息子の大癇癪祭、開催！

先日からちょくちょく話題に出して記事に起こしている息子へのおもちゃプレゼント。
お母さんと相談し合って息子が喜びそうなおもちゃ。
カースライダー、っていうおもちゃらしいのですがそれを購入する事にしたのです。

スロープ状になっている道を木製の車がクルンクルン回りながら上から下へと走り切る、みたいなやつです。
あのおもちゃの説明してみて、って言われても一生上手く伝えられなさそうなヤツ。

帰宅時に宅配ボックスに届いていたので回収。
そして晩ご飯を食べている息子の目に付かないように、玄関に隠しておいて。
食後にお母さんの許可を取った上でいよいよ開封するのですが、息子のテンションがめちゃくちゃに爆上がりしたのです。

こんなに喜んでくれて嬉しすぎるだろ！ってくらいテンションが上がり、一心不乱にプレゼントしたおもちゃで遊び続ける程でした。
そんな微笑ましい光景なのですが、息子にはお風呂と歯磨きとねんねの時間が待っています。

その全ての過程において楽しんでいるおもちゃを中断しないといけない、悲しい現実が待っているのです。
こんなに喜んで遊んでいるなら今日くらい夜更かししてもいいかな、と思ったりもするのですがそこは心を鬼にして遊びを中断させお風呂へ連れて行くのです。

正確には連れていこうとする、でしょうか。
昨日はお母さんが先にお風呂に入る日でしたので、お母さんがお風呂から呼び出しのコールを鳴らす後に息子をお風呂へ連れていくのです。

ところが一向にカースライダーから離れようとはしない息子。
キリが無いので抱き上げようとした時にギャン泣き大暴れの大癇癪を起こすのです。
よっぽどカースライダーで遊びたいのか、邪魔をされるのが気に入らないのかお父さんにとって初の全力の癇癪です。

全力でお父さんの抱っこを逃れようとして、自分が怪我をするのも厭わないような無茶な抜け方。
足で思い切りお父さんの腕を蹴る反動で全体重を頭の方にかけ、１人バックドロップみたいな。
とにかく自分の身を省みずに暴れる。
そんな動きに対応する訓練はこれまで生きてきて受けた事がない訳ですから。

お父さんも全力で拘束しますし、息子はその間も爆音で叫びまくっているのです。
この２年と少しで息子の事は良く知っているつもりでしたが、とんでもない。
お母さんや他の家庭の親御さんはこんなパワフルボーイアンドガールを制御しつつ暮らしていたのか、と。

これまでのお父さんはイージーモードの中だけで息子のお世話をしていたのか、と恥ずかしかったり悔しかったり。
子どもの本気の大癇癪を舐めてた、ってことです。

こんなのを外でお買い物している時や公共の乗り物を利用している時に発動されたら、そりゃ絶望するし怒りが込み上げるのもやむ無し！と。

自分に息子が産まれて世の中に対する子どもや、その親に対して理解が深まったと。
こちらも親として今までよりも寛容になれて苦労もわかった気になっていましたが。
お父さんはまだまだだったということです。

お母さんは児童館や公園などでこの大癇癪を喰らってもなんとか気を紛らわせたりして対応しているそうで。
遥か高みにいるお母さんには全然追いつけませんが、ここからリスタートでお父さんもレベルアップしていくしかない、と。そして世の中の親にもっと優しくなろう、と。
初の大癇癪に打ちのめされながらヒッソリと誓うのでした。

まだまだ息子のことを全然知らないんだから自惚れてはいけないと。
戒めになった１日でした、っていうお話。