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お父さんにもできることとできないことがある

基本的に息子のお願いは全部叶えてあげたい派のお父さんなのですが、それでもできないこともある訳でして。
最近で言えばトイザらスのカタログを手に
「これかうー?」
「これするー?」
「これしよーねー」
と可愛くおねだりしてくるのですが全てを買うことはできません。

厳密に言えば全て買ってしまっても良いのですが、息子の教育的にも家のスペース的にもお母さんのお許し的にもできない訳です。

そんな諸々の事情は息子にはまだわからないので、YouTubeで見たおもちゃだったりテレビでCMを見ているぷにるんずのページを毎日の様に眺めてはお父さんにおねだりします。

お父さんとしても断るのは心苦しいですし、その場しのぎの良い子にしてたら買ってあげるね。
みたいな約束もしたくないのです。
子どもの頃の約束は意外と覚えているもので変に期待を持たせたくないというか。
お父さんが買うつもりないのに軽率に約束をできないといいますか。

そんな訳で息子が欲しいもの全てを手に入れられる訳ではないよ、と言う事を理解できるまでもう少し時間が必要だと思うのです。
それまでの間、できないことをどうやって息子に納得させていくかで悩んでいる訳です。

もちろんおもちゃの購入の件だけでは無く。
おねだりを出来るようになった息子は色々な事をお父さんにお願いしてくるようになったのです。
味を占めたといいますか。

昨日も息子の寝付かせをしていた時に、しばらく息子とお喋りをしていたのです。
大体はその日1日をどうやって過ごしたのかを事前にお母さんに教えてもらい、お布団の中で改めて息子に聞く。
みたいな感じです。

「今日は児童館で何したの?」
「お昼にドーナツ食べたの?」
「プラレールでいっぱい遊んだ?」
程度の他愛ない内容で、息子も児童館で工作したものの名前や何個ドーナツを食べたか、プラレールは何両編成で走らせた、とかそんな事を答えてくれるのです。

しかし、昨日は楽しくなったのかそれだけで終わらずにお父さんにこう言うのです。

「あした、ぶーぶーのってー、おとはんとおさんぽしてー」
「がちゃがちゃしてー、みーんな、しちゅーたべてー」
「ちゅるちゅるなべたべてー、おとはんとおふろしてー」
と、明日やりたい事を次から次へとお伝えしてくるのです。

内容も盛りだくさんですし、やはりご飯の比率が多いですし、何より平日なのでお父さんはお仕事なのです。
それでもお父さんといっぱいやりたい事あるんだなぁ、と思いながらニコニコ聞いていたのですが。

「ゆびきった!」
と、唐突に息子はお父さんの同意なく指切りをするのでした。
これにはお父さんも驚きまして、どうしたものかな。と思っているうちに息子は寝付いてしまったのです。

そして、約束の今日なのですがお父さんは息子とお母さんが起きる前にお仕事に出たので目を覚ました息子はお父さんにどんな感情を持っているのか心配で仕方ないのです。

何でも叶えてあげたいけど無理なものは無理だよ、と息子に知って欲しい。

っていうお話。

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