お散歩・公園・体力勝負

お休みの日は家族全員で大きな公園へお出かけ。
子どもはのびのびと走り回ったり、ボールで遊んでいたり。
それを微笑ましく眺めているお父さんとお母さん、子どもの名前を呼べば笑顔で駆け寄ってくる子どもの姿。

そんな素敵な家族の休日。
なんてものは実際には存在しないのでは?
と息子を見ていると思うのです。

後1月ほどで2歳を迎える息子。
他の利用者がいる公園でのびのびと遊ばせる、なんて夢のまた夢。
どころか、今後一生叶わないのではないかと思うほど目を離せません。

外出している時の息子はとにかく要注意人物。
一瞬の隙も無く見張っていないと何をしでかすかわからないのです。

走る車やバスを見かければ公園から飛び出そうとしますし。
水路や池を見つけては身を乗り出して水面を触ろうとします。
とんでもない傾斜の坂に猛然とダッシュしてみたり。
単純に命を投げ捨てるつもりなのか?と思うほどの危機管理力の無さ。

生命の危機以外にも目を離せません。
他の利用者が持ち込んでいる遊具や自転車に対して、我が物のように近づいていきますし。
ワンちゃんのお散歩中の人の前に飛び出してはワンちゃんをジッと見つめてみたり。
何でも触って口に入れてみようとしたりしますので。
おそらく目を離しているとバッタとか食ってしまうと思うのです。

そんな訳で息子を自由に遊ばせる事は不可能だと思っているのです。
お散歩も、公園で遊ぶのもお父さんとお母さんは警戒レベルMAXなのです。
外出中ずっと気を張っている状態なので疲れてしまいますね。
急な動きをする息子に対応する為には、ぼんやり立って歩いているといけません。

こちらもすぐにダッシュ出来る様に膝の辺りに重心を置き、両手は軽く力を込めて咄嗟の時に掴んだり自らの腕で抱き止められるようスタンバイ。
それはもはや野球の守備体制な訳で。
玄関から出た瞬間から玄関に入るまで、8割近くをこの心意気で過ごすのです。

精神も肉体も疲れる訳です。
だからといって家で篭りきりにさせることが出来ないのも悩ましい所です。
むしろ、お休みの日には普段行かない大きな公園にでも連れて行ってやりたくなるのが親心。
その先の苦しみを分かっていても、息子に楽しい思いをして欲しいのが我が家なのです。

そんな訳で大きな公園へと出かけたのです。
暖かかったですし。
案の定1日中気を張って、何度も息子を抱き上げて運んでを繰り返しヘトヘトになった訳です。
それでも息子がキャッキャとはしゃいで走り回っている姿を見ると、良かったな。と思うのです。

それと同時に。
ヨチヨチ歩きの頃は、後ろをのんびり着いて見ていられて良かったのにな。と。

今の段階で思っている、ということは。

このシステムで行くと、後数年で手の付けられないモンスターが生まれてしまうのではないか。
なんて戦々恐々としている。

っていうお話。

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