ゲームレビューMount & Blade II: Bannerlord〜傑作。だが面白いゲームとはなんだろう

個人的に面白いマイナーゲームは少ないと思っている。そもそもゲームに詳しいわけじゃないが、面白いゲームというのは基本的に評価されるからだ。
ただ出会ったときの感動はひとしおといえる。
なぜ俺に誰もこのゲームを教えてくれなかったんだと叫びたくなる※1。だからあえて言わせてもらうとこのゲームは傑作だ。でも、初めてゲームをプレイするんですという人におすすめかと、言われれば少し難しい。自分の考えとしてはゲームとは、あくまでエンタメであり、エンタメである以上はじめての人にも子供でも大人でも楽しめるのが理想だと考えている。
それでも傑作とこのゲームを表現するには、面白さの根幹を説明する必要があるように感じる。
 ゲームの面白さとは
 面白いゲームの絶対条件とはなんだろうか。
代表的に言われるのは、シナリオがいいゲーム。これはまず初めに弾かれる。それは冷静に考えればわかることで。スーパーマリオのシナリオが素晴らしいという人間はいない。ではアクション性※2が高いゲームがいいのかと言われればそれは違う。なぜならゲームが必ずしもアクションである訳では無いからで当然のことと言える。このまま一つ一つしらみつぶして行くのもいいが、ここで考えを逆転させる。
ゲームの面白さの必要条件とはなんだろうか。そうするとさっきの結論と真逆のことがおきる。アクション性が高ければ、たとえストーリーがなくてもそのゲーム(マリオブラザーズなど)自体は面白いといえる。
シナリオに関していっても、ほぼ同じことがいえる。(しかし、今回は−といった虚数は例外の話)
要するにゲームとは掛け算ではなくて足し算なのだ。
 ではゲームの足し算とはどのようなものだろうか。私は以下のように考える
 1ゲームからプレイヤーに対しての情報の出力の面白さ
 2プレイヤーからゲームに対しての出力できる選択肢の面白さ
3出力された答えに対するリアクションの面白さ。
ゲームというものの本質は双方向性にある。例えば選択肢が一つもない一本のムービーだったらそれはゲームとは言わない。
 スーパーマリオがシナリオがないのに面白いと感じれるのは
1豊富なステージやギミック
2能力の豊富さと、どのタイミングでジャンプできるかなどの選択肢の豊富さ
3クリア難易度と機やポイントなどのシステム
にある。
ではMount & Blade II: Bannerlordで考えるとどうだろうか。
1文化や練り込まれた設定
2戦術戦略両方でかなり豊富で自由な選択肢
3プレイヤーと同様な豊富な選択肢を使ってくるai
 3つとも最低限の条件をクリアしているとほいえる。しかし、自分がこのゲームの3点が全て優れているとは全く思わない。このゲームは2番が一億点ゲームなのである。仲間の種類の多さ、スキル振り分けの豊富さ、国に仕えるか建国するか、戦うか逃げるかどの武器を使うか、騎馬隊として突撃するかファランクスの陣形で待ち伏せるか、高台を取って弓で撃ち抜くか、騎馬弓兵で機動力の暴力で囲んで射抜くか。
2番の要素だけでどんな名作とも戦えるのが傑作たる所以である。

☆4(やった方がいい)


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