【映画ゆるい感想文】バットマンリターンズ

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公開1992とかだから流石にネタバレありありで感想書くけどいいよね。

みんな大好きティムバートン。
個人的には「ナイトメアビフォアザクリスマス」から入ったからか、アメコミの世界観にマッチしてるのが妙に新鮮だった。
でもシザーハンズだもんな、そうだよな。

衣装ヘアメイクキャラデザ大好き。町とか建物のディティールも大好き。
シュレックの見た目、えも言われない。終盤の濡れ髪最高。

好きが暴走したクソオタ絵。ご笑納ください

ちょい役が輝いてた。超序盤の小走りナースとか。ペンギンの両親夫婦とか（目線芸かわいい）。ピエロ軍団がどんなだったかちょっともう一回くらい見直したい。

・緩急の使い方
すごい。
特にシュレックがセリーナ突き落とすシーン。
本気で圧をかけて殺しにいく⇒一瞬冗談だったと思わせておいて⇒やっぱり突き落とす。
これすごいのが、全部リアルなのに超タイト。だから目を引くしハラハラさせて飽きさせない。
ミシェルファイファーもクリストファーウォーケンも凄い。どうやってんだ。

セリーナとブルースがブルース宅でしっとり話してたと思ったらウワッとキスシーン入ったり。成程。（蛇足かつ私欲。クリスマスに家デートって何。超いい。）

・二つの人格を持つということ
多分本作のメインテーマ、これよね？（正直わかってないけどせっかく書くなら触っときたい。）メインキャラクターがみんな二つの顔を持っている。

バットマン　ゴッサムシティの若き大富豪ブルースウェイン/ヒーロー・バットマン
キャットウーマン　有能だが気弱な秘書（善良なフツーの女）セリーナ/放埓で強いオンナ・キャットウーマン
ペンギン男オズワルド　下水道で暮らしてきた怪物のペンギン男/人間オズワルド
シュレック　有能で人望溢れる実業家（向社会性サイコパス？）/自分や家族のために手段を選ばない

というところか。ざっくり。
他シリーズ見てないからバットマンがどういう奴なのか知らない。だから触りません。

・可愛いオンナノコでいられなくなったセリーナ
割とわかるなーと勝手に共感して観た。

ジェンダーロール的に都合のいい、いわゆるオンナノコのセリーナちゃん。
上司に公然とコーヒー淹れるだけが取り柄の女って言われても愛想笑いしちゃうタイプ。
ひょんなことで上司の秘密を握ってしまい（本人に言っちゃうの迂闊だとは思う…上司いかにもサイコパスじゃん）もみ消しのためにサクッと殺される
…けど一命取り留めて、放埓な強いオンナ　キャットウーマンに。

「女と見ると寝るか殺すかしかないの？」とか、オンナ使って攻撃封じたあとの反撃時に「私は女だけどだからって舐めんなよ」とか。ずるいけど私は好きです。

で、素顔の状態でマックス＝バットマンと惹かれあっていくんだけど、正体バレのシーンが良い。キスしてもお互い気づかなかったくせに、マスクの状態で交わしたやりとりと偶然同じ言葉のやり取りして気づくの、逆にエッチ。

ラストでバットマンがガチ口説きに行くけど、セリーナはバットマンに気持ちはあるのに、お断りしてしまう。気弱で優しいオンナノコチャンの仮面を一度取っちゃったら、好きな男の人とお城で幸せに暮らすみたいな幸せって、「お伽話」にしか受けとれないし、選べないよなあ…ということかと私は受け取ったけど、どうでしょうね？人の気持ちはわからん。

オズワルドの最後は「ちゃんと仲間がいてよかったね」と思いました（雑）

またなんか書くかも。
あと、日常の空間で映画をじーーーーっと集中して観るの不向き。超不向き。洗濯物たたんじゃう。ので、映画会したいです。どこかでイベント形式で。みんなで映画観たい。

例によって、この先なんもないけど私にうまいもん食べさせたい人向けに課金できるようにしとく！わーい！