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お料理スキル習得中の息子

息子はお料理が大好きです。
もちろん出来上がったご飯を食べるのも大好きなのですが、調理過程にも興味津々なようでしてお父さんが台所に立っているとリビングと台所を塞いでいる柵越しに何とか観察しようと頑張ってみたり。

電子レンジが稼働している時にずっと指差しをして1度も目を逸らさないようにしていたり。
炒め物を作っている時のジュージューという音をずっと真似していたり、とお料理が大好きなのです。

そんな息子ですから、誕生日にプレゼントしたおままごとセットを駆使していつもお料理ごっこをして遊んでいます。
お野菜の模型を切っては鍋に入れ、切っては鍋に入れ。
その鍋をソファの上に設置して「ジュージュー」と口に出して加熱しようとしてみたり。
時にはテレビ台の扉を開けて鍋を中に入れ、自分の中でスイッチと定めている場所を押してレンジ代わりにしてみたり。

自分なりの工夫でお料理をするのです。
そんな姿を可愛いなぁ、と見守っているとお手伝いをさせられる時があるのです。
電子レンジ代わりのテレビ台の前に連れて行かれ、中の鍋を取ってくれ。と要求してくるのです。

息子が自分でやればいいのになぁ、と思いながらも求められるがままに鍋を取り出すのです。
そうしてお父さんが持っている鍋に向かってフーフーと息を吹きかけます。
息子には「熱いからふーふーしてね」と普段から教えているので、電子レンジ(仮)から取り出した熱い鍋をフーフーしているのでしょう。

そんな熱いモノお父さんに持たせるな、って話ではあるのですが。
熱いからフーフーしなきゃ!と認識している点と電子レンジから出てきたモノは温まっている、と理解していることに少し関心してみたり。

普段お父さんやお母さんが電子レンジからお皿を取り出す時に熱がっているのをよく見ている証拠ですよね。
そんな電子レンジ(仮)から取り出してフーフーしたモノを「どぅぞぅ」とお父さんに食べさせてみたり、息子は誰かにご飯を食べさせるのも好きな料理人のようです。

そんなお料理好きの息子なのですが、最近は選ぶ食材が怪しくなってきまして。
今まではおままごとセットの野菜やお魚をカットしていたのですが、クマやイヌのぬいぐるみを包丁で切ろうとしているのです。

まさか料理好きが転じて精肉技術まで身につけようとしているとは思いませんでした。
これまでのヘルシーな野菜や肴料理に加えて、ほぼジビエ料理を作ろうとしているのですから。
息子がレシピを増やそうとしているのを見守るべきか、あんまり残酷な食糧調達を止めるべきか。

息子のお料理ごっこを見ながら密かに悩んでいるのです。

そんなお話。

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