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おやすみのチューがしたいと涙に濡れる夜

大体寂しい、とかもっと一緒にいたいよー!
なんて事をグチグチ言っているのはお父さんなのですが。
今回のタイトルは珍しく息子がお父さん恋しさに泣いてくれた、っていうお話なのです。

以前までも寝室にお母さんと息子を置いておやすみなさいをする時に、息子がおやすみのチューしないもん!みたいにふざけたりする事はあったのです。
じゃあ今日は無しねー、とお父さんは寝室を後にするのですがトビラを閉めるとフェーンとワザとらしい泣き声。

泣くくらいならふざけないの、と言いながら寝室に戻ると息子から熱烈なチュッチュ。
最後に息子がおでこを差し出してきて、おでこにチューをして1日の締めとするのです。

たまに寝室に戻らずにこのままやり過ごせるか…?と様子を窺ったりしますが大体は大人しくなりお母さんとねんねをします。

しかし、昨日は普段と様子が違ったようで。
まずお父さんが退室する時には泣いたりせずに、お父さんとか別にいいし。みたいな感じでおやすみのチューを拒否されたのです。
ちょっぴり傷つきながらも変に息子を刺激しない為に静かにリビングに。

帰宅後もギューをしてくれなかったり、お母さんにばかり引っ付いたりと。
あまりお父さんの気分じゃ無かったのかなぁ、なんて考えながら洗濯物を畳んだりお風呂掃除をしていたのです。

そうこうしている内に20分経ったあたりでしょうか。
寝室からお母さんに呼ばれる声が。
珍しい、オムツの好感かな?と新しいオムツとお尻拭きを手に寝室に向かうと息子がニコニコで待ち受けていたのです。

お母さんに訳を聞いてみると、お父さんが去った後に息子がずっとシクシクみたいな感じで静かに泣いていたと。
そしてしきりに
「ちゅー…ちゅー…」
と呟いては涙を流していたとの事で。

お母さんもすぐに息子は切り替えるだろうと様子見しながら過ごしていたのですがコレは無理だ、治らないと思いお父さんを呼び出したそうなのです。
そんな愛らしいエピソードを聞かされては、息子に対してLOVE…としかならないのです。

その場でお母さんと寝付かせの交代を申し出て息子と一緒に寝室へ。

さっきまでの素っ気なさが嘘のように寝室で2人になった息子はベッタベタに甘えてきました。
お父さんのほっぺに何回やるの?と思うくらいにチューの嵐。
おでこを押しつけてグリグリとお父さんからのチューを要求。
お父さんの胸元にペターと引っ付いては
「ねんね、ねんね」の連続コール。

寝室で可能な限り甘えてくる息子。
それが嬉しくなって寝付かせなければいけないのに息子にたくさん話しかけてしまうお父さん。
仕方がなかったのです。
頭を撫でてあげればエヘエヘと嬉しそうに頭を押しつけてきて、おやすみ、と言う度にお父さんにチューをする息子。

そんな幸せ時間を寝かせて終わらせてしまうのが惜しかったのです。

昨日はめちゃくちゃ息子に幸せにしてもらいましたわ
っていうノロケのお話。

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