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人懐っこい動物を「人間なのでは?」と思ってしまうのは何故だろう

つい5分前に思ったことを、そのままタイトルにしてみた。
この感覚って、みんな持っていると思っていたが、もしかして私だけかもしれないなぁ、ともぼんやり浮かぶ。

そんなことしか、書くことが思いつかないくらい、
心が平穏な日々も人生の中では、そうそうないことかもしれない。
今日はSEO的には画像を〜、H1の見出しが〜などを忘れて文章を書いてみよう。
そこばかり考えているから、私は筆がモーレツに遅い。
肝心の中身たる文章はおもろいのかよ、どうなのよ、ってもう一人の自分がアドバイスしてきたので今日は筆の速さに重きを置く。

人懐っこい動物というのが、今日は小鳥だった。

母が育てている、赤い薔薇の写真を撮ろうと思い、ベランダに出た。
すると、雀より大きくて、鳩より小さめの鳥もベランダにやってきたのである。

「あれま。」

と、私は一言呟いたものの、特に気にもせず薔薇の方に視線を移す。
すると、その鳥はとてとてと歩み寄ってきて、私の視界の隅に入ってきた。

「シャッターチャンス!!!」

私は一人きりでも、そのように大きめの声を発してしまうので、
言いながら小鳥にカメラを向ける。
すると、バサバサッ!と飛び立ち、ベランダの端に離れていってしまった。

(魂は取られないんだから、撮らせてほしいなぁ)
とは思うものの、小動物ってそういうものだ。
なので、目的通りカシャカシャと薔薇に向けてシャッターを切る。

母の赤い薔薇

数ヶ月は訳あって、母の代わりに私がお水や肥料をあげていたが、
ついついのつい、うっかりもうっかり、数日お水をあげ忘れて枯らしかけた、薔薇。
こんなにしっかり持ち直して、本当によかった。

「一つだけお願いがあります。私のことは嫌いでも、人間のことは嫌いにならないでください。」

そう声をかけておいた。
薔薇ももしかしたら、AKB48を蜂から噂で聞いたことがあるかもしれないし。
…なんか、こういう類のボケってすごく「BBAギャグ」って感じがするな。
嗚呼、今この瞬間一人でよかった。
一人でもスベってる気がする。

というようなことをやっている間も、
例の小鳥が何度もとてとてとやってきては、私が顔を向けるとバサバサと離れていくのを3回ほど繰り返していた。
その様子が本当に、私にちょっかいを出して楽しんでいる、という感じなのだ。

だるまさんが転んだ、の亜種を私を使って楽しむ小鳥。みたいな。
頭の中では、小鳥の顔がニヤッと笑う小学生に変換されたほどだ。

念の為に、私は小鳥の脳内に直接語りかけようと、ベランダの端を見つめる。

(実は、あなたは人間なのですか?)
(何かしてほしいのでしょうか?)
(ご飯食べますか?米粒くらいならありますけど。)

と念じてみた。
もちろん、返事もなかった。
そこからしばらく、二人(?)でぼーっとしていたら、数分後にどこかへ飛んで行ってしまわれました。

コンビニ前なんかで、大あくびをして昼寝をしている猫も怪しい、と私はふんでいる。
あやつらもかなり、「人間臭」を感じさせる。

個人的には、そう感じる瞬間って
同じ言語でないだけで、何かが通じ合ったというか、
感覚のチューニングがその動物と、たまたま合ったんじゃないかと思っている。
正確には、「そうだといいなぁ」と思う。

相手の動物も、
「お?こやつ実は鳥(猫)なんじゃない?」
と思っているかもしれない。


#エッセイ #日記 #鳥 #薔薇


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