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面倒でもやる様になった話

親になって変わったな、と思うことの1つで面倒な事を以前より遥かにやる様になったと思うのです。
子どもの世話をする、って言うこと自体が面倒の連続だとも思うのです。

例えばお風呂。
1人暮らしやお母さんと2人で暮らしていた時なんて毎日お風呂を沸かしたりはしなかったのです。
面倒だしシャワーで済ませちゃおう、とか。
そもそも1人暮らしの時なんてゆっくり休みたい時くらいしかお湯を溜めていませんでした。

それが今ではどうでしょう。
毎日お風呂を沸かして、みんなが入った後にはお風呂掃除を毎晩夜のうちに済ませて。
家にいるのにこんなにこまめに働くことなんて息子がいない時には考えられませんでした。

あまり褒められたものではありませんが、洗い物もそうです。
夜ご飯を食べた後の食器も翌日が休みだったり疲れている時は「明日でいいや…」と先延ばしにしていたのです。
今では洗い物もその日の晩の内に済ませるのです。

お父さんの中でその日の晩の内に済ませる様になった理由の1つが
「万が一ここで放置して息子の食器に菌が繁殖してしまったら…洗いはするけれど何かあったら後悔してしまうぞ」
ということなのです。

過剰に心配性になっている気もしますが未だに明日でいいかな、と思うたびにこのような事を考えてやるか…となっているのです。

そして何より外出が増えたのです。
今では週末のお休みはどこかに行かない日が無いくらいに毎日外出しています。
お父さんもお母さんもスーパーインドア派なので、2人で暮らしていた時も土曜日に1週間分の買い出し。
後は読書やインターネットの世界で暮らしていたタイプなのです。

滅多に家を出たがらない2人が今週はどこに行こうか、と毎週相談しているのです。
これまでの数十年の人格が変わってしまったといいますか。
よく言えば世界が広がったといいますか。

面倒だったことをちゃんと出来るようになった点に於いてはお父さんは息子にめちゃくちゃ成長させてもらっているのだと思います。
何と言えば良いのかわからないのですが、息子が誇れるお父さん。

とまではいかずとも
「お父さんのそういう所キライ!」
と思われない程度にはちゃんとできるお父さんになりたいと思っているのかもしれません。

お父さんが何やかんやを面倒くさがりやらない事が多いのに息子にちゃんとしなさい、とは言えない訳ですから。

息子が産まれる前の生活も不満なく楽しんでいましたが、今の生活もキライではないのです。
息子がいるのはもちろんですが、お母さんと色々な場所に行くようになったのも楽しいのです。

もしかしたら息子をダシにお母さんと思い出を作り直してるのでは?

なんて思ったりもした、っていうお話。

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