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#サンリオ短歌

またねって言って数歩で振り向けばまだポチャッコの肉球ゆれる
(ポチャッコ)

引きずった毛布のなかはあたたかく好きに遠慮は要らなかったね
(まるもふびより)

どの岐路も能動的でいるように赤いリボンを心に飾る
(ハローキティ)

焼きたてをつまみ食いして運ぶからきみと共有できるおいしさ
(ポムポムプリン@館のレストラン)


寺嶋由芙さんによるRadiotalkでの「サンリオ短歌会」へ投稿した歌です。

サンリオ、そしてポムポムプリンを深く愛するゆっふぃーの企画に、同じくサンリオが大好きな者として、喜び勇んでつくりました。

配信ではゆっふぃーがひとつひとつの作品を丁寧に読み解いてくださり、感激しました。
他の投稿者さんの作品も、リスナーのみなさんもあたたかく、サンリオ愛に浸ってうれしいひとときでした。
こういった配信にリアルタイムでコメントすることに緊張してしまうのですが、次はわたしも感想を投稿したいなと思いました。

楽しくつくったとはいえ、サンリオの知識も豊かなゆっふぃーに甘えてしまい、伝わりにくい短歌になってしまった気もしています。
以下、野暮にも思えつつも補遺を。
お好みでお読みください。


またねって言って数歩で振り向けばまだポチャッコの肉球ゆれる
(ポチャッコ)

ピューロランドのグリーティングでは、姿が見えなくなる辺りまであたたかい眼差しを送ってくれます。
やさしさに何度だって会いたくなる、ポチャッコくんはそんな犬です。
人気や数字がすべてではないうえ、サンリオのみんなに言えることですが、応援を心から喜んでくれる彼だからこそ、今の活躍があると思っています。

引きずった毛布のなかはあたたかく好きに遠慮は要らなかったね
(まるもふびより)

モップくんはお気に入りの毛布をいつも彼って、家で好きなことを好きなように
のびのびと(あるいはだらだら) 過ごす、白くまの男の子です。
ちゃんとしたい・しなくちゃという意識で追いやられる類の「好き」も、傍らに置いていてよいものだと思え、彼ごと愛おしくなります。

どの岐路も能動的でいるように赤いリボンを心に飾る
(ハローキティ)

残念ながら今は公開されていないのですが、動画のなかでキティさんが語っていた
「(さまざまなコラボをしていることは)仕事を選ばないのではなく、全部選んでいる」
という言葉が、わたしの心に刺さったままあります。
仕事に限らず、機会を享受する心持ちとして、そうありたいです。

焼きたてをつまみ食いして運ぶからきみと共有できるおいしさ
(ポムポムプリン@館のレストラン)

ピューロランドには、キャラが切り盛りするビュッフェレストランがあります。
彼はパン職人としてもてなしてくれるのですが、公式のイラストには口元にパン屑がついていて、つまみ食いしながら提供しているようです。
プリンくんらしくて叱れないどころか、同じ味を一緒に楽しめるなら……と嬉しくなります。

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