息子、グルメさんへの第一歩
息子は外食経験があまり多くありません。
何度かファミリーレストランに行ったことや、旅行先でのホテルの食事くらいのものでしょうか。
今時の飲食店は大体子ども向けのメニューも充実しており、アレルギー表記などもしっかりとしてくれているのですが息子が産まれて今日までは気持ち的に外食する気になりづらいといいますか。
これまでもなるべく人の多いところには寄り付かないようにしてみたり、息子が産まれた直後からのことですから必要以上に念入りに警戒していた時の気持ちが抜けきらないのです。
そんな訳でして、なるべく外食を控えて暮らしてきたりテイクアウトでお家で食べるようにしてきたのです。
そういう背景ゆえに飲食店には疎いであろう息子。
ですがやはり息子はテレビCMやYouTubeで情報を仕入れる現代っ子ですので。
お父さんのスマホに入っているマクドナルドとくら寿司のアプリを指差しては
「まっくー、くらーし!」
と発表してきます。
正直マクドナルドはおもちゃ紹介の動画などでハッピーセットのおまけのおもちゃを紹介しているので、その動画がスタートで知っているのはわかるのです。
プラレール新幹線がもらえる時にお父さんが何度か買ってきて息子も食べたりしていたので、その時にお気に入りになっていたのでしょう。
ですが、くら寿司は一体どこで情報を得てきているのか全然わからないのです。
「ボクの大好きなお店!!」
みたいなテンションで
「まっくー、くらーし!」
と言ってきますが、店内で食べた事はもちろんお持ち帰りで食べたのも去年の大晦日が最後だったのでは…?
それくらい前だと思うのです。
マクドナルドのハッピーセットと違いYouTubeで動画を見ている気配もなく。
唯一テレビCMの数秒くらいだと思うのですが、すっかりくら寿司ファンの息子。
それならば今日はお寿司にしてやるぞ、と。
天気も良く無いのでお家でくら寿司パーティーをしよう!なんて事になりまして。
それを息子にお伝えしたところ
「くらーし、たべるー!」
と大層興奮してくれたのです。
アプリで朝のうちに予約を入れておき、お昼にお持ち帰りを取りに行く予定だったのですが。
くら寿司を食べることを伝えた時点で待ちきれない息子。
「くるま、ごーごー!くらーし!いくー!」
とずっと催促してくる始末。
そんな息子を宥めつつ躱しつつ、ようやっと予定の時間が近づいてきたので出発。
車中でもくらーし!コールが行われていたのですが、遠目でくら寿司が見えた段階で興奮は最高潮へ。
お母さんと息子には車内で待っていてもらう予定だったのですが、そこまで嬉しいなら店内も見て行こうかと皆で入店。
「おふし!いっぱーい、すごいねぇ」
と何度もお父さんとお母さんに伝えてくる息子。
よほどくら寿司に心を掴まれているのでしょう。
帰りの車中でも、お父さんやお母さんが
「帰ったらどうしようか?」
なんて聞くと
「くらーしもぐもぐー!」
「おふし!たべーる!」
なんて元気いっぱいに返事をしてくれます。
お父さん的にはかわいいですが、正しくは
「おてて、あわあわ」
と答えてもらいたかったものです。
念願の食事の時間には息子の食べられるお寿司を取り分けてあげたのですが、あっという間にペロリでした。
玉子2貫、いなりずし1貫、納豆巻き2貫、サラダ巻き2貫。
結構良い量かな、と思ったのですがまだまだ食べられそうな感じでした。
息子がやたらとくら寿司に執着する理由は不明ですが、こんなに喜んでくれて沢山食べてくれるならどうでもいいか、と。
また新たに息子にお気に入りのお店が増えたことを喜ぶのでした。
っていうくら寿司でテイクアウトしてお昼ご飯を食べたってだけのお話。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?