく、クリック。なにげなく、読んだ。なにげなく、としかいいようがなくて。そんな、意思のない行動の先に、気が付いたら、いろいろと読み始めていました。

私が利用しているのはピッコマというサイト。
最初は上記の1作品しか読んでいなかったのに、あれもこれもと手を付けて今ではお気に入りの作品が20を超え、毎日の潤いに。
人生、何が起きるか分からないです。

そういえば以前、応募したコンテストの投票を友人たちに頼んだら、その中のひとりから、「サイト内に『悪役令嬢』の漫画があってはまった!投票頼まれなかったら知らない世界だったからありがとう!」などと感謝をされたことがありました。私の小説にははまってもらえなかったからなんともいえない複雑な気持ちになったけれど、なるほど、この世界は知ればはまっちゃうわ。理屈じゃない。しょうがない。おお、同士よ(握手)

ということで今の私は、どうすれば自分の書いた小説が漫画の原作に選ばれるのだろう、と真剣に考えています。悪役令嬢モノは難しそうだから恋愛モノか日常モノでどうにかならないだろうか。――漫画、いいなあ。少女漫画は永遠だなあ。

転生モノのなにが面白いのかとざっくり言いますと、
あらかた未来を知っている『私』が、その未来を回避するために行動する
というテンプレにぴたっとはまってしまったのです。自分だけがキーマンという、アレですね。
悪役令嬢ではだいたい、『私』は過去に『悪役』で『処刑』されちゃうという始まり方で、他に『ヒロインがいる』とか、相手役の王子様とか皇帝とか殿下には『一回目の人生』で『愛されてない』とか、共通点ありすぎがたまらん。で、転生した人生では、愛を求めずひっそり生きていこう思っていたりすると尚、きゅんとします。もう一度やり直したら今度こそ愛されたい!と頑張るのではなく。そして、過去を知って行動しているので賢い(ここ大事)。その結果、愛されてしまうという流れ。
いいですねえ。
複雑になんてしなくて結構!なのです。
ご都合主義、むしろ歓迎!

今更ですが、流行るということには理由があったのだなあと。その頃に読んでいたら、私もその流れに乗ってコンテストに応募――したとしても箸にも棒にも掛からなかった可能性の方が大きいですが、読者さんを増やすことはできたかもしれないなあと、後悔したのでした。


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