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毒親だとわかったのはひとに指摘されてから。

母親が毒親です。小さなときはのびのびと育ててくれたのかなって思ったけれど、冷静に考えるとそうではないってことがわかって、それもそれでつらい。

わたしは核家族だから、母方の祖母しか生きていない今、親が死んだらほぼ天涯孤独になる。
べつにそこは気にしていないからいいけれど。
だからわたしのことを理解してくれるのは親だけ、親であり友達、みたいな、そんな関係。だと思ってた。

子供に愚痴を云うのは毒親の特徴らしいです、毎日のように「大変だね」「そうなの? それはひどいね」って台本を読む女優になった気分の毎日。
それが仕事上の人間関係のこじれだったり、父の愚痴だったり、いろいろ。

母は支配系で、よく父は自分が中心でまわってる、横になりながらテレビ見てたらごはんがでてくると思ってる(まあ事実なんだけれど)、とよく愚痴ってくるけれど、母もその節がある。

あれは母が30代のころだから、わたしが小中学生のころかな。病的なほど毎日イライラしていて、そのイライラが伝わってくるのがすごく嫌で、「どうしてそんなにイライラしているの?」って訊いたことがあった。そのときはお決まりのように「更年期障害だから」と、病院にも行かずに云われ続けていた。当時のわたしはあまりよくわからなかったけれど、「障害」なら病院に行くべき、と1年くらいずっとずっと云い続けて、やっと行ったら、「あなたはまだ更年期障害じゃない、なるならもっと年取らないとならないよ」と云われたらしく、いつもバツが悪そうにしていたのをよく覚えている。

母は障害を盾にイライラを家族にあたっていたから、そうなりたくないと思っていた。

それでいろいろと大学時代を過ごして、母の言動で自分の気持ちが揺さぶられ続けて、疲れ果てた先に待っていたのは精神障害だった。

最初は家族に見えないところで服薬していました、見ると、そんな薬に頼るなとか、危ないとか、批判ばかりして、製薬会社の精神持ちは薬が必要だみたいなコラムも見せたけれど、当時は「で?」で終わって理解しようともしなかった。

いまはマシになったからそこはいいけれど。

その次は社会人になり自分のお金で買うコスプレ服や洋服に対してケチをつけるようになった。

こんなの買うの? また同じようなの買うの? どんだけコス服買えば気が済むの?

「わたしが働いたお金で買ってるからいいでしょう」って云うと、とても不機嫌になって「あっそ、勝手にすればわたしはもう知らん」。さっきまで散々に云ってきたくせに、いきなりゴミ箱に捨てるように、今までのセリフをなかったような物云いで、会話をシャットダウン。ここまでならまだまし。聞こえるくらいのぼやきがセットでくっついて、「なにかあるならちゃんと云って」って云っても余計に油を注ぐはめになるから、もう一生云わないと誓いました、勝手に。
だって余計にグチグチされるのだもの。

じぶんのお金くらい自由に使いたい。その願いすら叶わなくて、最近はネットショッピングにしている。届くたび「また?」って云われるけれど、その程度でおさまってくれるから。

週末のコスイベも、行くなの一点張り。
国がそう云っているから、だそうだよ。
なら仕事も休まなくちゃ割りに合わんよなあ。ちょっとよくわからない。そのボーダーラインが。

もちろん不特定多数のイベントで、誰が何持ってるかわからないところをあえて行くな、はわかるけれど、イベント自体もう行くのやめな、って云われたのは意味がわからない。宅コスで満足しなさいと。云われた。母はわからない、知らない分野=悪、いけないこと、怖いことだと認識しているようで、理解させようとこちらが努力しても、聞く耳もってくれないんだよね。

もうどうすればいいんだろ。
生きるのつかれたよ。

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