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俳句甲子園

「自分の人生や生活の中に俳句があるだけで、
 いろんな得をすることがあるのよ。」
俳人「夏井いつき」の言葉です。
テレビやラジオの番組の俳句指導でお馴染みの「夏井いつき」さん
面白いツッコミや的確な指摘で番組を盛り上げてくれます。
有名なタレントをめった斬りする様は痛快そのもの
そして、そのタレント達の悲喜交々とした反応が面白い。
夏井さんが俳句を始めたきっかけは中学生の時
「与謝野蕪村」の「斧入れて香におどろくや冬木立」に出会い、
鼻の奥で新しい木の匂いがツーンとしたような気がしたそうです。
俳人「夏井いつき」の起源かもしれませんね。
「季語は五感情報の塊」と考えると、
季語「冬木立」に斧を入れることで、
蕪村は読み手に匂いを感じさせていた事に気づいたそうです。
夏井さんが俳句を始めたのは30歳の時
「何を儚んで俳句なんかを、、、」と言われたそうです。
七十代でようやく中堅、年配の方が目立つ状況でしたから。
俳句の種まき運動として、スタートした俳句甲子園は今年26回目。
「夏井いつき」さん(66歳)の俳句の裾野を広げる運動はこれからも続きます。

「朝霧やポッツンポツポツ湖面の木」

学生の時、北海道の朱鞠内湖で体験した朝の光景です。


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