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時代を超えて人間が進化する道(ヨガの本質)

どうも、真仙です。

今回は「人間の霊的進化」について語ります。
宇宙の本質を理解できるほどに、人が進化するにはどうすればいいのかというテーマです。

私のアプローチの方法は、人間自身の可能性を開いて探求していくというものでした。
科学ではわかっていないことがいくらでもあるので、人間に内在する可能性に賭けたのです。

人間の五感を超えた感性を開いていく。
つまり、心の目を開いて、すべて捉えようとする試みでした。

人間の知覚力の限界を超えていくというものです。
徹底的な修練や修行を通して、自分自身を開いていくというものでもありました。
武道からヨガに至るまで、あらゆるものに取り組みました。

その探求の根拠となったものは、あらゆる聖典の言葉です。

その中でも、あるヨギの自叙伝という本が人生を変えたといっても過言ではありません。

人間は、自然の進化にまかせるときは、適当な食物と日光をとり、健全な思想をもって生活しても、解脱を完成するのに百万年かかるといわれている。人間の脳組織は、ごくわずかな変革を遂げるにも、十二年の正常で健康な歳月が必要であり、脳全体が宇宙意識を受け入れられるほどに純化されるには、太陽のまわりを百万回もまわらなければならない。

あるヨギの自叙伝 248ページ

これは人間の霊的進化について説明しています。
ここで語られる十二年の歳月は、黄道十二宮に対応しています。

いわゆる星座の区分と動きですね。

古の聖賢たちが人間について調べ尽くした上で、黄道十二宮と6つのチャクラが対応していることを見つけ出したわけです。

6つのチャクラとは、第1チャクラ~第6チャクラのことです。

季節と星座の巡りに合わせて、第1チャクラから第6チャクラまでエネルギーが上がって、次に第6チャクラから第1チャクラにエネルギーが下がっていきます。
黄道十二宮が巡るたびに、星のエネルギーが人間の脊柱上を一周するわけです。

そのときに、ごくわずかに人間は霊的に進化します。

この原理をできるだけ噛み砕いて、お伝えすると、あらゆる星々や星座から固有のエネルギーが地球に降り注いできています。
太陽の光がやってくるように、地球には目に見えないエネルギーも吹き込んでくるわけですね。

星々のエネルギーが地球に吹き込むと、人間の中にもそれが流れ込んでくるわけですね。

星のエネルギーが1年~12年かけて、人間の脊柱上のチャクラを通りながら一周するわけです。
すると、チャクラがごくわずかに開いて、人間は霊的に進化していきます。

人間の脳が霊的に進化すると、宇宙のことが少しわかるようになります。

インド哲学では太陽の周りを100万回ほど回ると、人間の脳が完全に進化し切って、チャクラが全開になると云います。
地球は太陽の周りを1年かけて回るので、完全に進化するのに100万年かかることになります。

チャクラが全開になったとき、霊的感性も全開になります。
そのとき、宇宙の根本真理(神)を本当の意味で理解できるようになるわけです。

現実的に考えて、100万年も生きられる人間はいません。
100年ではなく、100万年ですからね

ということは、数多くの輪廻転生を通して霊体を進化させながら、神との合一を達成していくわけですね。

私の意見を述べると、この話の通りに100万年の時間がかかるとは思っておりません。
しかし、人間の自然進化のサイクルは、非常にゆっくりだということはわかっています。

実際に考えてみると、社会の中を普段通りに生きているだけで、宇宙の根本的な真理を悟るというのは想像すらできないことです。
100万年かかってもおかしくないと感じることではあります。
科学がいくら発達したとしても、宇宙の大部分はほとんど解明できていません。

ただ、私には直観がありました。
人間の中に自己の本性(神)を悟るための力が眠っている、と。

それをどうやって引き出せばいいのかということです。
しかも、時代を超えてです。

私が着目したのは、次の言葉です。

クリヤ・ヨガは、人間の進化を促進するための手段である

あるヨギの自叙伝 246ページ

クリヤ・ヨギは、意志を用いて自己の生命エネルギーを、脊髄の六つの中枢(延髄、頸椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨の位置にある神経叢)に沿って上下に循環させる。これら六つの中枢は、象徴的宇宙人間である黄道帯の十二宮に相当する。この鋭敏な脊髄の周囲に、わずか三十秒間エネルギーを循環させるだけでも、人間の魂は微妙な進化を遂げる。三十秒のクリヤがもたらす霊的進化は、自然のままに生活する場合の一年分の霊的進化に匹敵するのである。

あるヨギの自叙伝 246ページ

クリヤ・ヨガなるものを実践すると、霊的進化が非常に短縮されるということです。

自然進化の場合は、100万年かかる霊的進歩がわずか数年~数十年に短縮されるということです。
何転生もかかるような霊的進歩が、一生のうちに凝縮されるわけですね。

本来は1年かけて脊柱上を巡るエネルギーの流れを自己の意志力を用いて、30秒間でやってしまうわけですね。

30秒間で自然生活の1年分の霊的進化を遂げるのです。
それを何年も繰り返し続けると、最終的に解脱の域に達するわけです。

私は霊的進化を短縮する方法をとても知りたかったのです。
何転生も進化を待つのは耐え切れず、自分で宇宙の本質を解き明かしたかった。
霊的感性を開いて、神を直接体験したかったのです。

クリヤ・ヨガとは実際にはどういった技法なのか。
それも含めて、知りたいと思っていました。

宇宙的な本質を体験することが、自分とは何かを解き明かすことにも繋がると直感していました。
自分の本質がわかれば、そこに魂の救いもあるのではないか。

本当の道を人々に伝えたいという思いもありました。

・師に恵まれて、真のヨガの全容を把握する

祈り続けると幸運に恵まれ、ヨガの師であるシャノン先生と出会うことになりました。
シャノン先生はインドにまで行って、クリヤ・ヨギと実際に会ってイニシエーションも受けていました。

シャノン先生はヨガの大家と呼べるようなマスターでした。
そのヨガの教えはとても奥深いものがあり、すべてに光が吹き込まれていました。

シャノン先生からヨガを習ってわかったこと。
その結論を申し上げると、クリヤ・ヨガをはじめとしたすべての霊性ヨガは「クンダリーニ・ヨガ」を前提としていたということです。

クリヤ・ヨガの実体は、シヴァ天のクンダリーニ・ヨガでした。

本物のクリヤ・ヨギからイニシエーションを受けると、シヴァ天が姿を現すのです。
シャノン先生がハリハラナンダの弟子プラナナンダ(PRAJNANANANDA https://www.prajnanamission.org/からイニシエーションを受けた時もそうでした。
(ハリハラナンダはスリ・ユクテスワの弟子。スリ・ユクテスワはあるヨギの自叙伝の著者ヨガナンダの師でもある)

クリヤ・ヨガを現代に復活させた大師ババジは、インドではシヴァ・ババとも呼ばれています。
インドにおいて、ババジはシヴァの現れだと知られているようですね。
それはシャノン先生のイニシエーション時の霊的体験とも合致しています。

本来のヨガは、脊柱上のクンダリーニを上昇させる。
その結果として、チャクラを全開にさせて、霊的に開いていくというものでした。

私がシャノン先生から教わったガネーシャ・ヨガもクンダリーニを上昇させる具体的な技法でした。
さらに深めると、チャクラを全開にさせて終わりではなく、チャクラを浄化して溶かしていくのです。

そうすると、チャクラに付着したカルマがなくなり、この世に対する囚われがなくなって、解脱の域に達していきます。

その他のすべてのヨガも伝統的なものであればあるほどに、本来の霊性を追求するものであればあるほどに、必ずといっていいほどにクンダリーニ・ヨガとしての性格を表していきます。

ヨガにおける霊的に進化する具体的な技法とは、クンダリーニ・ヨガだったということですね。

ぎゅっとまとめると。

真のヨガとは時代を超えて、宇宙の本質を自ら悟るための技法です。
そのために脊柱上のエネルギーを通して循環させ、チャクラを開き、浄化し、溶かし、カルマの囚われをなくし、魂を神へと上昇させる方法です。

百万年の霊的進化を一生のうちに凝縮するのです。


・宇宙の本質がわかるようになる

師の下で、あらゆるヨガを数年行じると、急激に開かれていきました。
私が行じたヨガの種類は、非常に多岐にわたります。

ガネーシャ・ヨガを中心として、伝統的なヨガから師を通して天から吹き込まれたものもすべて行じました。
師は神様(シヴァ天やガネーシャ天など)と直接対話することができ、その聖なる音を聴き取り、マントラにして息吹を吹き込むのです。
その音を唱えると、神エネルギーが流れてきて浄化され、速やかにクンダリーニが上昇して霊的に進化していきます。

ラーマ・ヨガ、不動明王・ヨガ、その他多数。
あらゆるものをすべて自分の内面の宇宙に受け入れ切って、瞬間瞬間で力を尽くして、やっていきました。

特にガネーシャ・ヨガ、聖霊の行法、キリスト意識の瞑想が自分に合っていました。
それらが私のことを急激に変容させていきました。

キリスト意識の瞑想は、クンダリーニ・ヨガとは少々と性質が違います。
神の光を直接下してきて、その光のエネルギーを脳に満たし、脊柱上に流していくのです。
全身に光が満ち満ちて、チャクラが開いて、浄化され、溶けていくのです。

霊的進化が最高に起きてきます。
神意識(キリスト意識)はすべての神々の主であり、すべての天使の主でもあります。
その無限の光を受け入れることで、霊的に進化していきます。

クンダリーニ・ヨガもしていましたが、キリスト意識の瞑想もやり込んでいました。

だいぶ前の話になりますが、シャノン先生に会いに行き、合宿(リトリート)のような形をとって、一緒に瞑想していました。
その日は数時間ぐらい瞑想してから、夜に自室で一人休んでいると不思議なことが起きました。

部屋の天井に黄金の光がほとばしるのが見えて、それが自分の眉間から頭の中に入ってきました。

ぶわぁーと黄金の光が芽吹くと、急激に目の前が開けて、宇宙のことがわかるようになりました。
それから、あらゆる聖典を読んでも、光がほとばしり、その意味が直観的にわかるようになりました。

霊的進化とは、かくして起こるのだとわかりました。
神の光によって、起こると確信しております。

それまでにも聖音(マントラ)を心の内で唱えるたびに、光がどんどんと流れ込んできていました。
数年近く行じて準備ができたから、ある瞬間にブレイクスルーが起きたということです。

急に宇宙の本質がわかるようになりました。

深く瞑想し、神意識(キリスト意識)に溶け込むと、自分の意識が無限に拡大するような体験もしました。
すべての存在の裏側に、神の光を見い出すようになりました。

人間とは何か。自己の本質とは何か。
宇宙世界の本質とは何か。

それは「神の光」であると、私はすでに理解しています。
このことは直接体験することでわかってきています。

人間の本質とは何かについて、次回の記事でまとめようかと思っています。
そこでは神と人間の同一性について、お伝えします。


ガネーシャ天のクンダリーニ・ヨガはこちらの本にまとめています。
技法を簡潔にまとめた本ですが、その霊的価値は無限に等しいです。


キリスト意識の瞑想は、アベル意識の瞑想とも言います。
その瞑想法は、こちらの本の305ページ以降に書いています。

両者ともに霊的進化を最高レベルでもたらします。
よかったら、実践してみてください。

すでに霊的進化の技法は公開され、道は開かれています。