ゴールデンカムイ295話 感想と考察

ああ…やっぱ主人公…二階堂兄弟復讐からの解放&再会で、杉元殺して燃え尽きで病み続けるよりは良かったのかも。以前にも書いたけど。

それに前回トニさんが燃え尽きだったから…

やっぱり復讐と私怨は“ただの殺人”というのは徹底してるんだなと。

あと度重なる命令違反での暴走… 

二階堂粛正は杉元によって成し遂げられたわけだけど…

一応巻のテーマが、タロット8で力と正義(裁判官)に当たるので。

1周目は尾形で力のカードの『懐柔』の意味合いが強かったけど、2週目は27巻の『法王』『司祭長』のカードと連動もあって『裁判』の意味合いが強い。

杉元のカードは1魔術師、10運命の輪、20JUDGEMENT(最後の審判)…

最後の審判が、いまなされている。
今まで10刻みだったので30巻のカバー絵は杉元?
28巻は2828してた兄様だろうけども…

二階堂の復讐の例外が認められないとなると、やっぱり24人死刑囚は全員死刑にならないと…なのだよな…その名の通り…

牛山は置いといて、白石と刺青持ちの門倉さんがどうなるか…

白石も、脱獄で刑期延びた分のお務め終ったわけじゃないから、生き延びるのならどう罪が赦されるのかだなと。

房太郎の意思継いだのは良いけれども、アシリパさん逃がすための自己犠牲だけは…でも鶴見中尉が白石の名前も出してたんだよな…宣言通り…

カヴァー絵が白石最後の花火じゃなきゃ良いけれども… 


話戻ってここに来て、杉元の顔の皮膚半分破壊して来る。

舌と奥歯は無事だったよう。

尾形といい、途中で顔変えるの躊躇わない潔さ好き。


殺し合い…どっちが先にしかけたと言ったら、造反組やって尾形やって、造反組について静岡帰る算段だったのに帰れなくなった二階堂兄弟が杉元殺そうとするのは道理あるけど。

鶴見中尉や浩平からしたら杉元は逃げ出すためだけに、洋平殺して腸持って行ったに、なってて正当防衛でもなんでもないし。

加害者と被害者の関係は変わらない…師団からしてみれば、常に杉元は被害者面した加害者なのだよな。

それこそ師団も、テメーの事情なんて知ったことかだし。


どっちが正しいかじゃなく誰が生き残るかだけども…杉元がまだ残ってるのがいちばんしんどい…

珍しくアオリ文+粗筋書いてあって、杉元、土方、ソフィアと3組の独立勢力VS鶴見と書かれてるんだよな…

最初から鶴見中尉の言い方は“杉元一味”だけれども、アシリパさんはと白石は逃げる準備中で、今や杉元単独なわけだし。

師団の戦いの目的は、金塊よりも、権利書よりも、日本に入り込んだテロ集団ソフィア一味の殲滅。

ソフィアは一応この戦場でのラスボス扱い…中ボスが杉元…牛山も?
一人でも多く敵の頭数減らすのが杉元の仕事だけれども、杉元二階堂が与えたダメージはどれくらいなのだろう… 
 
杉元の場合傷でアドレナリン過剰、疲れ知らずパワーアップもあり得るのか…もう敵らしい敵はいないから、このままモブ相手にこと切れるまで、意味もなく戦い続けるだろうし…

今のところは、敵の頭数減らすのが目的だから意味はあるけど、そのうち周辺から援軍来るかもだし…

日露戦争だって両軍疲弊したところに、第七師団が最終投入されたから…

土方さんと夏太郎は、戦場から無事に逃げて欲しいところ…


次は鯉登少尉始末、来る?砲撃できなくなった鯉登父の役目もここまでかと。

花沢父と鯉登父の関係のことも知ってそうに無いし…

なんと言っても、ウイルクが皇帝暗殺犯やのっぺら坊になってでも守りたかったキロランケにトドメを刺したのは他ならぬ鯉登少尉だし…

極刑の罰を受けるには十分過ぎる。長谷川さんも、キロランケと話したいことがたくさんあっただろうに全て台無しにした。まぁ…キロランケがフィーナさんとオリガ殺した真犯人なので、直接会ったらどうなったかは分からないけども。


ソフィアに全てぶつけるしか無くなった…

でもルール上、鶴見中尉も私怨になるからソフィアには直接手を下せない。

だとしたらやるのは月島か鶴見隊の部下しか…

27巻の教会内ソフィアとの会話も止めてもらうために、アシリパさんに話す権限を与えたわけだし。

巻との連動という点のメインはやっぱりキロランケ殺しの鯉登少尉の処遇だよな…あとは軽率な行動で月島怪我させた件もあるし…そこは先に尾形がキレたけど…
「おのれ、こんな所に爆弾仕掛けおって」っていう逆ギレでしかないのだけど、月島と鯉登少尉のカップル好きはその辺りどう思ってるんだろう…

次々と粛正と離脱で人員整理が…


対中央どう事を収束させるか楽しみなのだけど…

それには鯉登少尉が邪魔なのだよな…しかも鶴見中尉を中央に吊るし上げるとか言い出したし。

どうやるのか知らないけど…人脈ない…七光りも通用しない。

中央に金塊のありか教えればどうにかなるかも…完全な裏切り行為だけど。

報酬出ないと、ここまで付いてきた鶴見隊の部下が可哀想。
だからといって、部下の中に裏切り者いないわけじゃないし。
初めからの造反組は鯉登少尉の「鶴見中尉の甘言から目を覚ませ」に賛同するだろうし…造反者をあぶり出すには丁度いいかも。

粛正怖くて三島みたく、造反組からの乗り換えもあり得るから造反組残って無さそう…三島造反組からシレっと鶴見隊に出戻ったから尾形に撃たれたわけだし…

鶴見中尉の月島への言い方、鯉登少尉が何か部下に吹き込む前に始末しろだなと…少し泳がせるかどうかは月島次第…

鯉登父が船に残ったのは、音之進の選択次第では、腹切らねばならないからだなと…陸の戦いでは鶴見中尉が絶対なのだし…


中央とどう決着つけるのかが楽しみだけれども、そこまでやるのかどうなのか…

そうなるとアシリパさんがあまり絡まない話になるけれども、師団のゴタゴタもスッキリさせて欲しい。


土方さんから語られるウイルクとの関係も気になるし、網走看守の生き残りも気になるし。

話的に44巻まで完走して欲しいのだけれども、杉元終わりで終わりっていうのだけは…

最終章と言うことは、新章期待しても良いのか…


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