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息子を裏切るなよ、ってお話

後悔ばかりの子育てです。
あの時こうすれば良かった!だとか。
他に対応の仕方があったんじゃないかな…と1日を振り返っては罪悪感でいっぱいになる事も少なくありません。

特に最近の息子は何も分からないままやってはいけない事をして怒られる、ではなく。
自分がやってしまった事が怒られる事だとわかってきていますし、まずい!みたいな顔をしたりもするのです。

それが理解出来ている子に対してバチバチに叱るのは果たして正しいことなのでしょうか?と分からなくなってしまいます。
かなりお喋りをしてくれる様になったとはいえども、まだまだ自分の気持ちを言葉にする事ができない小さな子どもなのです。

昨日の出来事なのですが、息子がお昼の2時ごろに「ねんね!ねんね!」と言いながら寝室の方に向かおうとするのでお母さんも含めて皆でお昼寝をする事にしたのです。
ですが息子はお昼寝の時にお父さんとお母さんが寝室に一緒にいる状況にテンションが上がってしまったのか、全然寝る気配がありませんでした。

寝室内で騒いでいる分にはギリギリ構わなかったのですが、寝室を抜け出してキャスター付きのカラーボックスを動かして遊んだり。
いつもお昼寝の時に寝室に持ち込むゴミ収集車のおもちゃを階段の上から階下にわざと落としてみたり。
横になっているお父さんの耳を思いっきり叩いてきたり、と。

楽しくなってしまった、だけでは見逃してあげられない行動を繰り返していたのです。
この時点で寝室に入ってから1時間半ほど。
さすがに叱らなければいけない、と思い息子を捕まえて逃げられないようにして叱りつけたのです。

ここまでなら、お父さんもその日の夜に罪悪感まみれになる事は無かったのですが。
問題は叱られている時に息子が少し悲しそうな顔をした後に、エヘヘと笑いながらお父さんの顔を触ってきたのです。
その息子の行動が全然反省していないというか、息子に届いていないな。と思ってしまい。

お父さんも
「もういいや」
と感情で対応してしまったのです。
半分くらいはワザとだったのですが息子に対して冷たくしてしまったのです。
呆れた感を装っている、といいますか。

息子はお父さんが急に構ってくれなくなったのが心配になったのか急いで寝室に向かってきて、お父さんの胸元に入り込んできて
「ねんね、ねんね」
と寝ますアピールをしてきました。

正直カッとなった部分も既に収まっていて、擦り寄ってくる息子が可愛く思い抱きしめてあげたかったのですが
「ここで甘やかすといつもと同じか?」
と思い、相手にしなかったのです。

その後息子はそのまま眠りについたのですが、お父さんはその後から罪悪感まみれです。

叱られている時に笑いながら顔を触ってきたのもふざけていたのではなく、自分が笑うとお父さんが喜んでくれると思っていたのかもしれません。
急いでベッドに寄ってきてねんねアピールしたのも息子なりのごめんなさいだったのかもしれません。

実際はそうでなかったとしても、その可能性がある時点でお父さんは息子にひどい事をしてしまったと後悔が消えません。

やってはいけない事や危ない事を放っておいて息子の好きなようにさせる訳にはいかないです。
ですが今回の様な対応の仕方はやっぱり失敗だったと思うのです。
こちらが息子の為を思って言っていたとしても息子の心に寂しさや悲しさしか残らなかったとしたら意味が無いのです。

すぐに落ち着いたとはいえ感情のコントロールが出来ずに、息子がご機嫌取りをしなければならなかった(ように感じる)という出来事は2度と起こさないようにしなければなりません。

お父さんが感じている罪悪感よりも、息子はもっと傷ついたんだろうな、と。
時間を置いた今、改めて思います。

息子は全幅の信頼を寄せてくれているのですから自分の機嫌でそれを裏切ってはいけない。

と改めて強く思ったのでした。
っていうお話。

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