真似っこと甘えんぼと

息子は今やなんでも真似っこをして色々な技能を習得しているのですが、中には絶対に真似をしない動きというのもあります。

お父さんが帰宅後に手洗いうがいをしていると、足元の方で手をゴシゴシ擦り合わせてみたり、うがいを真似して上を向きアーとか言っていたりするのです。
車で移動して、降車後には鍵を貸してくれ!と要求して自分のポケットにしまおうとしてみたり。
他にも物の数を数えている時に読み上げる数字に対して何かに指を指して数えているような素振りを真似します。

この辺は真似っこする動き。
逆に真似をしない動きなのですが、共通して感じることは「甘えてるのでは?」ということです。

例えば、大好きなご飯の時間に熱くて食べられないオカズがある時なんかはお父さんやお母さんが何度もフーフーしているのを見せているのに絶対に自分でフーフーしません。
それどころか何度も口に運び、熱くて食べられないよー!とグズグズとアピールをしながらスプーンをこちらに差し出してくるのです。
フーフーしてあげるとエヘエヘ笑いながら待っている息子。
何度も繰り返して、もう冷めてるでしょ。ってくらいにフーフーしてもらおうとするのです。

おもちゃで遊ぶ時も、大きめのカーキャリアがあるのですが息子自身でハッチを開く事が出来るハズですし何度も開け方を見せているのにやらないのです。
カーキャリアに乗せたい別の車を手に持ち、ハッチ部分にガンガンぶつけながら悲しそうな顔と声でお父さんやお母さんに訴えかけるのです。

仕方ないのでハッチを開けてあげるのですが、手持ちの車を乗せて息子がハッチを閉める。
そして、また次の車を持ってきてガンガンぶつけつつ「ふぅーん…」と甘え泣きみたいな声を出すのです。

真似をすれば出来る様になる、どころか既に自分で出来る事ばかりのはずなのですがまだまだ甘えんぼさんということでしょうか。
2歳のお兄ちゃんになってもそういう所は変わらないのかな、と思うと可愛くもあります。

最近は真似して欲しくない所を真似しだすようになっている部分もあるので悩みものです。
お父さんとお母さんのどちらがそんな姿を見せてしまっているのか。
くしゃみを何度かした後に必ず、くしゅんっハァァァ!みたいな大人のくしゃみをするのです。

お互いに息子の前では見せていないハズでは…?
と不思議に思っているのですが、きっと知らず知らずの内に色々な姿を見せてしまっているのでしょう。
それは真似しなくていいのにな、って所に限って正確に真似してくるのです。

人のフリ見て、とは良く言ったもの。
っていうお話。

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