チューしてないでしょ!
息子が可愛くて可愛くて。
仕事から帰ったお父さんは毎日自分の膝の上に乗せて一緒にテレビを見たり、ご飯を食べているところをずっと見ていたり、お風呂でたくさん遊んだりしているのです。
そんな中で抑えきれない感情と言うのがあるもので、可愛いが爆発すると「あぁぁー!」ってめちゃくちゃにしたくなるのです。
そのめちゃくちゃというのが、ギューと抱きしめたり頭をワシャワシャ撫で回したり。
ほっぺやおでこにチューしまくったりすることなのですが。
以前までは息子も少し得意気に受け入れてくれていたのですが、最近はちょっと鬱陶しそうにしてる?感じなのです。
ギューっとすると「テレビ見てるでしょ」みたいな感じで抜け出そうとしますし、頭を撫でると手を払い除けたり。
チューすると逃げ出したりするのです。
早くも息子の心が離れてしまったのか、と不安に思うのですがその割には帰宅時に手洗いうがいをしていると足下で待機しているのです。
ただいまのチュー、というとおでこを差し出してきますし。
お父さんも!というとほっぺにチューしてくれます。
息子にとってただのルーティンになっているのか、帰ってきたのが嬉しくて待っているのかは分からないのですが。
とにかく、チューやギューがイヤな訳では無さそうなのです。
そんな感じで我が家では事あるごとにチューやギューが繰り広げられている訳です。
お仕事から帰ってきた時。
お風呂にお父さんが先に行く時。
何気なくテレビを一緒に見ている時。
などなど。
もちろんお休みなさいの前にも行われています。
みんなで寝室に向かい、お母さんと息子が布団に入ったのを見て寝室を出る。
その前に、お休みのチューして。とお互いにおでことほっぺにチューするのが日常だったのです。
しかし、この2日程でしょうか。
いつものようにお休みのチューをしようとしても、お母さんの胸に顔を埋めて笑うだけでしてくれませんでした。
あれ?チューして!と言っても変わらず笑っているのです。
仕方ないか、と諦め2人にバイバイをして寝室を出ると息子の泣き声。
寝室に戻ると泣き止み、出ると再び泣き出すのです。
もしかして、と再度チューを求めると今度はすんなりとしてくれて寝室を出ても泣かないのです。
そんな事が2日続き、完全にチューせずに寝室を後にしている事に対して泣いている事が判明したのです。
決定的だったのは今朝。
珍しくお父さんが出発する前に息子とお母さんも起きて来ていて、行ってくるねー。と玄関への扉を閉めると息子の怒った泣き声が聞こえるのです。
もう一度扉を開けると笑顔。
お母さんからも
「行ってきますのチューじゃない?」と言われ。
お父さんもそう思っているので行ってきますのチューをしたところ、すんなりとお見送りしてくれました。
余計な心配をしていたようで。
チューしてないでしょ!と怒る息子はまだまだお父さんが大好きみたいで安心しました。
なんだよ!ホントは好きじゃ〜ん!
と嬉しくなりました。
っていうお話。
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