見出し画像

「んー?」

最近になって急に身につけた息子の返事です。
ある程度の幼児語というか、ブーブー、まんま、どうぞ、とかは言える様になってきてはいるのですがまだまだ意思疎通をするには難しいレベルなのです。
それでも息子は何かを伝えようと一生懸命に謎言語で声をかけてきます。
その際にお父さんやお母さんが「んー?」と返事をしているのを覚えたみたいで真似をするのです。

今の息子の返事のバリエーションは首を縦に振って「うん!」という。
そして、顔をコチラに向けて「んー?」と言うこの2種類なのです。
「いや!」とかの感情は行動で示してくるのですが首を横に振ったりイヤと言ったりは、まだしません。

「ご飯食べる?」
「うん!」
「こっちも食べる?」
「んー?」

こういった感じになっています。
どうも、息子にとってあまり好ましくない質問をされた時に「んー?」が発動するようで。

テレビでYouTubeを見ていたり、おもちゃで遊んでいる時に「そろそろお風呂にしようか」などと声をかけると「んー?」と返事をしますし。
「お父さん先にお風呂行くから後でね」と遊んでいる息子の側を離れようとすると「んー?」
お片付けしようか、と声をかけても遊びを辞めない時にコチラが色々と片付け出すと離れた所から「んー?」と聴こえてきたりもします。

大声で泣いたりイヤイヤしないだけで、コレもある意味イヤイヤ期のアレじゃないの?と思うくらいには拒否や否定を「んー?」で行ってくるのです。
お父さんとお母さんは分からない時に「んー?」と息子に返事するのですが、息子は明らかに分かっている事に対して「んー?」してくるのです。

ある意味では否定をハッキリとしない、曖昧なまま終わらせようとしてくる辺りがとても日本人らしいとも言えますが。

そんな訳で最近の息子は「んー?」を使いこなして自分にとって良くない状況を回避しようとしてくるのです。
小手先の技術を使い出したわけですね。
それじゃダメだよ、と突っぱねることが出来ればお父さんとしても良いのですが。
いかんせん「んー?」が可愛すぎてついつい甘やかしが発動してしまうのです。

一緒になって「んー?イヤなの?」と聞いたりしてしまいます。
それに対しても「んー?」とか言ってくるのですが。
それでも心を鬼にして行動を起こすと普通に直接的に拒否してくることもあるのですが。
お風呂に行こうとするお父さんの手を掴んで、その場で踏ん張ってみたり。

ちょっと認められないのが
「お父さんの事すき?」と聞くと
「んー?」とニヤつきながら言ってくることを最近覚えたことです。
小悪魔感出してきてるんじゃないぞ、と。

そんな最近の息子のお話。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?