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これまでが嘘のように

息子がとてつもなくお喋りになりまして。
これまで何か沈黙の呪文でもかけられていたのではないか、と思うほど。

おはようございますます、や、ありがとう。
辿々しいのですが場面に合わせて言えるようになってきましたし。
挨拶系の言葉で1番最初に言えるようになったのは
「いただきます」
なのですが。
この言葉を言えば食べ物が出てくると思っているのか、お父さんやお母さんが冷蔵庫に近づいたりする度に「いただきます」を連呼。

更にここ数日で急に音の数が多い名詞を話すようになりました。
「あん、ぱん、まん」
と、子どもが喋る様になるテンプレート中のテンプレートみたいな名詞を突然発表してきます。

平日の夜に急に発表してきたので、お父さん的には知らない内にアンパンマン言えるようになったのかー!と感動していたのですが。
お母さんも離れたところで驚いていました。
「アンパンマンって言った!?」
一日中息子と一緒にいてくれているお母さんですら驚くほどの突然のアンパンマン発表。

大体お父さんが息子の事で新しく発見することだったり、息子の初〇〇をゲットすることはないのです。
仕事に行っている間に息子の初はお母さんに向けて発表されますし、前日まで言わなかった事出来なかった事を帰宅後にお父さんからお母さんに
「〇〇って言ったよ!」
「〇〇してるよ!」
と発表しても、ほとんどの場合が
「そうなの!」
お母さんは息子のほとんどを知っていてお父さんは第一人者になれないのです。

そんな中での初アンパンマン。
正直コレもお父さんの仕事中に言えるようになってたんだろうな、と思っていたのです。
それくらい息子の初発表は唐突で。
惜しむらくはお父さんと息子の時だけに発表してくれていれば初アンパンマンを一人占めできたことでしょうか。

お父さんもたまには
「息子が〇〇できるようになりましたー!」
とお母さんに得意げにお伝えしたいですし、そして感動を共有する感じを味わいたいものです。

もう1つお喋りに関して思うところがありまして。
息子はアンパンマンや、しんかんせんは問題なく言えるのにどうして
「おとうさん おかあさん」
は言ってくれないのでしょうか?
まだ2音の言葉や3音の言葉しか言えない、のであればわかるのですがアンパンマンの方が文字数は多い訳ですから。

いつ言ってくれるのか、お父さんは息子が産まれたその日からずっと待っているのです。
そしてできるならば初のおとうさん、はお父さんの前で発表してもらいたいのです。

お母さんが息子を促して
「アレ言ってあげて!」
「おとうさん」
みたいな感じではなく。

普通に生活している時に唐突に
「おとうさん」
と息子に言われたいな、と。
ひっそりと希望しているのです。

毎日のように続々と息子の言葉の泉が溢れ出してきているのが嬉しくて楽しみだ。
っていうだけのお話。

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