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優しい人になりたい

子育てをしていると良く思うことです。
息子と過ごしていると、優しい人になりたい。
そう思うのです。
お父さんはお世辞にも優しい人ではないとおもうのです。
息子のお手本になりたい。とかそんな訳でもないのです。

優しい人のハードルも決して高くなく、聖人のように振る舞いたいわけでも人々の役に立ちたい!などの志し高いものでもないのです。

困っている人にほんの少し声をかけられる様な、そんな優しい人になりたいのです。
なかなかどうして、これが難しいもので。
実際に助けを求められたりしなくても構わないのです。
そんな声をかけられる様になりたい。

というのも、やはりハードルが高いものです。
そこまでお父さんは求めていないのです。
もっと小さな簡単なことで良いのです。

お散歩中の親子や公園とかで近くに寄ってきた子どもに気さくに声をかけられる、そんな優しさのある人になりたいのです。

コレに関しては賛否ある話ではあるのです。
実際、僕自身も息子が産まれるまでは
「急に話しかけられても困るでしょ」
なんて風に思っていました。

もちろん、声をかけられるのがイヤな人も大勢いるとは思います。
そんな人には迷惑な話ではあるかもしれません。

ですが、僕は嬉しく思うのです。

息子と散歩している時。
「かわいいねー、頑張って歩いてねー!」
公園で遊んでいる時。
「上手に走れるね、ボール蹴るのも上手!」
そんな風に声をかけられる事がありがたく、また誇らしい気持ちになるのです。

他所の人の足元に駆け出していってしまう息子。
当然、すみませんすみません!と謝りながら息子の手を取るお父さん。
そんな時にさりげなく、スッと優しい言葉をかけられる人に憧れるのです。

自分がその立場になった時
あー、大丈夫ですよ。
程度でしか答えられていないな、と。

それは気恥ずかしさであったり。
話しかけられると迷惑?と逡巡してしまったり。

自分はされて嬉しいのですが、ここ1番で出遅れてしまうのです。
スッと声をかけられる人と自分の差はやはり優しさにあるのではないか?
自分がもう少し優しければ、そっけない態度で応えるだけで無く自分の嬉しかった事を他人にも出来るのでは無いか。

僕自身はそんな風に声をかけてくれる人に、何度も心救われた気分になったのですから。

自分がされてイヤな事はしない!
嬉しい事はしてあげよう。
みたいな事をお父さんはそのうち息子に偉そうに言うようになるのでしょう。

そんな時に自分の中の矛盾に苦しまなくて済むように。
優しい人になりたい。
っていう打算しているウチはまだまだ近づけないよな。

とか考えた。っていうお話。

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