ゴールデンカムイ279話感想と考察2


勇作さんの青い目……

菊田さん宇佐美ミルククリームぶっかけ→ビールの香水かぶりつきで鍵穴覗き月島→洋食ビーフシチューぶっかけ→裸の佐一→勇作さんの無気味な青い目って…

『注文の多い料理店』だったんだと…あとは焼くだけ…

酸味と生クリームでビーフシチュー?
シチューの原材料は北海道自給率100%だもんな…と。玉ねぎ人参、じゃがいも、乳製品と肉…ついでに小麦粉も。

杉元と菊田さん…調理されそうになった、金勘定しかしないイギリス風な格好の猟師…

出てくるリストランテ(洋食店)の名前は、山猫軒…

アシリパさんの脳みそに塩かけて…の所ももしかして?

ミルクのクリーム塗りたくり、酢の香水つけて、塩を揉み込んで、あとは焼くだけ…


山猫と言えば、どんぐりと山猫も?
網走前、収穫の謡で金色草原から現れる黄色い服着た裁判官の山猫尾形と、どんぐり集めの謡で誰が偉いか争い合う金メッキどんぐり杉元…


そして23巻以降、不気味な風貌の別当付きの馬車に乗って、偉そうに巻きたばこ吸う裁判官山猫菊田さん…

じゃあ、一番馬鹿でめちゃくちゃでぐっちゃぐちゃなのが一番偉い、ということにしましょう…のまま作中いちばん偉い杉元…


注文の多い料理店はすぐ分かったのに、どんぐりと山猫はすぐ分からなかったのは、内容うろ覚えだったからです。

それより歌の、どんぐりころころどんぶりこ…が先に思い浮かんで、どんぶり勘定杉元のイメージが先行してたので。

改めて2作とも読み直すと、注文の多い料理店のほうは普通に怖い話としても読めますが、どんぐりと山猫あまり内容覚えて無かったのは多分小学生では意味分からない内容の話だったからかも。

どんぐりと山猫の、どんぐりの言い争いを解決した報酬として、塩鮭の頭と金ピカどんぐりどっちを選ぶ?と山猫に訊かれて、金ピカどんぐりを選ぶ主人公の男の子は二度と山猫に呼ばれなかった。

名より実…の皮肉なんだよなと。
所詮は子供…いい事言っても、金ピカどんぐり(名)を選んで実を取らなかったと。
金ピカで食べられない木ノ実などんぐりと、身がないけれども食べられる塩鮭…

だから「鮭を選ばなくて良かった」になる。
いっぱしの事言う上に、食べ物取るような現実的な子だったら、見せかけだけではない賢さで、山猫に敵う所がないから。

そもそも、最初から山猫のハガキの誘い通りに来るというだけで、浮世離れしてるので、主人公の男の子は「めちゃくちゃで馬鹿なのがいちばん偉い」というブーメランなのだよなと。

絶対になりたくない者を提案して争いを止めたけれども、そのなりたくない者になった主人公、そのなりたくないものにならなくて済んだ山猫とどんぐりと別当。

   

注文の多い料理店に出てくる、食べられそうになる猟師の主人公二人を、生き返って助ける白い猟犬2匹は尾形と宇佐美?月島と尾形?このタイミングだと宇佐美は…なので、月島と尾形?

傍から見たらヒドイ飼い主を、あの世から蘇ってでも助けに入る猟犬…


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