見出し画像

自動車を手放して、自転車ライフにシフトチェンジしたら、日常の行動範囲が広がりました

高齢者の自動車事故を見て、70歳を過ぎたら、免許返納をと言っていた夫が、車を手放すことを提案してきました。

66歳の夫には、まだその必要はないと思っていましたが、自分自身に運転の衰えを感じたのかな?
でも、まだまだ早くない?
意外な言葉に最初は驚きました。

夫は、去年の11月に脊柱管狭窄症の手術をしました。
入院中、事故で入っている患者さんたちと出会い、考えることがあったよう。

自動車事故で今後の人生、不自由な生活を強いられることになった患者さんと談話室で話すこともあったようです。

入院中にいろいろと考えているうちに、車を手放す意思が固まったのでしょう。

私としては、自動車を手放すのにはすごく、抵抗がありました。
かさばるものや重い買い物は、自動車があれば便利だし、雨の日の外出も自動車があれば、苦になりません。

でも、私は、ペーパードライバーで、夫にその気がなくなった今、なかなか引き留める、強力な理由もありません。
なくても、生活はできるのですから。

さらに、きれい好きの夫は、車を我が子のように大事にし、日々ピカピカにしていました。

退職後は、それが仕事とばかり、毎日、車のメンテナンスを頑張っていたのも、面倒くさくなったのかもしれません。

車があれば、近くの買い物でもついつい、車に頼ってしまい、運動不足に拍車をかけていたのも事実です。
今後の健康を考えれば、いい機会かもしれません。

それに、現地に到着しても、駐車場待ちに時間を費やしたり、駐車料金が思いのほか高かったり、かえって不便なことも否めません。

もし、又車のある生活をしたくなれば、今度は、車のレンタルで再開しようかと軽い気持ちでとりあえず車を手放すことにしました。

とは言え、車もなくなった今、徒歩や交通機関を利用してのみの外出となるとかなり、行動範囲が狭まってしまいます。

そこで、電動自転車をもう一台購入し、行動範囲を広げることにしました。

私は、自転車通勤をしていたし、街中にも自転車を利用して出かけていくことが多かったので、全く抵抗はありませんでした。

夫はほとんど自転車に乗ることがなかったので、どうかなと思ったのですが、意外にスムーズに自転車ライフを始めることができました。

電動自転車を自分の足にすると、体力もそんなにいらず、思いのほか遠くまで足を延ばすことができるのは、大きな利点です。
でも、車での移動に比べれば体力が必要なので、運動不足にはもってこいです。

今まで、日々の買い物は、私が自転車や徒歩で買いに行き、大売り出しの日などに車で出かけることが多かったです。

夫は、自動車好きな人ではなく鉄道マニアなので、他府県への移動には、JRなどの交通機関を利用していました。
考えれば、我が家の生活に自動車は、あまり活躍してはいませんでした。

現在は、日々の買い物も,共に出かけることが多くなりました。

今日は、おいしいウナギを食べたいから、少し遠出して、どこどこへ行こうとか、通り道にあるパン屋さんのクリームパンがこの間テレビで紹介されていたからと、自転車で探して購入したりと、今までにない楽しみ方ができるようになりました。

時には、満開の桜を目にして、スマホでパチリ。
足を止めて、駐輪することも手軽だし、目に留まったお店に入っていくのも思いのまま。
日々の買い物にすこし遊びの要素が入ってきたのです。
おかげでかえって、出かけることが多くなってきたように思います。

幸い、京都市内に住んでいる私たちは、観光するような神社仏閣も近場にあり、ガイドブックやテレビで紹介されるグルメや史跡も自転車で行ける範囲にそこそこ存在しています。

今まで買うだけで、眺めていただけのガイドブックを引っ張り出して、あれやこれと、考えを巡らせている今日この頃です。

こういった場所に出かけるのも、自電車のほうが、フットワークが良かったりして、最近、いろいろと行きたい場所が増えてきました。

まだまだ、行動範囲は近場ですが、だんだんと距離を伸ばし、多くの場所を訪ね、たくさんの思い出を作っていけたらと夢がふくらみます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?