見出し画像

ただ公園で遊んだだけのお話。

今日は気温こそ高くありませんでしたが、陽が出ていて体感は暖かく過ごしやすい感じでした。
ので、ここ数日寒さで外遊びを敬遠していた我が家は揃って大きめの公園へ遊びに行くことを決意したのです。

そんな訳で、朝起きた段階では寒くて仕方なかったお父さんとお母さんは、今日も家の中でYouTubeを見たりアンパンマンの知育パッドだけで過ごす事になるのかしら?
なんて考えていたのですが、どうも日当たりが良さそう。
思い切って外出を決意した訳です。

車で2.30分程の大きな公園へ、ボール1つを持って出発するのです。
もう少し暖かくなれば砂場セットも持ち出したいのですが、今日は動かねばなりません。
なるべく歩き回ってほしいのでおもちゃは最低限。
ボールを追っかけ回してくれれば良いのですが。

ですが、息子はこちらの意図通り動いてくれる事など無いのです。
一度たりとも息子をコントロールし切る事など出来はしないのですから。

公園の駐車場に降り立った瞬間から、遊具を目指して走り出す訳でもなく。
散歩道をご機嫌に歩いてくれる訳でも無く。
持ち込んだボールで遊ぶなんて、以ての外。

まずは道路に面した歩道で車をたくさん見る。
わざわざ大きな公園に来て、1番最初にやる事が公園の敷地から脱出して国道沿いの歩道で車を眺める事なのです。
他の子達は公園の中で夢中になって遊んでいて、少しお父さんとしては羨ましいです。

しかし、息子が車を見たいのならそれに付き合ってあげるべきなのです。
問題は家族3人棒立ちで車を眺めるのでとんでも無く体が冷える事でしょうか。

ある程度車を眺めて満足したのか、公園内へ。
ボールを要求してくるので、遊んでくれるのか?と思いながら手渡すのです。
息子はボールを大切そうに抱えて拾った木の棒でポンポンと叩きながら練り歩くのです。
その様はまるでチンドン屋。
結果としては、その後の息子は1度もボールを追いかけて走ったりすることは無いのでした。

少しずつ少しずつ、公園中央の遊具エリアへ向かっていきます。
その間にどんぐり拾いや、池に張った氷をひたすら眺めている時間があり。
お父さんやお母さんは、とてつもなく体を冷やす事になったのですが些細な事です。

やっとの事で遊具エリアへ到着!
何かで遊んでくれるのか?と思いながら見ていると、やはりというか。
大好きな砂場へ直行。
手に持った木の棒でひたすら砂場を掘る息子。
こうなっては、残りの時間は砂場が確定した様なものです。

結局こうなるのであれば、砂場セットを持ってきてあげれば良かったと後悔。
息子が掘り起こした土をひたすら、両手に乗せられながらお父さんは悔やむのです。
砂場セットのダンプカーがあれば、こんなにキンキンに冷えた土を乗せられることは無かったのですから…

なんだかんだで、休みの日に外でいっぱい遊ぶのは久しぶりな感じです。
思っていた様に遊んでくれませんでしたが、息子も楽しそうでしたので良かったです。
お母さんとも良かった良かったと話合うのです。

本当に特別な事はカケラもない。
家族3人で公園に行っただけ。

そんなお話。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?