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息子の優先順位

最近の息子はお父さんが帰ってくるのが嬉しいようでして、お仕事に行く甲斐があるというものです。
基本的にバイク通勤をしているので、家の前の駐車場に到着すると大窓からコチラを覗き込んできて何かを言っています。
お母さん曰く他の駆動音では窓に駆け出したりしないようでお父さんの駆動音には1早く反応してくるそうです。

そして窓をバンバンと叩きお父さんを呼び寄せてきます。
どした?と近づくと窓越しに何度もチュウしてくれるのです。
お父さんはそれが嬉しくて何度も近づいては離れ、近づいては離れを繰り返すのです。
その都度チュウをしてくれるのが嬉しくて。

お父さんが家の中に入るまで何度も繰り返してくるのです。
そしてお家に入ると玄関までの入口の扉を勢いよく開けて抱っこをせがんでくるのです。
こんな可愛い生き物がこの世にいて良いのか。
それくらいなのです。

さて、そんな息子なのですがお父さん帰宅後はお父さんの膝の上で一緒にテレビを見たり絵本を読むのがお決まりのようで。
部屋着に着替えたり手洗いうがいをしている間も足元をうろちょろ、手をグイグイ引っ張ってくるのです。

わかった、わかった。と息子に連れられるままリビングの定位置に移動させられます。
ここに座って!と、ん!ん!とお父さんに伝えてきます。
お父さんの上に座った息子は何度もこちらの顔を確認してきて、ちゃんと居る?とチラチラ見てきます。

ちょっと用事をしようと息子を膝から下ろそうとすると、イヤイヤと拒否してきます。
1度下ろしてもすぐに座り直そうと登り直してきますので、結局は帰宅後のお父さんはほぼ息子を膝に乗せて暮らすことになります。

ところがご飯に呼ばれると息子はお父さんをあっさり捨てていくのです。
その瞬間まで一緒に見ていたYouTubeを停止して、お父さんを置き去りにテーブルへ向かっていきます。
これで用事を出来る、と安心する一方で一抹の寂しさも感じます。

そしてご飯を食べ終わるともう1度先程のポジションに戻されます。
しかし、お母さんが近くに来るとお父さんをまたしても捨て置きお母さんにべったり。
こうなるとお父さんの事は割とどうでも良くなってくるみたいで。
戯れにお母さんの手をお父さんが握ったり、頬を触ったりすると、やめて!と怒られます。

こうなってくると、帰ってきたお父さんへの喜びは消えてしまい。
現状で分かっている限りでお父さんの優先順位は3位になっています。
お母さんとご飯に負けている訳です。
お母さんは仕方ないとして、ご飯に負けるのは悔しいものです。

暫定3位というだけで、もっと息子の中で上位のものがあるかもしれませんがとりあえずは3位ということで。

それはそれとして、お父さんが帰ってきた時の嬉しさ大爆発はどこに消えてしまっているのか。

そんな事が気になるっていうお話。

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