ふかふかのベッドへ横になる。悩みごとあれこれは隅のほうへ追いやって。そうして深夜のラジオを聴く。あったかい。声をころして笑う。夜だから、真夜中だから、言っても許されるんだろうか、そんなことも思う。額にはりついた前髪をかきあげて、あかるい気持ちをからだじゅうに巡らせて、目を閉じた。