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留守中のトラブル(猫あるある)

ある日のシッティングでの話。

初めてシッティングに入ったそのお宅の猫(ダッヂくん)は、打ち合わせ時にはとてもリラックスしていて、初対面のわたしの臭いを嗅ぎ、遊んでくれたくらいにフレンドリーキャット!

でも、飼い主様がいない状態では、話が違う。だって、自分のテリトリーに飼い主抜きで来客なんだから…。

ということで、シッティングに入るときは、静かな声と動作で「おじゃまします~、こないだの木下が来ましたよ~…」と言いながら入室することにしている。

ダッヂ君は、最初だけびっくりするかもだけど、たぶんすぐ出てきて遊んでくれるタイプなはず、と思っていたけど、まったく出てこない。

なんとな~く、ベッドの下にいる気配だけど、ガッとのぞき込んだら怖かろう・・・と、先にトイレ掃除などをしてしまおう、、と考えていた。

それにしても、部屋が荒れているなぁ

暇すぎて、ひとり大運動会でもしたのか?というくらい、上にあったはずのものが下に落ち、床にあったものも大移動している。

ごはん大好きダッヂくん。もちろんおやつも大好き。

ドライフードの引き出しを開ける音で、きっと出てくるはず!と、思ったのに、、あれ?来ない・・・。

そっとベッド下を見に行くと、奥の壁際。手前にあるビニール袋のすぐ裏側に、茶トラのシルエットが見える。

ダッヂくん?先におやつ食べる?

と、ちゅ~るを差し出すも、こっちに来ない。

これはちょっとおかしいぞ!!具合悪いのかも!!と、もっと姿確認しようと思って、手を思い切り伸ばしてビニール袋をどかそうとしてみた。

そして気が付いた…。

ビニール袋の持ち手が、首に引っかかってる~!!

ちょ、こっちに来て。取ってあげるから!!と頑張ってみたけど、手が一番奥に届かない。飼い主様、想定外ですが、ベッド動かしますっ!!と心で詫びて、エイっとベッドごとずらした。

空いた隙間から、なんとかビニール袋を首から取ることに成功した。

ダッヂ君はというと、おびえているのかベッドの下に入ったまま出てこない…。なぜ部屋が荒れていたのか、やっと繋がったよ…。首に引っかかって、パニックで暴れたのね。。(猫飼いさんならわかる、「猫あるある」ですよね)

こういうとき、まずすることは、2点。

①パニックで暴れたときに、怪我をしてないか

②ビニールを食いちぎって飲み込んでないか

まず、①は出てきてくれないので確認が難しく、ずらしたベッドの隙間に体を割り込ませて、ちゅ~るを食べさせながら体を確認しまくりました。笑

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出てこなくてもちゅ~るは食べたいダッヂくん。かわいい。笑

変な動きしないし、触っても唸ったり嫌がったりしない。たぶん怪我はないと思う。

次に②の確認。首から外したビニール袋(スーパーの白い袋です)を広げて、脱出しようとして破いた部分をしっかり広げてみる。穴の箇所が大きいのに、ビニールの破片が周囲になかったら、飲み込んでいる可能性が高い。

…今回の穴のサイズでは、ちょこっとだけ食べたかもしれないけど、大丈夫かなと。あとから便に混ざって出る程度かと。

もし、腸閉塞の可能性考えるほどたくさん飲み込んでしまっていたら、即かかりつけに運ばなくてはならないため、②の確認は重要。

元凶のビニール袋、飼い主様がその辺にほっておいたのではなく、おそらく、
留守中にすごく暇!
⇒いつもより広範囲にいたずらしたり探索したり
⇒上に置いてあったビニール袋の束を発見
⇒落として遊んだ
⇒首にハマってパニック
という感じかなぁ。

ビニール袋の束がごっそり下に落ちてたもん。。猫が入れない、玄関側に全部置きなおし!

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「もう誰も信じない…僕はもう疲れたんだ…」みたいな顔をして、ぜったいベッドの下から出てこないダッヂくん。しょんぼり顔がめっちゃ可愛くて、撮影しまくる私。なんだその顔!!かわいいじゃないか!!と、なんかサイコパスっぽい発言しながら、しょんぼり顔を堪能。笑(ふだんはこういう顔じゃないんです)

留守中、いつもはしないいたずらをする猫は結構いて、届かないと思っていた物を引きずり降ろしてたってのはザラにある。なので、持ち手のある袋類は扉がある場所に置くのが安全です!

うちの猫も袋類に入るの大好きなので、遊びものとして与えるときはこうやって持ち手部分にハサミを入れてしまいます。

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パニックで走り回っての怪我も怖いもんなぁ。

ひとり留守番中、ずっとこの状態でなくてよかった。キャットシッターってこういう留守番中のハプニングに対応するってのが、大事な仕事だもんなぁ~と改めて思った出来事でした。

その後、飼い主様にも状況と、飲み込んだビニールの推定量と、穴の開いたビニールの所在(もし獣医さんに連れていくなら、それも持っていくので)と、渾身のしょんぼり顔ショットを報告書に添付して、シッティング完了となりました。(飼い主さまも「カワイイ♡」と言っていた)

飼い主さまが帰宅したときも、ベッドの下からなかなか出てこなかったけど、ご飯はしっかり完食してました!と連絡がきたので、大丈夫だと思います。笑  食欲は元気のバロメーター!!!

すこしずつ、出張や旅行のご予定が立ってきているご家庭もありそう。

大事な猫を、ストレスなく自宅で留守番させて、そのお手伝いをする。

それがキャットシッターのお仕事です!(←お、ちょっとかっこよくない?)

福岡市で留守番中の猫ちゃんのお世話をご希望の方がいましたら、キャットシッター塩猫屋までご連絡ください。


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