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病院通いをするまでの経緯

わたしは、現在も複数の病院をハシゴし続けている。つまり、そうしないと元気な生活を送れないためだ。
このような生活を送る前は、まさか自分がそうなるとは一切考えておらず、心身ともに不健康であることに無自覚であった。

別記事にも書いたが、わたしは物心ついた頃から疲れやすく、とにかく体力がない。
小学校の運動会でのリレーは常に最下位、体操教室に通うも長続きせず、運動が楽しいと思えたことは一度もなかった。
体力が無くてもなんとかなったのは、大学生の時まで。社会人になった途端、平日は毎日休まず朝早く起き、時に残業するといった生活に身体がついていかなかった。寝ても疲れが取れず、朝ベッドから身体を起こせなくて会社を休んだことも数知れずという、情けない有様である。
あまりにも毎日具合悪そうな様子を見て、当時更衣室で隣だったお姉さんに「病院に行ったら?」と心配されたことも。しかしそのときは自分が病気とは思わず、行動に起こさなかった。

転機となったのは、結婚し同居し始めてしばらく経った頃。
今まで一人で気楽に生活していたのが、急に他人とずっと一緒にいるという生活に切り替わり、それにストレスを感じて心に不調を来すようになってしまった。ふとしたタイミングで、すぐに涙がこぼれるようになり、夜は眠れず、仕事に支障を来すように。
これはマズい、と会社の看護師に相談して、心療内科を受診。眠れるようにと、抗不安薬や睡眠薬を処方された。幸い、薬のお陰で睡眠は取れるようになったが、涙がこぼれるのはすぐには治らず。会社を時々休むことを繰り返していた。
しかし、そんな症状も自分の考えや行動を変えることで、快方へ向かっていく。夫と同居したばかりの頃、自分が好きでやっていた趣味(お気に入りの曲を聴く)を夫の前では遠慮していたが、これが結構なストレスになっていたことに気付いた。好きなことを我慢しないことで、気持ちが解放され、ストレスは小さくなっていった。

そんなこんなで、上記の不眠症と抑うつ症状は良くなったが、病院に通ううちに長年抱えていた問題を医師に打ち明けることに。
「わたし実は、日中の眠気に長年悩まされていて、会社でデスクワークしているときはもちろん、会議中や商談中、人の話を熱心に聞こうと集中しているときに、ふっと強烈な眠気に飲み込まれて、うとうとしてしまうんです」「中学生の頃から、授業中居眠りしてしまい、高校ではよく先生に怒られていました」
先生が「ADHDでは、日中の眠気という症状が出ることもあります。アトモキセチンを飲んでみますか」とおっしゃり、服用を開始することになった。
他にも、自己肯定感が異常に低い話をしたので(頑張ってそれなりの難関大学に合格したのに、ろくに褒めてもらえなかったし、研究も人間関係もうまくいかなかった、自分には能力がない、等の話を涙ながらに語った)、カウンセリングも受けることに。
以上の治療は、現在も継続中である。

薬を飲んだ話は、長くなるのでまた別記事で。

病院通いを始めて2年くらい経った頃には、記事前半に書いたような疲れの症状で会社を休むことも、ゼロではないがだいぶ少なくなっていた。治療の効果だけでなく、体力がついて仕事に慣れたのもあるかもしれない。
しかし、そうはいってもデスクワーク中に安定したパフォーマンスを出せていたとはとても言い難い。相変わらず居眠りは治らないし、疲れている時なんかは日中ぼんやりして仕事に集中できない。他の人のように遅くまで残業する体力もなく、恥ずかしながら自分で仕事を断り続けていた。

現在育休中ではあるが、復帰した時に前述のような不調のせいで満足に仕事ができないのはそろそろマズいと思い、身体づくりにぼちぼち取り組んでいる。その話は、「虚弱体質の治し方」というテーマで別記事に書こうと思っている。

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