念願叶って

先日から
「おとはん、ぷらーる、かってー！」
と１日に何度もお父さんにおねだりしてきていた息子。
ついに約束のプラレール購入の日がやってきたのです。

朝起きた段階で
「おとはんおきてー、じゅーに！」
そう言っては枕元でお父さんに早く起きるよう促してきてみたり。
眠たい頭ながらに今日を本当に楽しみにしていたんだな、と思うとせっかくのお休みに早起きさせられてもあまり悪い気はしませんでした。

今回の事で息子が日付の概念を理解できたのではないかと思うと、この数日のおねだり攻撃も悪くなかったのではないかと思います。
うるせーなー、とは何回も思いましたが。

そんなプラレールを楽しみに楽しみに数日過ごしてきた息子の為に、お父さんは自分の子ども時代も含めて人生初のプラレールを手にする日がきたのです。

素人ですから良し悪しは分かりませんし、そもそも何を買えば間違いないのか入門編スターターキットみたいな名前でセット販売してくれれば助かるのに…
なんて思いながらお母さんと息子を引き連れてジョーシンの中のおもちゃコーナーを見て回るのです。

いい感じのセットが無ければ今日１日おもちゃ屋さんをハシゴするのも覚悟の上でした。
ですが、そこはやはり天下のプラレール様ですから。
いくつかセット販売されているものが並んでいて、その中でもレールや建物群のみの増設キットは中々に良い値段。

正直１発目に購入するのはこれじゃなく無いか？車体も付いてないので別口で車体のみの購入になる訳ですから。
その車体も１台平均１７００円以上、と。
これからもおねだりされ続けるとほどほどに厳しい金額でありながら、まぁいいか…？と買ってしまいかねない絶妙な金額です。

そんな中でお父さんお母さん共にこれが良いでしょ！と一致したのが
「2022 プラレールベストセレクション」
というセットです。
表面の箱に
「これからはじめるキミにぴったり！！」
と表記されているだけあって、レールの数はもちろん。
当然のように新幹線が１台付いてきて切り替えレールやステーション、踏切。
更には鉄橋も同封されていまして、息子の欲しいものが全て詰まっている最高のセット。

そこに加えて息子は何故か踏切が好きなので、別売りパーツの大きい踏切も購入したのです。

購入後から箱を離そうとせず、帰りの車内でも真剣に箱を見続けては車酔いをして泣いてみたり。
紆余曲折を経て遂に息子は自分だけのプラレールを手にすることになったのです。

お母さんがパーツにシール貼りをしている間にお父さんはレールを繋げてコース作り。
息子は新幹線を手押しで走らせては、制作土地のレールを破壊していくという完璧な役割分担。

そうして準備している間も
「ぷらーる！たのしー！」
「ぷらーる！はやー！」
などなど聞いているこっちが嬉しくなるほどハイテンションで喜び続けてくれているのです。

ホントに喜び続けて遊び続けてくれまして。
午後２時過ぎから開封して遊び始めた息子。
お父さんが現在記事を書いているのが午後６時半前。
現在進行形でプラレールで遊び続けているのでその隙をついての執筆なのです。

約５時間弱でしょうか。
走り続けるプラレールのエンジン音を聴き続けているのです。
お父さんどうにかなっちゃいそう。
息子は気にならないのか１１月半ばに室内で遊んでいるにも関わらずしっとりと汗をかいているのです。

そんなに嬉しくて楽しいなら良かったよ、と。
プラレールの走り続ける音を聞いてグッタリしつつも、込み上げるものがあったのでした。

っていうお話。