仕事に行きたくない！

生きていく為には毎日働かないといけないわけで、その為には朝から家を出るわけです。

僕は朝６時30分に起きて７時前後に家を出ます。
息子が早起きなので大体起こされるのですが、たまに僕が起きてもまだ横になって目を閉じている時もあります。
そんな時は起こさないように静かに寝室を出ようとするのですが敏感な息子レーダーは反応するのです。

「起きてますけど？」

みたいな顔ですぐに起き上がってくるのです。
こうなってしまうと一緒にリビングに行き朝の支度を邪魔されながら出勤の準備が始まるわけ
です。

洗面所で歯を磨いていると洗面台の棚からハンドソープの詰め替えボトルを奪って全力ダッシュしてみたり。
着替えの服のベルトや靴下をあちこちに散らばらせてみたり。
乗り物図鑑を抱えて来てずっとトラックのページを読ませてみたり。

１０分程度で終わることでもとんでもない時間を奪われます。
しかし、息子にしてみたら

「ぼく起きたよ！お父さんがいる！遊ぶ！！」

くらいのものなのでしょう。
そう考えると可愛くて仕方がないです。

出勤時間になり、２人でお母さんを起こし、僕は出発するのですが息子が駐車場が見える窓にベッタリと貼りつきこちらを見ているのです。

もう仕事行きたくなくなりますよね。
この子と一緒に家で過ごそう…
そう思っても世の中は厳しいもので、僕は毎日息子と引き裂かれてしまうのです。

ガラス越しにチュウもたくさんしてくれます。
お母さんに聞いたところ、僕の姿が見えなくなるまで窓の外をずっと見ているそうです。

仕事に行きたくない！
と思うのですが、帰宅するとめちゃくちゃ喜んでくれるのでその姿を楽しみに毎日仕事を頑張れます。

息子の存在によって
仕事行きたくない！という気持ちと
今日も頑張るしかない！という気持ち
この２つが絶妙なバランスを保ってくれているので、僕は今日も辛うじて仕事に向かえるのです。