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Blender日記 その13 テクスチャ

みなさんこんにちは。
今日もボチボチBlender触りました。
今回はテクスチャについて書いていきます。

以前に僕は
マテリアル(質感)=シェーダー(陰影)+テクスチャ(画像)と
書いていましたが、
今回の学習でその考え方が少し変わりました。
ではやっていきまーす。

テクスチャのカラーと係数

テクスチャには出力に「カラー」と「係数」というのがあります。
カラー出力をシェーダーとつなげると
このままではカラー設定ができません。↓↓

このままでは色設定ができないよ

その場合は、コンバーターから「カラーランプ」というノードを出し、テクスチャから受け取った係数をカラーにして出力します。(コンバートとは送出先の規格に応じた形式に変えることである。今回は係数⇒カラーにして出力した。)

(右の立体)テクスチャ情報をもとに係数をカラーにコンバート(変換)した

仮にですが、カラーから受け取りカラーで送出すると
左の立体のように濁った色になってしまいますね。↑↑
しっかり係数から受け取るようにしましょう。

またこれでメタリックに送出すると
下のように金属とデフォルトの材質が混ぜることができます。
これは白の値を変更することで量を変えられます。
(コンピューターでは黒は0、白は1です。ですから白の値を変えることで金属部分の面積を変えることができるんですね。それと設定はリニア⇒一定にしています。境がくっきり出るからです。)

[メタリック] 金属部の面積を変えられる


粗さでも同じように
白の値を変えることで白(1)が多い(右寄り)ほどマットな感じに
白が少ない(左寄り)ほど粗さがなくなりツルツルした質感になります。

[粗さ] 粗さとマットさが半分

メタリックだと1に近づくほど金属に近くなり
粗さの場合は0に近づくほどプラスチックのような質感になります。
ですからカラーランプでは白の値が多くなる(1に近づく)のは
シェーダーのパラメーターとは逆方向になります。

とはいってもカラーランプのカラーを逆にしたとこで
同じ結果になるので、デフォルト値で右が1ということでしょう。

伝播放射同じ要領です。

[伝播] 通常の伝播(左)とテクスチャを利用した伝播(右)
[放射]  これは街中の看板とかに使えそう

放射はカラーランプの色を変更すると
↓のように赤のライトにできます。

最後にノーマル。
これは次回かその次にやりますが、高さを描写するパラメータです。
ノーマルマップかバンプマップかは描写したいものによります。
どちらも凹凸をジオメトリを変形せずに描写できます。
やり方はカラー⇒バンプ⇒ノーマルへと出力をし、
強さのパラメータをいじって陰影の深さを調整します。

バンプからノーマルへと出力。

それとカラーランプはカラーストップ間の補間方法を変えられ、
デフォルトはリニア(段階的なグラデ)で、
今回は一定(2色だけ)で描写する方法と分けて使いました。

「一定」はくっきり映る


と、こんな風に「テクスチャ+カラーランプ」で
テクスチャのタイプを活かしたマテリアル作成ができるというわけである。

またこれ以外にも「テクスチャ+バンプ」でオブジェクトの高低差を
疑似的にマッピングできる。

そして↓のGif画像では、レンガテクスチャからカラーバンプとバンプに
同時に出力し、模様+陰影を一度に描写している。

テクスチャからカラーランプとバンプに同時に出力

点と点が繋がってきた感ありますね。

ちなみにYoutubeの動画を参考に
木のマテリアルを作成したのだが、↓こんなかんじになる。

上のノードは木のマテリアルを、下は傷のマテリアルを
それぞれ作成している。

木の傷のマテリアル

ここで気になるのが、バンプからバンプに出力している点。
親子関係になっていて親のパラメータをいじると子の出力結果が変わる
ようなことになると思っていたけれど、全くそうでなく
お互いに独立して陰影を描写しているっぽいですね。

これで下のノードツリーに関しては解決。

そして上はカラーの出力に関してになります。
木の色+傷の色が必要となるのでRGMミックスを使うのはわかりますね。
それでわからないのは何故下のカラーランプから係数へと出力するかです。

今のところ口で説明することができないで飛ばします。
やっていくうちに理解できるようになるかな?
<追記>
次の15回目でやるように、木と傷の面積割合が
係数につなぐカラーランプ(今回は下)のカラーバンドに依存します。
色1=黒(0) と 色2=白(1)という関係から、カラーバンドの白の度合いが大きいほど色2=つまり傷の面積が大きくなります。

まとめ

ということで今回も頑張りました。
わかったのは

・テクスチャから出力された値をカラーランプ
     より細かく調整できるということ
・1つのテクスチャから複数の値を出力できるということ

まだまだ分からないことが多いので日々修行ですね。
では、また。

参考: https://www.youtube.com/watch?v=ZlhCWgNM8y8 Yuki's Blender School さん















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