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深夜に作った豚汁の評価

一昨日深夜に仕込んでおいた豚汁。
昨日の晩ごはんは予定通り無事に家族皆で食べることができたのですが、準備をしている時に
「今日は豚汁みんなで食べようね」
とお母さんが話しかけてくれていたのですが、どうやら息子は豚汁が不満なようでして。

「ぼく、とんじる、いやー」
「みーんな、しちゅーしよー」
ずっとそんな事を言っているのです。
息子はお味噌汁とかも大好きなので豚汁がイヤというよりは、先日皆で食べたシチューがお気に入りすぎて皆でご飯にするならシチューが良い!
みたいな主張なのです。

お父さんが帰宅の連絡を入れてからお母さんが前もって準備をしてくれている間、息子はずっと豚汁イヤでシチューが良いと言い続けていたようで。
帰宅してすぐにお母さんからそんな報告を受けたお父さんはちょっぴり寂しくなってしまって。

せっかく平日の深夜に豚汁の仕込みをしたのにも関わらず息子からシチューの方が良かったと言われ続けている訳ですから。
お父さんのこの間の頑張りは何だったのか、そんな気分になってしまいます。

しかし息子がどれだけシチューを要求していても現実台所にあるのは豚汁ですから。
もう息子には納得してもらって豚汁を食べてもらうしかないのです。

そんな訳で
「豚汁イヤなの?お父さん頑張って作ったから一緒に食べたいなぁ」
息子にそう言う風に伝えると聡い息子ですから

「しちゅーないない?」
「今日は無いねぇ」
「とんじる、いーよー!」
と、少し残念そうにしながらも承諾してくれるのです。

その後一度納得した息子は晩ごはんが待ちきれないようでして
「みーんな、とんじる!」
「おとはん、おかはん、ぼーく!あむあむ」
「おなか、ぺこぺこぉ」
と急かして急かして仕方ないのです。

そうしてお待ちかねの晩ごはんの時間。
息子のメニューは
納豆ごはん
豚汁
野菜炒め
この3品なのです。

ここ最近はお父さんやお母さんと同じようなメニューも食べ始めるようになってきていまして、机に並んでいる息子の食事とお父さんお母さんのメニューを見比べては。

「みーんないっしょ!」
と嬉しそうに言ってくれるのです。
お父さんが作った豚汁も美味しそうに食べてくれまして、お椀の中の汁の一滴まで飲み干したのです。

その後も何度も豚汁のお椀を持っては
「ぼく、とんじるないない」
と不思議そうに言うのです。
食べたからなのですが。

おかわりを入れてあげたい気もしましたが、他のメニューも沢山あるのでそれを食べたらお腹いっぱいになるハズですので。
今回は我慢してもらうことにしました。

そして晩ごはんを食べ終わった後に
「またみーんな、とんじるしよねー」
とお父さんに伝えてくるのでした。

深夜に頑張った甲斐があったな、と。
またしても息子に幸せにしてもらったのでした。

っていうお話。

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