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全てを解き放つ息子

毎日毎日、不思議に思うのですが。
息子はどうして毎日おもちゃ箱の中身をほぼ全てリビングに解き放つのでしょうか?
とにかく沢山のおもちゃが部屋に散らばっていると賑やかで嬉しいのでしょうか?
遊ばないおもちゃも沢山あるのにとにかくリビングに解き放ちます。

お気に入りのおもちゃというのは決まっているもので、手に持って遊ぶものもほぼ決まっています。
たまに思い出したかのように普段遊ばないおもちゃを手に持ったりもするのですが、それならばその都度おもちゃ箱から取り出せば良いと思うのです。
ですが、コレは大人の理屈なのでしょう。
息子はおもちゃ箱から全てのおもちゃを解放しなければ気がすまないのでしょうね。

心の優しい子ですので。
おもちゃ箱に取り残されたおもちゃがかわいそうで仕方ないのでしょう。
なんてのは冗談でして。

リビング中に散らばるおもちゃに、息子自身が歩きにくそうにしていたり、邪魔だ!と言わんばかりに怒ってみたりもするのです。
それでと息子は毎日飽きもせずにおもちゃを全てリビングに解き放つのです。
それだけでは飽き足らず以前にも記事に起こしたように、ソファにも大量の車たちが並べられて展示会が行われます。

そして、毎日息子は夜にお片付けで大変苦心することになるのです。
厳密にはお片付けを頑張らせる為に、お父さんとお母さんが苦心するのですが。

ソファの下やテレビ台の後ろ。
果ては大きめのおもちゃの中に小さなおもちゃが隠れていたり、マトリョーシカのようになっていることもあります。
そして、隠したり色々なところに設置したおもちゃ達がどこにあるのかを息子自身が把握しきれずに深夜や翌日の朝にひょっこりと登場してきたりするのです。

洗面台の引き出しから新しい歯磨き粉を出そうとした時にキリンの人形が登場してきたのには思わず笑ってしまいました。
そんな風に予想していないものが予想していないタイミングで登場することは茶飯事です。

毎日毎日、熱心に色々なおもちゃを解放する息子ですが解き放った後までは面倒を見てくれないのです。
そして、夜のお片付けの頃には解き放ち逃したおもちゃの事をすっかり忘れてスヤスヤ眠りにつくのです。

そんな可愛い息子なのですが、お父さんの教育方針はお片付けだけは絶対にちゃんとする。ですのでこの状況はあまり好ましくないのです。

しかし、息子が望んでおもちゃを全て解き放ち喜んでいるのであれば止めるのも野暮というものです。
ですが、忘れているおもちゃが存在しているということはある種物を大切にしていないという事になるのではないでしょうか。

お父さんとしては何とも悩ましい所ではあるのですが、息子の意思を尊重しつつも必ずお片付けは必ずやらせる。
ここが妥協点といったところでしょうか。

毎日毎日おもちゃ箱を解き放つ息子。
そんな可愛い息子の行動をフォローしつつも、やるべき所はしっかりやらせる。
両方しなければいけないのがお父さんとお母さんのツライところです。

そんな感じで毎日困りつつも、仕方ないなぁと甘やかしてしまう。
そういうお父さんのお話。

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