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おもちゃと化したうちわ

息子と夏を越すための対策として、色々と用意しているのですがやはり最初はシンプルにうちわだろうと言うことでお母さんが買ってきてくれました。
他にも首につけるケーブルみたいなのもポチったりしたのですが、まだ到着していませんので。

しかしこの気温では外で息子を扇いであげたところで焼石に水と言いますか、熱風がお届けされるだけでイマイチなのではと思うのです。
そんなうちわが活躍するのがリビングと寝室で、エアコンを点けていて涼しいとはいえリビングでは遊びまくりの息子はいつもしっとりしています。

涼しい室内で扇風機をガン回しするのも、今度はお父さんとお母さんが肌寒くなっていけませんし息子自身もあまり体を冷やして風邪でも引いてしまうと事ですから。
うちわで優しく扇いであげるのがちょうど良い感じ、お風呂上がりもちょうどヨシ。

そして寝室。
寝ている時もそこはかとなくしっとりしてないか?となるのが子ども体温ですから。
汗で寝苦しくないように軽く扇いであげたりと大活躍のうちわ。

なのですが。
ここ数日で息子がうちわを遊び道具か何かと勘違いしているようで。
お父さんやお母さんにパタパタしてもらっているのを学び、自分の手に取り空に向かってパタパタしているのです。

そこには誰もいませんよ。
みたいな場所に向かってうちわをパタつかせてみたり、とりあえず手に持ったまま走ってみたり。
うちわの上に動物の人形を乗せてみたりとやりたい放題。

もちろん何でも一生懸命な息子はうちわ遊びでも全力で楽しみますから。
涼しい部屋でうちわを手に持ち、しっとりしているのです。
意味ないなぁ、と思いながらも放っておく訳にもいきませんので。
扇いであげようとうちわを取ろうとすると全力拒否、もしくは遊びの一環と思っているのか逃げ回るのです。

そして、さらにしっとりと。
うちわも本懐を遂げる事が出来ずにどこか悲しささえ感じてしまいます。
君の暑さ対策に買ったのよ?と思うのですが、息子には暑さ対策とか分からないですから。
お父さんとお母さんがやってるパタパタが欲しい!くらいのものなのでしょう。

何でもおもちゃにして遊べる才能は素晴らしいものだと思いますが、状況というものがありますし。
この感じでいってしまうと、今後何かを買う時には息子のおもちゃ用と実用の2つを常に買うことになってしまいます。

楽しんでいるならいいかな、と今までなら見逃してきていたのですが熱中症になられたりしたら敵いませんので。
心を鬼にしてうちわを取り上げ息子を扇ぐのです。
最初は怒ったり泣くのですが、しばらくすると心地よいのか嬉しそうな息子。

こいつやっぱり可愛いわ。
と思った、っていうだけのお話。

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