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クルクル回る息子


目が回るから辞めなさいね。
って言っても絶対辞めないのです。
一緒に遊んでいると楽しくなった息子はその場で回り出します。
エヘエヘ笑いながら足をバタバタ鳴らしてクルクルと回るのです。

大変可愛い姿ではあるのですが、何度かその場で回転すると足下がおぼつかなくなりフラフラしつつ壁や机の足にぶつかったりする姿をみると少し心配にもなります。

あとは単純にそのうちケガしそうなので辞めて欲しいのです。
ですが、楽しさと嬉しさのあまり大回転する息子の気持ちを抑えて回転を止めるのは正しいことなのか。
そんな風に悩んでみたり。

むしろ息子は不思議なもので。
これくらいで止めとこう。
と止めに入ると遊んで貰っていると思うのか、余計に回りだすのです。
状況によってはキャーキャー叫びながら離れた所に逃げ、その場でまた回りだすのです。
そしてまたフラフラに。

お父さんから見ると心配ですし、気持ち悪くなっちゃうよー。と思うのですが。
息子はクルクルしている時の視界やフラフラになった時の感覚も楽しんでいるのでしょうか?
三半規管的の発達的なもので気持ち悪さを感じないシステムになっているのか。

お父さんの心配や疑問なんてどこ吹く風なのか。
昨日も今日も息子はクルクル回るのです。

息子の動きは日々たくさん増えていきます。

少し前まで階段を降りる時は四つん這いになりながら、段差に沿う様に降りていたのですが。
今では手を繋いであげるとまるで大人と同じように、立ち状態のまま一歩一歩降りる様になりました。

以前までは抱きかかえたり、転がしていただけのペットボトルをご機嫌にフリフリする様になりました。
ご飯の時にお椀を両手で持ちラーメンのスープを飲む様におかずの汁気をすってみたり。

これまでそんな動きしたことないじゃん。
っていう動きをどんどん始めてきています。
そんな動き見せたこと無いよね?
と謎に思う事が沢山あります。
息子は日々成長していて、お父さんが見ていない時間に新たな動きを生み出したりしているのです。

いつも思っていることなのですが、ずっと息子を見続けていたい。
四六時中一緒にいると今度は疲れてくるのですが、それでも今後一生見られない息子の始めての瞬間を1つでも多く見たい、というのが正直なところです。

新しくできるようになった動きを帰宅後得意げに見せてくれるのは嬉しいのです。
少し贅沢な悩みですが、仕事を辞めてずっと一緒にいたいと思うのです。

クルクル回る息子を心配しながら見守る訳です。
これからも沢山謎の動き見せてほしいな、出来れば始めてを目の前で見せてほしいな。

壁に激突する息子を見守りながら、そんな事を考えたのです。

っていうお話。

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