寝室での駆け引き

我が家では毎朝毎晩に寝室でお父さんと息子の熱い駆け引きが行われています。

息子は眠りが浅いのか、朝に強すぎるのかわかりませんが早起きです。
お父さんは出勤の準備と並行して息子の面倒を見るのが、 少しバタバタしてしまうのと、お母さんに少しでも寝ていて欲しい気持ちがあります。

なので、可能な限り息子を起こさずに寝室を後にする必要があるのです。
とは言え。
自分が起きる為にはアラームを鳴らす必要があり、息子はその音で目を覚ましてしまうのです。
アラームを切るとお父さんは起きられませんし、設定していると息子は起きてしまう。

そこで生み出した作戦が「2度寝待ち」です。

いくら早起きをしようと、よほど気持ちよく目覚めなければ息子はお母さんにくっついて2度寝でスヤスヤな訳です。

まずはアラームが鳴ると同時に息子を覚醒させない為に、気合いで即停止させます。
息子もムクリと起き上がりボヤーっとこちらの動向を探ってくるのです。

そこでお父さん自身が2度寝したい気持ちを押し殺しながら、寝たふりで数分静かに過ごします。
そうしている内に息子がお母さんに引っ付いて寝息を立て始めるので、物音を立てずに寝室から脱出するのです。

この「2度寝待ち」は中々の駆け引きが繰り広げられるのです。
息子自身もウトウトしていますが、お父さんもウトウトしています。
お父さんが寝たふりで2度寝を待っているように、何故か息子も寝たふりをする時があるのです。

お父さんが動き始めると「おやおや」みたいなツラで起き上がったりしてきます。
こうなると、息子と一緒に朝の準備をするしかありません。
場合によってはお母さんにも起きてもらうパターンもあります。

後は、単純に息子の2度寝待ちをしている間にお父さんが寝落ちしてしまう事もあるのです。
既に寝落ちで1敗していますが、職場にはギリのギリで間に合ったのでセーフとしておきます。

たまにアラームよりも先に目が覚める時があるのですが、その時も油断は出来ません。

油断して起き上がると、息子が完全に目を開いてコチラにニコっとするパターンがありますので。
可愛い。
アラーム前に起きた時も、起きてないフリをして息子とお母さんの様子を探るのです。

身じろぎをしていないか?
掛け布団がモゾモゾしていないか?
寝息はちゃんと聞こえるか?
などなどを気配を殺して察知するのです。

オールOKで初めて動きだします。
この時は勝利だと感じるのですが、寝室を出た途端に明らかな物音がする時もありますので。
ぶっちゃけ戦績はお父さんが負け越しているのですが、諦めずに毎日駆け引きを繰り返しています。

夜、寝室に送り込む時にも駆け引きが行われているのですがそれはおいおいで。

起き抜けから息子とバチバチの心理戦を行なっている、っていうお話。

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