彩ふ(いろう)読書会 京都 第一部 ミステリ限定読書会
彩ふ読書会 京都 第一部ミステリ限定読書会 9名
京都駅から会場までウォーキング2kmを楽しむ。レンタルスペースは、明るい色彩の壁紙で 天井が高く気分がいい。幹線道路から離れていて静かだ。 読書会にいい環境だ。ランチは、途中にコンビニがある。
ミステリ限定と聞いて 推理小説しか思い浮かばない僕は、やっぱり頭が固い。
紹介された本
「秘密」上下 ケイト・モートン 僕の紹介
ケイト・モートンにぞっこん!見知らぬ男を殺した母の過去を探る物語。ミステリ部分はもちろん女性の生き方に強く引かれる。驚きのエンディングと素晴らしい余韻のエピローグ。思い出すと胸が熱くなる。
「君のために鐘は鳴る」王 元 かつきさん
名作「十角館の殺人」を超える21世紀の本格ミステリ。9月発売の新刊。紹介者の熱い想いが伝わる。
「未解決事件グリコ森永事件 捜査員300人の証言」NHKスペシャル取材班 あたさん
子供の頃に起きた劇場型犯罪。発表者の通勤圏内を舞台に起こった事件なので肌身に感じる。3億円事件といいあの頃の不穏な社会を映し出す。
「世界でいちばん透きとおった物語」杉井 光 坂本さん
3日後に読了したので 感想を投稿します。
平凡な言葉だが「前代未聞」「空前絶後」な本。冒頭からなんか読みにくい?ながら ミステリの面白さに引かれて読み進める。小説家の父親の書いていた本のタイトルがわかった時点で この本がそうなんだという驚き!未発表の原稿を探す旅にドキドキしながら 驚きのエンディングへと。読書会の紹介本だが、発表内容をほとんど覚えてなかったのが幸運で 新鮮な感動を味わえたのがうれしい。紙の本の魅力を再定義して 限界に挑戦した作者と出版関係者の労苦に感謝したい。未曾有の読書体験が味わえる。
進行役を務めて本の紹介のあと 本の魅力など読書体験を聞いてみた。
問いかけ
1 読書好きで よかったことやメリットはどんなことですか?
2 本は買う派または借りる派ですか?
3 読書ノートや感想文を書きますか?
4 途中で挫折した本や積読はありますか?
意見など
1 他者への寛容さや視野の広がり、様々な意見や価値観、生きることへの関心など
2 買う人や図書館で借りる人など 新刊や古本 本棚の整理の悩みがある。読まなくなった本はヤフオクとかで処分
3 書かずに読書に集中する人、感想や読書ノートを活かす人など
4 挫折多い カラマーゾフの兄弟、写真論、ドストエフスキー悪霊、哲学本 聖書など
気づきなど
純文学の読書会に参加した人がいた。70~80歳代中心で 中身の濃い発表で圧倒されたとのこと。自分には合わないのでやめたらしい。
小説の力について 夢中になり現実に戻るのにタイムラグがある。本の世界に没頭する、夢の世界みたい。同じ意見が多い。
現実世界で他者の深い考えや感情に触れることはまずできない。人間を理解する最も早い方法が読書かもしれない。
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