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25才まで生きた心地がしなかったアラサー女の半生 #1

今の生活

 見渡す限り、田んぼしか無いような田舎の片隅で、1人暮らしをしています。実家は出ましたが、ずっと地元住まいです。
 近隣の公共交通機関は、学生の通学と、お年寄りの通院のためにダイヤが組まれているようなものなので、自立して食べていくために車は必須。可能な限り安く手に入れた中古車を使いたおしています。スーパーもコンビニも車。田舎を脱出して、街をめざすとしたら、どの方角に向かっても車で20分。そんな地域にいます。
 手帳と年金はともに3級。年金でまかなえない分の生活費のため、週20時間、平日の午後4時間、近所の工場で軽作業のアルバイトをしています。負債無く、赤字無く、少し貯金できるていどには、上手くやりくりできています。
 家事は好きではありませんが、滞ってもいません。
 1人の休日は、家にこもってアニメを見たり、調子がよければデジタルでお絵描き。もっと元気ならSNSで人と交流をします。リア友はわずかですが、月1、2回お茶をして、自然スポットは山ほどありますから、自然散策を楽しむ日もあります。
 体調は、30代の今が一番安定していて、とくにアリピプラゾール(抗精神薬)を処方されてからは平和そのものです。睡眠も薬だよりですが、まあ眠れています。
 こういった生活を送れている今だからこそ、冷静に過去を思いかえして、整理してみようと思い立ち、この記事を書きはじめました。発達障害特有の思いつき行動かもしれません。半生を書くことになるので、少し長くなるかと思いますが、なんだか読んでみたいなという方がいれば、おつきあいください。
 今はとおい、まるで生きた心地がしなかった、あの頃の毎日の話です。

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