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初めてのプリン

子どもにはどのくらい甘いものを食べさせていいのか…というお話なのですが。
どこの家庭でも頭を悩ませているのではないでしょうか?
甘いものなんてみんなが大好きな訳でして、きっと子どもからすればそれだけ食べていたって全然構わないのです。

ですが、甘いものにはリスクも沢山あります。
虫歯や肥満、甘いものを食べてご飯をあまり食べなくなると栄養偏りまくり。などの不具合が発生するのです。

我が家も多分に悩んでいまして。
甘くて美味しいものは食べさせてあげたい、けれどその味を覚えすぎて偏食になってしまったらどうしよう、と。
虫歯が出来たらかわいそうなのは息子だよな。
などなど。

それでもテレビや絵本で、甘いお菓子が出てきたりすると息子は反応するのです。
アイスクリームやシュークリーム。
チョコレートにプリン。
図鑑などでも、それらが出てくると指を指して
「ん!ん!」
そしてその画像を摘んでモグモグとするのです。

おままごとセットのプリンもそうです。
口に運んではモグモグをして、美味しい美味しいとほっぺたをポンポンするのです。

そんないじらしい姿を見ると制限をしているのが心苦しくなってしまいます。
お父さんやお母さんは息子の目につかない所で隠れてお菓子を食べたりするのですから。

そんな事があり、つい先日。
息子行きつけの洋菓子屋さんにてプリンを購入した訳です。
2歳を越えたら食べても大丈夫、みたいな目安に習い様々なものを初挑戦してきた息子。
その息子がとうとう洋菓子屋さんのプリンを口にする時が来たのです。

とはいえ、お母さんとの会議の結果1つ丸々与えるのは流石にやりすぎだろうという事で。
息子用の容器に少量取り分けて食べさせてみる事にしたのです。

用意をしている段階で息子はプリンを認識していますし、それが先日一緒に買いに行ったプリンであることもわかっています。
購入時に息子には
「今度食べてみようね」と伝えてありますので、既に興奮しているのです。
子どもは親の言っている事をよくわかっています。

そうして息子の前に運ばれたプリン。
器を手に持ち、嬉しそうに色々な角度で眺めていました。
お父さんとお母さんが、食べても良いよ、と伝えてもニコニコで眺めたり指差したり。

食べるのが勿体ないのか、なかなか手をつけませんでしたがお母さんが一口運んであげると初めてのプリンをパクリ。

美味しかったのでしょう。
お母さんとお父さんの方を交互に何度も見てきました。
全部食べていいよ、というとそこからは自分の手でパクパクとすごいスピードで食べるのです。
あっという間に無くなった初プリン。
器の端に付いているカケラまでなんとか食べようとしている息子を見ると、食べさせてよかったと思うのです。

そんな訳で、初のプリンは息子大興奮で終わったのです。
これからも息子がまだまだ知らない美味しいものに感動してくれると良いなぁ、なんて。

念入りな歯磨きで泣いている息子を見て思ったのでした。

そんなお話。

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