ゴールデンカムイ考察 鯉登少尉&月島編

295話を受けて鯉登少尉と月島の関係を考察。

鯉登少尉から、中央の言葉が出るなんて…

父が素直に鶴見中尉に従ってるから「父に言いつけてやる」から「中央に言いつけてやる」に変わっただけだなと。

薩摩勢すでに花沢父子は名誉だけ残して始末されたから、鯉登父子も息子の失態で…

鯉登父の目的よく分かってなかったけれども、金塊にロシア勢が絡んでて、海軍との連携は必要不可欠だからだとやっと腑に落ちた。

大湊で東北と北海道防衛の長として鯉登父が就任したのだから、鶴見中尉に手を貸すしかない。  

花沢父と鯉登父は逆に確執あったのかも…花沢父と連携して北海道東北守るつもりが中央に行きたい花沢父だもんな…

この裏切りを実の息子がするとは 

鶴見中尉、鯉登父が息子か国(任務)か試す。

そして音之進にも戦か個人の感情かの選択させる。
「騙された」っていう個人の感情上回ってる時点でどうしょうもないなと…

進軍中で団結しなければならない時なのに、鶴見中尉を敵認定ってどうしたよだし。

いまそんな話をするところではない、獅子身中の虫…

交戦中の賊で侵略者のソフィアたちのこと何とも思わないのかと。

わざと権利書探しに入って、鯉登少尉が「今は敵の殲滅優先」と言うかどうか試した。

鶴見中尉の失望した顔…どんな罪で吊るし上げられようと(お前が)地獄なら聞こえん(聞く耳持たない)だろう。
正当な戦の真っ最中なのに「どんな罪で吊るし上げるつもりだ?」でもある。
中央の名出した時点で北海道の防衛なんて考えてもいないの分かって「立派に成長したな後を任せられるって」ただの投げやりな失望でしかない。

音之進が旗手に相応しいかどうか試して、ただ失望しただけな鶴見中尉が可哀想…

親殺しは巣立ちへの第一歩だけれども、結果次第では音之進実父を本当に殺すことに…

出世や報奨目当てで必死な兵のほうが、仕事に対する責任感という点では鯉登少尉より遥かにマシなのだよな…
 
適当にやってて評価されるわけないし。


強欲な花沢父に比べて、息子の勇作さんはまぁ隠れて遊んでるにしても、旗手としての責任感もあるし、人当たりも良かった。

尾形が悩み続けてるのは…部下の命を優先させて良かったのだろうかという部分。
自分が旗手だったら「行け」と部下に命令しなければだろうし。

そこがあるから、茨戸で「指示通り動けないないなら余計な事せず怪我だけはすんな」だし。

あの時は、直前の鶴見少尉とのやり取りもあるから「それは本当に自分の意思での判断だったのだろうか?」という確信が持てない所も。

甘い嘘で貶められたと漏らした直後に、自分の意思で陸軍入ったと言い切る音之進とは逆…

尾形のアイデンティティはすでに「母が死にかけてるという手紙書いたら父は早く帰ってきてくれるだろう」で、父を思い通りに動かした時点で確立はしてるのだけれども。父と対等な存在という自信には至ってないのだよな。

今は、宇佐美通して鶴見中尉に色々伝わったかもだけど。

月島は結構、鶴見中尉に対して呆れたり、進言したり。
半分恨んでるのに、放っておけない。

恨みどうなのだろう?父親からは解放されたけれども、いご草ちゃんは失ったわけだし。

いご草ちゃん失った原因は「駆け落ちしよう」と若気の至りで言ってしまったことに原因がある。
基ちゃんが父から離れたいのは分かるけれども、いご草ちゃんの両親のこと考えてもなかったから。

そこ気づいたのか気づいてないのか…フィーナさんとオリガのこと聞いて「俺には捨てさせたのに」と、少なからずは思ってるみたいだけれども。

27巻の話、本誌では思い出の品ぞんざいに扱うパフォーマンスしてたけど、修正入った所見るに捨てる必要ないなのかと。「今日まで捨てられなかった」という部分だけで伝わった?

ここは月島がどう思ったか結果が次には、鯉登少尉への処遇で出るところなので、あまり推測するのもあれだけれども。

月島が網走で杉元仕留めきれなかったのは、杉元がソリ譲らなかったら自分は死んでたかもっていう所から。

自分が優先なのに、怪我で朦朧としてて冷静な判断できなかったのは置いといて、口ではいつ死んでもいいとはいってるけれども、本心は死にたくないと思ってたってことかと。  

鯉登少尉が月島を不用意な行動で怪我させたのと同じく、月島が杉元仕留めきれなかった代償が尾形の片眼なのだよな…責任取れとは言わないし責任取らせるつもりもないだろうけども。
 
月島杉元に「次は暴走したら殺す」と、ハッキリ言う辺りすでに仕留めきれなかったの面倒くさいとは思ってる。


甘い嘘…月島の言った通り「あなた方は救われた」じゃないですか…なのだよな。

父子関係改善されたのに、何が不満なんだと。
一方、月島は一生前科者の烙印がつきまとう。

月島父子鶴見少尉が介入しなくても、働いた金せびりに来る父に対して我慢できなくなったら爆発してただろうで、結局は父殺すことになったかも知れない。

働けなくて息子に金せびりにくる月島父のことは、軍でも周知だろうし。
だからって子は親の面倒見なければならない義務があるから。

個人的な恨みで父を殺せば尊属殺人で死刑確実だけれども、父に落ち度がある判決が下ったから同情の余地あり、やむなしで死刑を免れた。

鶴見少尉が日清戦争で月島に目をつけたのは、真面目さと正義感の強さ故だろうし、いご草ちゃんのために「なんとしてでも生きて帰る」っていう意思も含めて。

月島の件は、島の人間全員が親子を追い詰めた加害者。

杉元も境遇自体は月島と似通っているけれども、どうにもいい加減、不真面目不誠実、何か一つでも誠実ならいいけれども…短期間で事をこなすことしか考えてないし。

佐一の父は村も村の人間もそんなに好きではなかったら「こんな所にいては駄目だ早く村を出なさい」だけれども、結局佐一は外で人間関係築くことができなかった。

そもそも寅次や梅ちゃんとも人間関係自体築けてなかったのかも。

梅ちゃんの事だって、勝手に“こう”という決めつけが強過ぎて、勝手に失望してるし。

月島父が島を出られなかった理由は、やっぱり妻との思い出と、一緒に暮らした家があるから離れられなかったのかも。

月島母は物凄く良い人だったんだなと。

ファンブックに基の鼻は母似と。音之進母や、勇作母、フィーナさんや尾形母に至るまで美人な母が多いけれども、外見の美醜じゃないということ。

勇作さんの母は金持ちと親戚になりたいから、息子勝手に見合いに出すくらいにがめついし…そこ、率先して戦死して欲しくない親子心でもあるけど。
母は息子が戦場で生き残れないと分かってたのかも。まぁ…それにしたって大財閥の幹部とお近づきになりたいがめつさは変わらないけど。

月島にいま迷いがあるのかどうなのか…

唯一、金塊争奪戦に関しては全貌を話されてるだろうから大丈夫だとは思うけれども、月島は直接的な言葉や行動で説明しないと動かないって鶴見中尉は思ってるみたいだし。

月島がどう出るか楽しみでもあり、恐ろしくもあり。


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