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子どもがいると自分の時間がない

当然のことなのですが、ウチの息子は2歳を目前にしているくらいの幼い子どもですので色々な面倒を見なければいけません。
そうすると自分の時間というものがほとんど出来なくなってしまうのです。

この自分の時間というのは、テレビをゆっくり見たいだとか、読書をする時間が欲しいだとか、ゲームをしたいだとか、アウトドアの趣味を楽しみたいだとか。
そういうことではないのです。
お父さんとお母さんの日常生活を送る時間がどんどん消えていく。という話なのです。

とにかく時間がありません。

息子が1人遊びをしていてくれる間に何かをする、というのもしっかり時間を取れる訳ではありません。
少しでも気に入らないことや、自分で出来ないことがあると呼びつけられますし、放置すると息子に怒られます。

大好きなテレビやYouTubeを見ている時も、最初こそ1人で見ていてもしばらくすればお父さんの膝の上で見たいから来てくれ。と手を引かれます。
そうなると何かをする時間なんてありません。
息子を膝に乗せてユラユラしながら映像に対してコメントをする時間が始まる訳ですから。

そんな風にお父さんやお母さんが家事やら何やらを出来る時間が無くなっていくのです。

さて、先日のことです。
お父さんは仕事からの帰宅後、恥ずかしながらずっと腹痛があり何度もお手洗いに行かなければいけないような状態でした。
それでも息子の生活は進んでいきますし、時間は待ってはくれません。
お父さんの腹痛が少し治まる度に生活が少し進んでいきます。

お母さんと協力して、息子のご飯を済まして後はお風呂に入りお片付けをして寝るだけ。
我が家では息子のお風呂はバトンタッチ制。
先にお父さんが入り、体や頭を洗い息子を呼び寄せる。
そうして息子の体や頭、お鼻掃除を済ませてお母さんにバトンタッチするのです。

ですが、お父さんはお腹に波を抱える者。
自分の入浴を済ませて息子を呼び寄せる。
までは良かったのです。
息子の体を洗っているあたりで波が来まして、頭を洗う頃にはヤベェな。くらいでした。
遊びたい盛りの息子はお父さんに抱き抱えられながら洗われている間もバタバタします。
そうするとダメージが蓄積していくのです。

何とか心身共にボロボロになりながら、息子洗いを済ませてお母さんにバトンタッチ。
お風呂場から逃げ出すお父さんはもうヘロヘロですので。

そんなボロボロの状態でお風呂上がりの息子を迎えて、ボディクリームを塗ったり寝巻きを着せたりしないといけない訳です。
そして、そのタスクをこなしている間も腹痛は襲ってきます。
お風呂上がりはクリームや寝巻きを拒否して走り回る息子。
その後ろを腹痛と戦いながら中腰で追い続けるお父さん。
お母さんはまだ入浴中ですのでヘルプは出せません。

もう勘弁してくれ…となっていても息子は止まりませんし時間も止まってはくれません。
この段階で全裸の息子を置いてお手洗いにいけば、どこでおしっこをされてしまうかわかりません。

せめて、せめてオムツまでは済ませなければ…
気力を振り絞ってオムツまでのタスクを済ませる、しかしオムツのみで息子を置いていくと寒くて風邪を引いてしまうかもしれない。
遠くなる意識を何とか引き止めながら寝巻きを着せるのです。
息子はお父さんの体調なんてつゆ知らず、ダッシュで部屋を駆け回ります。

子どもといると自分の最低限の時間すら確保する事ができません。
生活の最優先が息子なのは嬉しいような大変なような。

そんなお話。

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