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退院しました:左耳下腺腫瘍摘出

初めまして、S!N(しん)です。

先日Twitterで不意にお知らせしたんですけど、
記事タイトルの通り『左耳下腺腫瘍』の摘出手術で入院していました。



突然のお知らせでご心配をおかけしましたが、無事退院しました!!
心配ありがとうございます。嬉しい。生きてていいのね私(重い)


手術という非日常的な行為に出くわしたので、
耳下腺腫瘍』というのがどういう病気(?)なのかという軽い説明を交えつつ
備忘録として入院の様子をメモに残しておこうかなと思います。

単なる読み物として、
同じ症状に悩んでる人の参考として、
ちょっと長いですけど読んでもらえたらうれピーマン。
(うれピーマン、最近の口癖なんですけど流行りますか?流行りませんね。)


最後に腫瘍の写真を載せるつもりなので、
興味ある人は記事を購入いただければ見れるようにしておきます。
記事としては無料部分のみで完結します。
腫瘍を見る気はなくても、退院祝いのお気持ちでご購入くださったらうれピーマン。
(これは完全にうれピーマンがはやる兆し)
(嬉しいという意味と、熟れたピーマンという意味と、売れたピーマンのトリプルミーニングですドヤ)


■耳下腺腫瘍について


1. 疾患の解説
耳下腺とはおたふく風邪で腫れる唾液を作る臓器の一つで、左右の耳の前方に位置します。
耳下腺内には顔面神経が走行しており、顔面神経の外側を浅葉、内側を深葉と呼んでいます。
耳下腺腫瘍腫瘍全体からみれば3%前後で、発生頻度10万人に1~3人といわれています。
耳下腺腫瘍の中で約80%程が良性とされ、
良性腫瘍の中でも多型腺腫が70~80%を占め、
他に腺リンパ腫(ワルチン腫瘍)、血管腫、脂肪腫などを認めることもあります。

良性の耳下腺腫瘍は一般にゆっくりと増殖するため腫瘤を触れる以外は無症状のことが多く、
数ヶ月から数年の経過で耳前部にピンポン玉様の腫瘤に気付き病院を受診することも少なくありません。

検査としては超音波検査、唾液腺造影、CT、MRI、RIシンチグラムなどがあげられ、
腫瘍の形、大きさ、部位などから診断しますが、
最終的に良性悪性判断、組織型は手術で採れた腫瘍を組織検査に出し確定診断を行います。

2. 治療法
~中略~

3. 術後の問題点
術後の問題として、
腫瘍の再発
顔面神経麻痺
Frey症候群などがあげられます。

腫瘍の再発は切除方法や組織型によって異なります。
部分切除術や浅葉切除術では核手術に比べ再発率は低いとされています。
顔面神経麻痺の発生頻度は核手術や部分切除術などでは浅葉切除術に比べ低いとされています。
顔面神経麻痺は多くは一過性のもので、術後経過中に多くは改善されます。
Frey症候群とは手術後に耳下腺から唾液を作る指令を出す耳介側頭神経が
再生の際に汗を作る汗腺に迷入したために、
食事の際耳前部赤くなったり汗をかいたりする現象のことです。
Frey症候群の発生頻度は切除方法によって異なりますが、
核手術や部分切除術などでは浅葉切除術に比べ低いとされています。


腫瘍の中でも決してメジャーではないマイナーな腫瘍を引き当てた、
という認識でいいですか?
いいと思います。

術後の問題点として挙げられている、
顔面神経麻痺
およびFrey症候群については現状発生していないのでご安心ください。
いやほんとよかったね。
再発に関しては、経過観察をしないとね。起きませんように


■腫瘍の発見について

2015年か2016年の時点ではすでに
「なんかリンパが腫れているのかな?」と自覚できる程度のしこりが、
耳の下にありました。

最初は特に気にしていなかったものの、
しこりがあるといのはなんとなく怖いもので、
「癌?」という不安から、
2017年にかかりつけの耳鼻科で相談して、名古屋駅付近の総合病院に行きました。
(僕は名古屋在住です)

その時の医師の対応が、
『切らんとわからんね』という説明の欠如もいいところで
「いやいやいや急すぎるやろ、他にないんかよ」と感じてしまい
その時点では手術を決意するに至りませんでした。
(調べてみた結果、治療に関していえば手術という方法しか無いものではあるので、
 決して間違いではないもののなんかこう、
 不安を取り除くための言い回しとかあるやろ、と今でも思います。)


その後は特にしこりについて調べたり検査したりすることはなかったのですが、
2018年に、目に見えて肥大化しているなということに気づきます。

一度気にしてしまうと、
精神的に疲れた時などに耳の下に圧迫感を感じたり、
そこから頭痛を覚えたり、
「あ〜〜治療しよ。」と決めたのはこの頃でした。


気にはなるものの、直接的な負担は全く無いに等しいので
そのまま2019年を迎えます。

2019年9月、地元福岡でのライブを終えた翌日、
喉の疲労と風邪の予防のために訪れた耳鼻科の院長の経歴をなんとなく調べてみたところ
耳下腺で有名な医師だということがわかり、
その時にあらためて耳の下のしこりについて相談しました。

・2016年くらいから自覚はあったこと
・2018年には肥大化を感じていたこと
を伝え、
触診、細胞診、を経て
総合病院への紹介、およびMRI検査の予約を手配いただきました。


この時点での悩みは2つ
(1)手術どこで受ける??
(2)リスクとして挙げられる顔面麻痺したらどうする??

悪性腫瘍だったらどうしよう、という不安はこの時点から特になかったです。
(触診、細胞診、MRIなどの検査結果の初見からはおそらく良性
記事執筆現在、病理検査中なので、まだ未確定ですが。)


■手術の決断について

(1)手術どこで受ける??
僕は、福岡出身、名古屋在住で東京を主な活動拠点としています。

そのため
家族のサポートを受けやすい福岡か、
自宅が近い名古屋か、
前後のスケジュールと合わせやすい東京か、
どこの病院で手術を受けるか悩みました。
(この悩み、こんな生活してる人そうそういないと思うのでなんの参考にもならんな??)

先述の先生がご紹介くださる病院が、福岡or東京だったので名古屋は最初に除外。
また、MRI検査や術前検査など、入院前にも数回の通院が必要だったために
往復の負担を加味して東京での手術を決めました。

紹介頂いた東京の先生は、
口調が物腰柔らかでリスクについてもきちんと丁寧に説明くださったことから、
2017年の総合病院の嫌な思い出も再発することなく、手術を決めました。


(2)リスクとして挙げられる顔面麻痺したらどうする??
こればっかりはね〜〜〜〜!!

MRIなどの事前検査で腫瘍の位置を確認することはできるので
顔面神経に影響が大きいかどうかはだいたい分かるとは言えども、
紹介された医師だとは言えども、
物腰柔らかで良い印象だとは言えども、
手術中何があるかわからんしなぁ。
病院の評判を調べてもその医師個人の手術スキルがわかるわけでもないしなぁ。

手術当日のその瞬間まで、不安は拭いきれないままでした正直。
信じきれたから手術を受けた、とかではなく
単純に手術の日がきて、終わって、セーフだった。という感じ。


■入院生活について(めっちゃ覚え書きの走り書き)

1週間の入院生活が始まるデイ!

僕は個室(室内にトイレ付き)での入院を希望しました。
正直差額は高い!
保険も適応外だし!

最初は
「寝てるだけやし、まぁ4人部屋でもいいかな安いし・・・」
と思っていたものの
自分の完全なる昼夜逆転生活リズムを思い起こし、
・他人の生活音を気にしなくて良い
・起床/消灯時間もほぼ自分次第

「この楽さには変えられん・・・」ということで、個室を希望しました。

【入院1日目:手術前日】
10:00

入院窓口に到着


10:40
窓口での手続き待ちを経て、
入院するフロアへ
デイルームに通され、名前とID入りのリストバンドを装着して、
最後の術前検査として耳鼻科を診察するように説明される。


11:00
耳鼻科診察、待たされる。
明日の手術何か質問ありますか?という、今までの先生とは別の医師の質問のみで終わる。
今の、要る?

後述のレンタルセットの申し込みをして、病室へ戻る


12:00

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入院生活最初の食事!!
まずいと評判の病院飯や!!やったぜ!!

麻酔科医
執刀医
病棟看護師
など何回かに分けて、何人かがそれぞれの説明に来た


18:20

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写真じゃわかりにくいけど、
これでもか!ってくらいのひじきの量に笑った
右端のキャベツのカレーのやつ、すごいキャベツのカレー。
うまいとかまずいとかじゃない。
キャベツのカレーのやつ!って感じ。

特に心配で寝れないとかもなく。
いつも通りの生活をいつも通りに別の部屋で過ごしていた感じ。

【入院2日目:手術当日】
0:00
絶食


6:00
絶飲


8:00
術着に着替える
全身いろんな面にパチンってタイプのボタンがついていて脱ぎ着しやすい。
これがマジックテープだったら、
両サイドから引っ張って全裸になるタイプのギャグができそうなやつ。
そんな構造。


8:20
迎えに来た看護師と手術室へ
僕のID照合時、受付の人と看護師さんと「せーの」で番号を言ってた。
取り違い防止なんだろうけど、アナログとデジタルの混在を感じる。
ダブルチェックだ。
手術室に入る先生方のネームタグのバーコードを読み取ったりもしてた。
でも手術室のゲートにはそのチェックがついてるわけじゃないし、
実際には他の人入れるよな。
最後は人力頼みなのね、って思う。

手術室に入る前の自動ドア、無機質すぎて普通にビビる。
なに?異界へのゲート?人体実験されますかもしや。
自分の足で入らせるのやめて欲しいがすぎる。

手術台へ。
お布団乾燥機みたいなやつで温風が送り込まれてる空気布団的なのをかけられた。
軽くて暖かい。おうちに欲しいですこれ。

口元にあてられる酸素マスクもビニールぷにぷにな感じで可愛かった。
写真で載せた、プラスチックのやつとはまた別。

そっから先は覚えてない。麻酔すごい。全身麻酔すごい。
麻酔切れて目覚めたら手術終わってた。

麻酔あけのハイテンションがすごかった。内容覚えてないけどめっちゃ喋った。
「今このテンション喋らないと損だ!」という謎の使命感でなんかすんごい喋った。
「おわったんですか?打ち上げいきます?いかない?いきませんね?」みたいなこと喋ったたぶん。
うるせえがすぎる。永眠させられても文句言えねえ。


13:30
病室にベッドのまま戻る。
めっちゃ長いね?ほんまやろか。
右腕には水分と抗生剤と麻酔の点滴がつながってた気がする。
あと術部である首からドレーン。めっちゃ邪魔すぎる。
そしてちんちんに管。
 尿 道 に 、 管 。

13:45
執刀医のうちの一人の先生が術後の状況を見にくる。
割と意識はしっかりしていたので、
「腫瘍の写真撮りたいです!」と伝える。
(記事の一番最後に載せます。
 有料部分にするので、唐突なグロはないです安心してください。)


14:30
軽く寝て起きる。
自撮りする。あまり盛れない。
こっからはずっとtwitterとか見ながら過ごしてたと思う。
今ここでスマホ落として術部に当たったら泣くだろうなって思ってた。


16:00
指示通り、術後2時間の安静を経て、まずは尿道の管を抜く。
本当に痛かった。手術より痛かった。
麻酔効いてる時に抜いて欲しかった。
馬鹿なの???って言いかけた。

尿道プレイをする性にアグレッシブな方、ほんと変態だと思う。真似できない。したくない。

立ち上がって手術着から入院着に着替える。
それくらいの動きは難なくできるくらいの状況。
twitterに載せた写真を撮ったのはこの時。
特に麻酔による吐き気もなく、安定した心持ち。

鈍痛は続くけど、耐えられないほどじゃない。
モルヒネをもっとちょうだい。ってきもち。
なに?ちょっとオシャレな歌詞?


18:00

画像3


圧 倒 的 液 体 物 

20:00
点滴の麻酔を追加。
(前回の投与から約6時間は開ける必要があるとのこと)

こちとら0時回ってからが夜やぞ!フィーバー!


【入院3日目:術後1日目】
1:00
内服の痛み止めをもらう。
ロキソプロフェンかぁ。ロキソプロフェン1錠かぁ。
こいつ頭痛とか喉の痛みのときにももらうけど効いたことないんやけどこいつかぁ。
信じてるぜ相棒…この鈍痛、おさめてくれよな…!


2:00
看護師さんの見回り


3:00
看護師さんの見回り
寝てても起きるよな扉あくんだもん。
見回りご苦労様です。
夜勤ということは午後と明日はお休みですか?
夜勤手当もつきますか?
おつピーマン。


4:00
べつに痛みがどうというわけでもないけど、スマホ見てたら4時だった。
私っていっつもそう。4時から逃れられないの。

朝と夜が曖昧に混ざり合うのが、4時。

6:00
点滴の入れ替え
ねえ、わたし、眠りについたの4時なの。起こさないでねえ。
(ちゃんと寝ろ)


7:00
採血/採尿
採尿!痛い!
放尿!痛い!

恐る恐る放尿してもゆっくり放尿しても痛いもんは痛い。
管はいってたから仕方ないね???

僕には膣がないですけど、女性の方にも説明するとしたら、
めちゃめちゃ爪長いのにガシガシ手マンしてくるタイプの男に当たった時の絶望感、でしょうか。
多分。


8:00

画像4

急 に 固 形 物 (霜降り明星 粗品)
カボチャ、おまえさ、固すぎる。
箸で切って小さくしたけどお前さ、固すぎるよ。
もっと肩の力ぬきな???

9:00
診察
左耳に貼ってあったデカいガーゼをはずして
紙テープかなんだかに変えたらしい(見てない)(怖くてあんま見れない)
ドレーンは明後日外そうかなぁと言ってた。
『術後3日もしくは出血20mm以下』が目安とのこと。
引き抜けたらバリ痛そうでほんま怖いから早くはずしてくれと思ってた。

顔面神経のチェックのために先生の指示に従って顔を動かす
・おでこにしわ寄せ
・ほっぺふくらませ
・口をう〜、い〜、お〜
最後に『強く口をすぼめて顎に梅干しを作ってください』って言われたけど、
普通にやり方分からんくて「これは普段でも出来んw」って笑ったら傷口痛かった。
ばか。

顔だけをマウントに生きてきたんだ僕は。
顔面麻痺、どうやら無事のようです。
ありがとうございます。


12:00

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ぜったい人類は毎日3食もいらないと思う。
シチュー風味のジャガイモ、貴様は完全にジャガイモだったぞ。
身を隠せ。
料理に徹せ。
ただの芋やんけ。


18:00

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お粥がおもてぇ
でも白米よりは食べやすくて好き
白米って飽きるよね。大戸屋とかご飯抜きの単品にしちゃう。
チャーハンとか牛丼みたいに米に味ついてたら大丈夫なんだけどな。
でも漬物があれば白米は神になるよね。

やっぱり1日三食は多いとおもいます。いらない。
全部完食してるので褒めて欲しい。

そして18時には全てのイベントが終わるのどうにかして欲しい。
普段なら今くらいからようやく活動しようかなの気持ちになるんだが?


【入院4日目:術後2日目】
8:00

画像7


好き嫌いないのが最強
だって、ハッキリわかんだね。
口開くのが億劫なのと、唾液分泌するときに若干痛い。
そんくらい。


12:00

画像8


ジャガイモの自己主張が相変わらずこのやろう。
もっと忍べ。
というか朝のあと寝てたら昼って。
何もせずに昼って。太っちゃいそう。


16:00
ドレーンを抜く

最後の痛そうな行事にとてもビビった。
どれくらいビビったかというと、冷や汗が背中を伝うくらい。
(ビビりすぎでは?)
(だって麻酔ないのに体から管取れるの怖いでしょ)

テープ剥ぐの、地味に痛い。
芸人なら大げさなリアクション取って場を持たすくらいの痛さ。
痛いとも言い難い。地味に痛い。

抜糸はないとのこと。
皮膚の下を溶ける糸でぬっていて、表面はテープだけらしい。
すごいな??科学の進歩に感謝。

けど動いたら傷開きそうだなこわい。
左耳にずっとイヤホンをはめてるような違和感があった
腫瘍の皮膜を破らずに摘出するために、
耳の神経は切らざるをえなかったらしい
なのでいま耳を触っても麻酔がかってるような違和感がある
でも徐々に感覚も戻るらしい。
神経って繊細やな。


18:30

画像9


あのね、バナナね。
ヘタがもがれていたの。
あのね、皮を剥く持ち手がなかったの。
初めてよあたし、そんな経験。


【入院5日目:術後3日目】
7:00

ラスト点滴


8:00
点滴終わりと同時に針を抜いた。
さよなら。お前と過ごしたこの3日間のことは忘れないよ。
お前も、僕のこと、絶対忘れないでくれよな・・・。

点滴してた腕、かゆいなぁーと思ってたところ水ぶくれができてた。
潰したら薬剤っぽい匂いがした。
かゆい。


9:00

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入院食、大豆と芋に支えられてるな。
偉大だわ、大豆と芋。


10:00
診察
いつもの先生じゃなくては別の人。
声が高いしめちゃ早口だし話す気にならん。
おるよねたまに。
話し方って大事だ。


12:00

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何時退院かの指示をもらわないまま、昼飯後に寝続けるわたし。


15:00
何時頃退院されます?(お迎えがいらっしゃいますか?)
と逆に聞かれたのですが。指示を待っていたのですが。
片付けはじめましたわたし。


16:00
退院
グッバイ!!
寝てるだけで飯が提供される神空間!アディオス!!


■病院食について


病院食はまずい!というイメージが一般的だけど、
僕個人としては
・好き嫌いが特にない
・煮物やおひたしみたいなものが割とすき
・お粥の方が白米より食べやすいのですき
・何もしてないのにご飯が与えられる環境が神

ということで、全然苦痛ではなかったです。

ラーメン!焼肉!フォォォォ!!!!
みたいな嗜好の方には辛いのかもしれない。


■入院時の持ち物について


病院内で別事業所が手配している
入院用レンタルキット(500円/日くらい)というものがあって、
それを利用しました。
----------------レンタルキットの内容---------------------
・病院着
 (毎日交換 or 3日1回交換を選べる / 後者だと少し安い)
・ハンドタオル/バスタオル
 (毎日交換してくれる)
・歯ブラシ
・マウスウォッシュ
・ボディソープ
・シャンプー
・ティッシュ一箱
・箸
・スプーン
・コップ

 (タッパーみたいな蓋がついていてストローがさせるもの)
-------------------------------------------------------------
を貸し出してくれます。
マジで何も持っていかなくてよかった。


○上記以外に自分で準備したもの
------------------使わなかった----------------------
・替えの洋服
 (外出しないので病院着があればよい)
・ビニール袋
 (着替えも特にないので入れるものがなかった)
・Nintendo Switch
 (特にゲームするテンションにならなかった)
 (twitter最強)
 (グラブルしか勝たん)
 (個人差があります)
・化粧水/ヘアオイルなどの美容品
 (そもそも普段から使わないくせに念の為に準備しすぎた)

-------------------使った--------------------------
・替えの下着
・延長コード
 (枕元にコンセントがあるけど、
 充電器ケーブルの長さによっては寝転んで使いづらいので)
・スマホ
 (マジでいい時代だと思う。片手の中に全世界。)
 (テレビカードは1度も買いませんでした)
-----------------------------------------------------------

○人によってはあると良いかもしれないもの
・タブレット
 (動画とか見れると絶対暇つぶしになると思う)
 (本とか漫画も見れたらいい暇つぶしになるよね)
・髭剃り
 (多くの男性はおそらくいるよね?)
・ドライヤー
 (多くの女性はおそらくいるよね?/病院の洗面所にもあるかもしれない)
・化粧水などの美容品
 (病室はめちゃめちゃ乾燥する)
・ポータブルゲーム機
 (Nintendo Switchはおそらく便利/ マイクラの整地をやれ)
・「大丈夫?お見舞い行こっか?逆にしんどいかな」って連絡くれる恋人
 (必須すぎた。めちゃめちゃ欲しかった)


■入院して気づいた点について


○高額な医療費にビビる必要はない!
実は、みなさんが加入している健康保険には下記のような制度があります。

高額な医療費を支払ったときは高額療養費で払い戻しが受けられます。

高額療養費とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。医療費が高額になることが事前にわかっている場合には、「限度額適用認定証」を提示する方法が便利です。

画像12

おそらく入院時に病院側からも説明があるかとは思いますが、
要するに、自己負担の上限額が決まっているということです。

『100万円かかっても5万円で済んだぜ!ヒャッハー!!』(適当な例示)


○お仕事を休んでも、一部の給料はもらえる!

支給される条件
傷病手当金は、次の(1)から(4)の条件をすべて満たしたときに支給されます。

(1)業務外の事由による病気やケガの療養のための休業であること
健康保険給付として受ける療養に限らず、自費で診療を受けた場合でも、仕事に就くことができないことについての証明があるときは支給対象となります。また、自宅療養の期間についても支給対象となります。ただし、業務上・通勤災害によるもの(労災保険の給付対象)や病気と見なされないもの(美容整形など)は支給対象外です。

(2)仕事に就くことができないこと
仕事に就くことができない状態の判定は、療養担当者の意見等を基に、被保険者の仕事の内容を考慮して判断されます。

(3)連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと
業務外の事由による病気やケガの療養のため仕事を休んだ日から連続して3日間(待期)の後、4日目以降の仕事に就けなかった日に対して支給されます。待期には、有給休暇、土日・祝日等の公休日も含まれるため、給与の支払いがあったかどうかは関係ありません。また、就労時間中に業務外の事由で発生した病気やケガについて仕事に就くことができない状態となった場合には、その日を待期の初日として起算されます。

(4)休業した期間について給与の支払いがないこと
業務外の事由による病気やケガで休業している期間について生活保障を行う制度のため、給与が支払われている間は、傷病手当金は支給されません。ただし、給与の支払いがあっても、傷病手当金の額よりも少ない場合は、その差額が支給されます。
任意継続被保険者である期間中に発生した病気・ケガについては、傷病手当金は支給されません。

入院して治療を行うとその間の給料がなくてヤバい・・・、
と思わずに、上記のような制度を利用するといいと思います。


病院によって個室の値段が全然違う!
「差額ベッド代」
といいます。
もちろんお医者さんの腕も大事なのですが、
差額ベッド代を調べておくのも大事かもしれません。

差額ベッド代や入院中の食事代は、
健康保険でも医療保険でも請求できないのでね・・・。


○医療保険はやっぱりありがてぇ
保険の内容にも寄ると思いますが、
・手術につき(50,000円/回)
・入院につき(5,000円/日)
というような保険を後日請求できることが多いと思います。

掛け捨て型の医療保険など、入っておいても悪くはないのかなと。
もちろん
・健保の限度額があるから不要
 (上述)
・貯金があればまかなえる
・健康だったら損

みたいな意見があるのもごもっともなので、
今回に関しては、入ってる時期でラッキーだったなぁ。
程度のあれです


■気になった点について


総合病院という仕組み上仕方ないのかもしれないけど、
部署が異なると連携があまり取れてない。

同じような問診票の記入担当者ごとに重複した内容の確認、が多すぎる。
何のための電子カルテや???って言いそうになる。
(担当者によっては閲覧権限がないのかもしれない)

受診している=肉体的/精神的ストレスを大なり小なり抱えている人間
間違いなく普通に過ごしている人よりは許容キャパが狭くなっていると思うので、
そういう人間に対して『同じ内容』を何度も聞くというのは、
単純にストレスだし、「この病院大丈夫なん?」と思ってしまうなぁと。
(安全のためのダブルチェック、ではなく単なる連携不足による重複)

『○○の書類ってもうお出しになられましたか?』ってこっちに確認を取るとかね。
チェック表でも申し送りでも、
病院側で全員がいつでも状況を把握できるシステムづくりはしないとどっかで漏れるの
頑張ってくださいシステム会社さん。

■最後

ご心配をおかけしましたが、今の所は本当に無事です。
この記事が、心配してくださった皆さんを安心させられたり、
同じ症状で不安になっている方の参考になれば嬉しいです。

ちなみに、こんな医療じみた記事を書いていますが、
普段は歌をうたっています

2月には大阪東京14日間無料ライブを開催するので
良かったら遊びにいらしてください。どなたでも大歓迎です。


長文、最後まで読んでくださってありがとうございました!


■有料コンテンツ

以下、有料コンテンツ欄には「切除した腫瘍」のみを含みます。
なんかせっかく撮影したのでどこかに載せたくて・・・。
・腫瘍が見てみたい人
・別にみたくはないけど、退院祝いを送りたい人
という方向けの、ただの写真ですが、よければ!

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