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【プラネタリウム《星あかりの詩》感想文書】深淵のゆりかご

皆様こんにちは、肴矢三祈です。
初めましての方へ、さかなやさいのりと読みます。
先日、プラネタリウム作品《星あかりの詩》を観る為、千葉県にあります千葉市科学館へ行ってまいりました。
この記事では《星あかりの詩》と科学館自体についての感想をお話致します。

【注意!】
この記事を書いている人間は腐女子です。
市川蒼さんが惑星(ほし)の解説をされているプラネタリウムを観たい!
と言う煩悩に塗れた動機から観に行っています。
十分に気を付けてお進みください。

【開館時間】

家族と共に公共交通機関を乗り継いで行きました。
京成線の千葉中央駅から徒歩で6分ほど、きぼーると言う施設の中に千葉市科学館はあります。
7Fにミュージアムショップと企画展示室、そしてプラネタリウムがあります。
8F、9F、10Fが常設展示のフロアとなり、ショップと常設展示は19:00までの開館です。
この日の《星あかりの詩》は19:00の上映からと思って、建物に入ったのは17:50頃。
常設展示も観るならばじっくり観たかったので、一時間しかないこの日は常設展示は諦めてプラネタリウムが始まるまで7Fをうろつく事にしました。

常設展示もプラネタリウムも楽しみたい! と言う方は時間に余裕を持って入館しましょう。

【投影機】


7Fのプラネタリウム入り口手前に、黒い大きな投影機がありました。
半球と半球がくっついており、そこから長い筒がそれぞれ伸びている形のものです。
千葉市内で使用された二台目のプラネタリウム投影機で、約6500個の星が投影出来たとのことでした。
引退後とは思えぬ風格を持ち、静かに佇む姿は圧巻でした。

ちなみに現在使われている投影機は1037万の星が投影出来るそうです。
紫色のボディに小さめの球体と、ファンシーな印象の投影機でした。
こちらはプラネタリウム鑑賞後、退出するまでに少しだけ見ることが出来ます。

【零れ落ちる様な星空】


開場し着席していよいよ上映開始、の前に千葉市の星空を説明してくれます。
夏の大三角形やさそり座など、今の時期に見える星座の解説だったので季節ごとに内容が変わると思います。
途中アルタイル(夏の大三角形をつくる星の一つ)にあることを思い出して勝手に内心興奮していたりしましたが、そんな邪な心もすべて落ち着けてくれるのがこの冒頭解説です。
日の入りから夜へと変わり、それでも街の明かりで星が見えにくい状態から暗転。
満天の星空を観た瞬間、日頃失っていた感受性が一気に回復します。
この時、暗転の前に目を瞑るようアナウンスされます。
開いた時の星空の入り方が全く違うので、是非アナウンス通りに目を閉じて星空を待ってみてください。

こうして星の虜になってから《星あかりの詩》が始まります。

【四季折々の星たち】


《星あかりの詩》は千葉県内の各所で撮影された様々な風景と共に季節ごとの星が解説されます。
専門的に詳細な星の解説の作品ではなく、リラクゼーションやデトックス効果を感じられる作品です。
映像と共に市川蒼さんの優しい語りかけが、観る人の心をゆっくりと穏やかな世界へ誘います。

いつもはついちゃきちゃきと言葉や映像の意味を考える脳も、ただただ癒やしを受け入れる状態になっています。
視聴後の今になってあの時は無我の境地、悟りに到達していたのではと思う程に自然な心になります。
この状態で更に引き込まれる言葉がかけられていくので、やがて固定概念まで融解します。
視聴後は視聴前の自分に戻ることがありません。
それ程に柔らかくも激的な癒やし効果の作品です。
映像作品ですが、デジタルデトックスを感じられます。

日々に疲れている方、人生の命題に悩む方、星に浸りたい方。
この作品が与えてくれるもののすべては、言葉の感想ではどうしても伝え切れないのです。
是非その眼で、その身体で、体験してみてください。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます!

2024.09.08 肴矢三祈

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