ゴールデンカムイ 267話感想考察

キロランケがソフィアに送った、長文の手紙の内容が明らかに。

尾形が近くにいるということは、手紙の内容を盗み見したかも知れない。

だとしたら「キロちゃんは真面目な男だったんだよ」と言った白石もまた尾形から手紙の内容を共有したのかも。

そりゃ、この手紙の内容を知ってしまったら、キロランケ殺した鯉登少尉にキレる尾形も納得だし、白石と尾形とキロランケがソフィアの姿見て同じ顔してたのも納得。

3人ともキロランケの話と手紙の内容で、ソフィアが美化され過ぎていた。

ウイルクの母や父は樺太アイヌですが、日本人

1867年に幕府が日本人の国際結婚を許可した。

樺太千島交換後、樺太はロシア支配が進み明治政府によって放棄され、北海道の開拓が進み、樺太に住むアイヌは日本かロシアかを選択しなければならなかった。サブタイトル通りアイヌは分断された。

ロシアから樺太を守ろうとした幕府に恩義があるし、北海道ならばアイヌがいるし、キリスト教徒も旧幕府側も多いので改宗しなくて済む。

ウイルクだって、北海道へ行くのも日本に付くのは両親や親戚、村の人間が決めたこと。

アシリパさんの祖父の一族もウイルクの両親と同じ村の樺太アイヌ。

だから婿養子になってアシリパさんの祖父の跡を継いだ。

これで、ウイルクの父がロシア軍とアイヌの橋渡し役だったと明確に。

小蝶辺姓は樺太由来の名字。


恨みたければ俺を恨めなウイルク。

ソフィアを救い極東を救えるのは、キロランケだと思ったから生かした、キロランケに聞かせるため、極東連邦の理想を日本語でソフィアに語った。

この時点ですでに、キロランケを突き放す準備ができていた。 

鶴見さんの言う、建前の部分。

なのに「俺の憧れたウイルクは何処へいった」な逆恨みは…

「ソフィアが俺たちを待っている」というのも…キロランケの一方的な思い込み。

合理性に憧れたのに感情に突っ走った。

キロランケもアイヌのコミュニティに入るために結婚し、妻子ができて妻子への愛情が芽生えたはずなのに、ウイルクに言ってしまったことを実行するためにソフィアの元へ…

そして任務中に妻子ができて幸せそうな鶴見さんを見て、信じられないという顔をしていたウイルクは、妻子ができて長谷川さんの気持ちが分かった。

やはり親の故郷は捨てられないし、妻子に後ろめたいことをしている因果応報の話なんだなと実感。

キロランケはソフィアに再会するまで、妻子に後ろめたいことしていると気がつかなかった。

そして、現在キロランケに対して後ろめたいことばかりしてきたと、実感し後悔し始めているソフィア…

「ソフィアの心はウイルクなのに、ソフィアと寝てしまっていいのだろうか」という後ろめたさもあったんだろうなと。

ソフィアは、ウイルクからキロランケに気持ちが傾いたから抱いたわけで、一方通行なようで、キロランケとソフィアは両片思い…

ソフィアに抱かれた後ろめたさがあるから、ソフィアを裏切ったウイルクが余計憎くなったんだろうなと。実際はそうではないのに。

にしても、アニメスタッフ戦闘中のソフィアにベルト描き足すのは無いだろと…

太る兆候は当時からあって、ソフィアにデブ女好きですとフォロー入れたり、札幌ホテルでも「女は抱き心地」と言っていたキロランケ。

ソフィアはベルトしていたら戦闘で動きにくいから、ベルト外していたというのに、そしてキロランケと寝たソフィアが妊娠していたかも知れない。を示唆するものでも。

当時から明らかにお尻大きかったし、腹出てきていた。

あそこまで体型が崩れたのは、キロランケの子を妊娠してたかも知れないし、ストレスで暴飲暴食した末路なのかも知れないのに、戦闘中にベルトをしていない理由を考えない作画…

話戻って、長谷川さんが日本へ帰らなければならなくなった時、どうやって妻子に言い訳して日本へ帰るつもりだったのだろうか。

鶴見さんなら、全て話して納得してもらうだろうなと。

国際結婚できたということは、フィーナさんの父はおそらく軍関係者でしょうし。 

愛する人に言い訳できない後ろめたさを抱えたくない尾形は、やっぱり高潔で鶴見さんの子なんだなと。

声を偽っていたアニメ…





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