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【私の新入社員時代】目の前の仕事に懸命に向き合えば、結果はついてくる

シノプスでは4月3日に「2023年度入社式」を行いました。今年は10名の新卒入社メンバーを迎えました。そこで今回は「私の新入社員時代」として、営業部 部長の北尾和也の新入社員時代についてのインタビューをお届けします!

入社式の様子はこちらをご覧ください

営業部 部長 北尾和也

「需要予測型自動発注システム」という製品の魅力に惹かれた

――まずはシノプス(当時の社名はリンク)に入社したきっかけを教えてください
元々、大学を卒業後は全く別の業界に就職しました。いわゆる3PL(サードパーティー・ロジスティクス)で倉庫管理などの仕事をしていましたが、色々あって、転職を考えるようになりました。シノプスを知ったのは転職求人サイトです。IT業界や営業職にこだわって転職先を探していたわけではなかったのですが、「需要予測型の自動発注システムってなんだかおもしろそうだなぁ」と製品の魅力に惹かれ、応募したのがきっかけです。

――北尾さんはシノプスの新卒採用の第一期生と伺いました!
そうですね。2012年の4月に私を含めて4人入社しました。まあ正確には「第二新卒」です。1人は退職されましたが、他の2名は技術部で活躍していますよ。私たちのあとから毎年、新卒の社員が入社するようになりました。

――最初の配属はどこの部署でしたか?
5~6月くらいまで全員、サポート部(現在技術部サポート課)の配属でした。サポート部とは、需要予測型自動発注サービス「sinops」を導入いただいているユーザーの方からのお問い合わせなどに対応する部署です。始めはお客様からいただくデータをsinopsに取り込めるように整理したり、データをもとに導入効果を分析する仕事をしながら、業務の流れを一通り学びました。

――入社して感じたギャップはありましたか?
ギャップという感じではなかったのですが、とにかく扱うデータの量が多いことに驚きました。私は前職も学生時代もデータに関する業務や勉強をしていなかったので、最初は色々と戸惑うこともありました。とにかくひたすらExcelやAccessに関するを本を読んだり、先輩社員に質問したりして、必死に勉強しました。基本的な使い方をだいたい1カ月くらいかけて習得しました。

最初に任されたのは「自分の歓迎会」の段取り?

――サポート課での研修が終わり、本格的に配属されたのはどこの部署だったのでしょうか?
6月からシステム導入担当としてソリューション部(現在の営業部ソリューション課)に配属されました。他の同期はそのままサポート課に残ったり、開発課に配属になったりでした。当時は全社員で20名ほどの規模で、導入担当は6人だったと記憶しています。

――一番最初に担当されたのは何の案件でしたか?
一番最初のプロジェクトは「自分の歓迎会」でしたね。「導入は段取りが大切だ!」という先輩の教えのもと、自分の歓迎会の段取りをしました(笑)。

冗談はさておき、一番最初に担当したのは家電量販店さんへの導入プロジェクトでした。ちょうど、入社時研修のときにサポート課でデータを整理したり、導入効果の分析などを担当していた企業でした。sinopsの家電量販店への導入は初めてで、事例がありませんでした。なので一緒に進めていた先輩と二人で試行錯誤しながらなんとか導入にこぎつけた思い出があります。

――一番記憶に残っている案件も教えてください
入社2年目に担当させていただいた某スーパーマーケットさんへの導入プロジェクトです。別の自動発注システムをもともと利用されていたのですが、そのシステムで思ったような効果や運用改善ができなかったため、sinopsに切り替えていただくことが決定していました。しかし店舗の皆さんは「どうせまた効果でないんでしょ?」と、自動発注システムにはもうこりごりだという感じで……。そのため、実証実験の際に店舗の皆さんのご協力を得ることが難しい状況でした。

――そのような状況で、どのようにプロジェクトを進めていったのですか?
まずはsinopsの導入効果を実感いただくしかないと考え、地方にある店舗まで毎週通い、sinopsを動かすための店舗側の設定を自分で行いました。当時は棚割データの連携といった機能もなかったので、現場で売場の棚をチェックして需要予測に必要なデータを集めたり、設定をしたりしました。

1カ月ほどでsinopsの効果が発揮され、「自分で運用してみたい!」「他のカテゴリーでもやりたい!」と店舗の皆さんもsinopsの導入に乗り気になってくださいました。sinopsは正しく使ってもらえたら、絶対に効果が出ます。発注作業の簡略化だけでなく、利益率の改善にもつながると信じて乗り切りました。この「sinopsを信じる」という考えは今でも変わっていません。

――現在は営業部の部長を務められていますが、ずっと営業部なのでしょうか?
いえ、「数字」のプレッシャーに押しつぶされそうになり、営業から離れたいと異動希望を出したことがあります。その時は新規事業開発に異動になり、業務改善などの検討を担当してました。そこから営業に戻ったり、また新規事業開発に戻ったり……。コロナ禍の2020年に営業部に課長として異動し、2021年1月より現職である営業部の部長になりました。

――プレッシャーに打ち勝ち、今では営業部長として部全体の数字を管理されています。どういった心境の変化があったのでしょうか?
どんなに頑張ったとしても受注できない、失注することはあるのですが、以前はその結果を自分では受け止めきれませんでした。「あそこができていなかった」「ここが甘かった」と最初は周りのせいにしていたときもありました。しかし色々と突き詰めていくと、結局自分ができていなかったからだ……と自分に戻ってくるんですよ。そういう残念な結果にさせた自分が許せなかったんです。

目標達成できないのは何か原因がある。それは自分の努力が足りなかったのか、他の外的要因があったのか。そういった線引きをして、自分を許すラインを作るようにしました。自分がしっかりとやりきれたかどうか、もちろん営業として売上目標を達成することは重要です。しかし結果だけではなく、プロセスも同じくらい大切なんだということに気が付きました。昔は結果がすべてだと思い込んでいたんですね。

なので部長になった今、部下の失注に対して何かあれこれ言うことはありません。次、同じような結果にならないように一緒にしっかりと振り返ることを大切にしています。あとは、そもそも失注しないよう、週次でミーティングを設定し、一緒にしっかりと対策を練っています。

――シノプスには今年も10名の新卒社員が入社しました。社会人の先輩として一言お願いします
今回、自分の新入社員時代を振り返って思うのは、「向いている向いていないという判断は必要ない」ということです。私は人見知りな性格なので、人前で話すのは苦手なんです。最初に配属された導入支援はプロジェクトリーダーとして、社内外の大勢の人の前で話す機会が多いです。そのため「これは自分に向いていないなぁ…」と思っていました。しかし、いつしか大勢の人の前で話すことへの苦手意識がなくなっていきました。繰り返し取り組むことで、苦手なこともできるようになるんです。なので、まずは目の前の仕事に一生懸命向き合ってみてください。きっと結果はついてきますよ!


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